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【成人発達心遊記】13417-13420:2024年10月16日(水)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指した成人発達コラボラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

13417: シャドーワークの大切さについての再考

13418: 即興性の効能/今朝方の夢

13419: 今朝方の夢の続き

13420: 後期密教の探究/本日の成人発達コラボラジオの振り返り


13417. シャドーワークの大切さについての再考  


時刻は午前6時を迎えた。辺りは静まり返っており、小鳥たちの鳴き声は聞こえず、今この瞬間は暖房も入っていない。静寂さに加えて、深い闇に包まれた朝の世界が目の前に広がっている。ここから夜が完全に明けるまでは後2時間ぐらい時間が必要そうである。深い闇の世界を楽しめば楽しむだけ、闇が明けた後の光の世界を楽しむことができる。それは人生の妙味と同じようだ。


昨日、Webメディアの「新R25」の編集長の渡辺将基さんと対談インタビューをさせていただいた。40代以降のビジネスパーソンの器の成長にとって大切なこととして、まずは視点取得能力を高めていくことをその中で言及した。そこでは触れられなかったものとして、自分のこれまでの人生の棚卸しを促進したり、価値観の枠組みを変容させるものとしてのサイケデリクスの摂取があることは昨日の日記でも言及していた。また、自我の境界線を溶解させ、自分を超えた存在と同一化するという意味での性の実践も昨日触れることはできなかったが大事なものかと思う。ロバート・キーガンの発達理論に基けば、彼の段階モデルの最後の段階の自己変容段階・相互発達段階というのは、自我の境界線が半透明なものとなり、自分の価値体系に縛られることなく他者と交流することができ、それを通じてお互いの成長を促進していく存在である。自我の境界線あるいは価値観の枠組みをセロトニンに介入することを通じて半透明化させるものとしてのサイケデリクスはやはり注目に値するし、同様の効果を引き起こす性的交わりもまた注目に値する。またどこかの機会でサイケデリクスや性的実践がもたらす成長効果についても言及したい次第である。それに加えて、昨日の対談で触れられなかったもう1つのことはシャドーワークの大切さである。シャドーワークは器の拡張にとって重要なだけではなく、拡張した器を社会の中で健全に活用していく上でも重要である。視点取得能力だけの高度化は、高度なフォースを獲得するようなもので、シャドーワークを並行して実践していなければフォースを誤った形で活用してしまう恐れがある。まさにそれが高度な能力を持った人がダースベーダーに陥る現象である。本来器を拡張させていく時には、器を構成する諸々の能力に共通した視点取得能力を高めながら、その能力を健全に発揮するためのシャドワークが合わせて重要になる。その点もどこか機会があれば言及したいところである。


さて今日は「成人発達コラボラジオ」の収録が午前10時から正午にかけてある。今日からエミリー・ナゴスキー博士の書籍を課題図書として扱う予定であり、今日取り上げる予定の第1章と第2章を改めて読み返しておこうと思う。ラジオの冒頭では昨日の対談インタビューの話を少しして、早田航さんの近況も伺ってみたいと思う。こうして即興性に溢れた対話の場が日々の生活の中にあることは嬉しい限りである。これかも自分が最も大切にするべきことは対話であり、対談インタビューの話は積極的に受けたいと思う。フローニンゲン:2024/10/16(水)06:17


13418. 即興性の効能/今朝方の夢  


今日と明日は少し暖かい日になるようだ。今の気温は8度だが、日中は18度まで上がる。ただし今日と明日は少し雲が多いようなので、ひょっとしたら太陽の温もりは感じづらいのかもしれないと思う。いかんせん午前6時半のこの時間帯は外が真っ暗で空の様子がわからないので何とも言えない。


先ほど朝の栄養補給のためのドリンクを作りながらいつものように“Something You Should Know”というポッドキャストを聴いていると、その中で即興ダンスが脳の健全化に効果的であるという研究結果があることを知った。これは実感としてあったもので、それが科学的な調査に裏付けられていることを知って、俄然即興ダンスに関心が湧いてきたところである。ちょうど今夜に、親友のメルヴィンと一緒にまた今月末に参加する予定のエクスタティックダンスのイベントのチケットを購入しようとしていたところだった。エクスタティックダンスはまさに、身体エネルギーや霊的エネルギーを活性化させるような音楽に乗って即興的にダンスをするもので、型に収められるのが嫌いな自分にとってはとても参加しやすいダンスイベントである。このダンスイベントには少数ではあるが高齢者の方も参加していて、高齢者ゆえに体を動かすのは限定的であっても、その人なりにダンスを楽しんでいる光景が見られた。人との会話が脳を活性化させるのに有効であるということも科学的な調査から明らかになっているが、おそらくそこにも即興性が関与しているのかもしれない。ダンスは身体の動きを通じてさらに即興性を発揮していくことから、言語優位の会話とはまた違った脳への良い効果があるのだろう。即興性をキーワードにして、引き続き日々の対話の実践や即興ダンスについて考察を深めてみたいと思う。


そのようなことを考えていると、今朝方の夢について思い出したことがある。夢の中で私は、風光明媚なリゾート地を車で走っていた。その車はとても小さく、遊園地のゴーカートぐらいの大きさだった。最初1人で車を走らせていると、後ろから2台ほど勢いよく走ってくる車があった。バックミラー越しに運転手を確認すると、2台とも自分と同じゴーカートぐらいの小さな車で、後ろにつけてきた車には数人の人がぎゅうぎゅう詰めで乗車していた。そしてその後ろを走る車には、あるインターネットメディアのジャーナリストの方が乗っていた。どちらの運転手も楽しそうに車を走らせており、彼らの笑顔を受けてこちらも自然と笑顔になり、さらに速度を上げようとしたところ、突然運転座席が反転し、そこからは自分は後ろを見ながら前に車を走らせていくことになった。その光景を見て、後続の2台の運転手の2人は驚きながらも笑っていて、私の車に近づいてくるようにスピードを上げた。海沿いを走る道はうねっていて、そのうねりに合わせて後ろを向きながらハンドルを切っていくのは至難の業であったが、それを楽しんでいる自分がいた。とは言え、何か運転を誤って海に転落しないようにすることだけは注意しようと思った。すると、2台後ろにいたジャーナリストの方の車が前の車を追い越し、私の車に接近して私に話しかけて来た。それは今度番組に出演する以来であり、私はその依頼を有り難く引き受けることにした。そのような場面があった。フローニンゲン:2024/10/16(水)06:46


13419. 今朝方の夢の続き   

 

時刻は午前7時を迎えたが、先ほどと全く空の様子は変わっておらず、朝の世界は深い闇に包まれている。そんな中、3日に1回の調理として黒豆の水煮の調理を始めた。今、鍋に弱火をかけてじっくり煮込んでいる。黒豆はヴィーガンの自分にとってタンパク質の大切な供給源の1つである。自分が日々摂取する中では最もタンパク質含有量が高いかと思う。いや、ヘンプパウダーの方が含有量だけ見たら高いかもしれないが、一物全体として考えれば黒豆がやはり一番タンパク質含有量が高いだろうか。その他には、オートミールやバスラマティライス、そしてブロッコリーなどが毎日食べている食材の中でもタンパク質が豊富に含まれているものと言えるかもしれない。黒豆の水煮が完成したら、バスラマティライスについても鍋を用いて炊いていこうと思う。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢にはまだ続きがある。もう1つ覚えているのは、見慣れない外国の街の中心にある高いタワーに登っていたことである。そのタワーの途中階のフロアを散策していると、屋上に向かうエレベーターが2台あって、片方がちょうどやって来たのでそれに乗ることにした。そのエレベーターには誰も人が乗っておらず、自分1人で屋上に行ける喜びがあった。ところがエレベーターがやって来たことに気づいた人がいて、遠くの方から日本語が聞こえてきた。顔は見えなかったが、その声から小中高時代の友人(YU)であることがわかり、彼とは仲が良かったが、彼をエレベーターに乗せるのが躊躇われたのですぐさま閉じるボタンを押して上に向かおうとした。するとうまくドアが閉まらず、私は慌てて反対側のエレベーターに向かうことにした。その友人は私が降りたエレベーターにやって来て、やはりそれはドアが閉じず、こちらのエレベーターに向かってきたが、もう1つのエレベーターはちゃんとドアが閉まり、無事に屋上に向かった。そのエレベーターは高級ホテルにあるような立派な内装になっていて、壁の窪みに絵画作品が飾られていたのと、そこに無料で飲めるミネラルウォーターのボトルがあった。その水をもらおうと思ったが、自分は水筒を持っていたので水は必要なく、そのまま屋上に向かった。屋上に到着してみると、そこには土産屋が広がっていて、欧米の子供たちが物欲しそうに品々を眺めていた。その土産屋に置かれている品物は煌びやかなものが多く、黄金色に輝いているものが大半だった。その土産屋の奥にミュージアムがあったので、そこに入ってみることにした。するとその入り口で、あるジャーナリストの方と遭遇し、その方と立ち話をしていた。何やらその方の知人の社会学者の方とセミナーを開催したところ、自分がその場にいないことをその社会学者の方はがっかりしたそうだった。どうやらセミナーの終わりに受け付けた質問のレベルが低かったらしく、その社会学者の先生は不満になり、不機嫌になったとのことだった。その先生は私がやって来て色々な話題について自由闊達に話をすることを心待ちにしてくれていたらしく、それを聞いて申し訳なく思った。何やら特殊な病気を患った人が特殊な能力を開花させ、その人の内面世界が実にユニークであり、その人の内的世界についてお互いに考えることを話し合うことをまず楽しみにしていたようだった。私はその先生の広い関心と同じぐらいの関心領域を持っていて、いずれの領域においても有意義な対話ができるだろうと思っていたので、ぜひ今度日を改めてお話をさせていただきたいと思った。その期待に包まれる形で今朝方は目を覚ました。フローニンゲン:2024/10/16(水)07:15


13420. 後期密教の探究/本日の成人発達コラボラジオの振り返り  


時刻は午後2時を迎えた。天気予報の通り、今日はうっすらとした雲が空を覆っており、太陽の姿は終始見えない。先ほど仮眠から目覚め、またスッキリした脳でここから夕食までの取り組みを進めていきたい。今日は午前中から正午にかけて、「成人発達コラボラジオ」の収録を行った。それまでの時間に今日取り上げる課題図書の該当箇所を読み、それでもまだ時間があったので性的実践を伴う後期密教についての学術書を読み進めていた。とりわけその学術書には目から鱗な記述が随所にあり、今後は唯識学の探究に加えて、同じく仏教の後期密教の探究に力を入れていきたいと思った。インドの後期密教は残念ながら日本には直接的には入って来ておらず、真言立川流などの流派はかつてあれど、日本の密教は基本的に玄奘三蔵が中国に持ち込んだ中期密教の方に影響を受けているかと思う。まさに空海が中国から日本に持ち帰ったそれが日本の密教の中心かと思う。チベット密教はインドの後期密教までもしっかりと包摂していったこともあり、今後はチベット語を学ぶことでチベット語の文献を読み解くことができたらこの分野の研究をさらに前に推し進めていけそうだと思った。当面は唯識学の研究を主だって行いながらも、それに並行して水面下ではチベット仏教におこける後期密教の研究をその根幹にある経典にまで遡って探究を進めていきたいと思う。

今日のラジオでは、エミリー・ナゴスキー博士の書籍“The Come as You Are Workbook: A Practical Guide to the Science of Sex”を取り上げたのだが、第1章を通じて自分の性器を含め、自分の身体を文化的に理想とされる身体イメージに惑わされないでありのままに愛していくことの大切さについて改めて考えていた。この書籍に掲載されているワークに沿っていくと、徐々に社会文化的な身体イメージの埃が祓われていき、自分の身体を愛でる感情が高まっていく体験をした。元々自分は自らの性器を含め、身体の部分に対して羞恥心はなく、むしろ身体への自尊心は高い方であったが、それがさらに育まれるような体験をしていた。このワークは継続して行っていきながら、さらに自らの身体を愛でることをしていきたい。第2章では性的快感に対するブレーキとアクセルが扱われており、まずは自分のブレーキとアクセルの度合いの現状を把握を行い、具体的にどのようなブレーキやアクセルがあるのかを特定していくことがエクササイズとして書かれていた。まだ完全に自分のブレーキとアクセルを列挙できているわけではないので、このワークについても時間を掛けて取り組みたい。この書籍は1回読むだけでは勿体無いので、最初から最後まで扱ったら、もう1度ラジオで最初から最後まで取り上げていくことも検討している。今は男性の視点でこのワークに取り組んでいるが、女性の視点もぜひ参考にしたいので、女性のゲストの参加も検討している。フローニンゲン:2024/10/16(水)14:29


Today’s Letter

A spontaneous dialogue and dance seem to have a magical power to enhance our being. Spontaneity is a fundamental principle of the universe. Once we embrace it, we can receive tremendous benefits from the universe. Groningen, October 16 2024

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