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【成人発達心遊記】13317-13320:2024年9月26日(金)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指した成人発達唯識ラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

13317: 「性」の文字の成り立ち/セクシャルウェルビーイングの重要さ

13318: 今朝方の夢

13319: 今朝方の夢の続き

13320: セクシャルウェルビーイングと性愛の発達領域について


13317. 「性」の文字の成り立ち/セクシャルウェルビーイングの重要さ


時刻は午前6時を迎えた。辺りはまだ真っ暗で、今の気温は13度である。いよいよ今日から秋が一気に深まり、日中の最高気温は上がらなくなる。今日は16度が最高気温となり、明日は18度まで上がるものの、それ以降は15度前後の日が続く。最低気温に関してもいよいよ10度を下回ってくる。今週末には7度まで下がる予報が出ている。こうして季節の変化を実感しながら、自らの取り組みを毎日少しずつ深めていこう。具体的な取り組みとしては、今は性愛学の書籍を中心に探究活動を行っている。近い将来そこに唯識学を関連付けていく予定であり、現在は唯識学の探究がひと段落ついているので、まずは性愛学の文献調査に特化し、自らもその分野における実践を心掛けている。唯識学は日々の観法行としての実践を行いやすく、性愛学も日々の人間関係や自らのセクシャリティと向き合うことが具体的な実践となり、それらも日々行いやすい。


昨日ふと、「性愛」の「性」の文字の成り立ちに注目していた。「性」という字は、立心偏を持つ。「忄」は「心」の字を立てて偏にしたもので、それに「生」を合わせて「性」の字が成立している。心を垂直に立てて生きること。心を立てて天に向かっていくことが性の真意なのではないだろうか。本来、性を通じて人間は心の垂直的な成長を実現させていくことができる。しかし現状はそうなっておらず、そこには性に関するタブーと性に関する知識の欠落がある。だが逆に言えば、それらを超克することを通じて私たちは、性を通じた垂直的な心の成長を実現できるはずである。そこに豊かな心の成長と人生を見る。


今社会ではウェルビーイングが多方面で叫ばれているが、そこにはスピリチャルウェルビーイングを加えていかなければならないし、さらにはセクシャルウェルビーイングを加えていかなければならない。ウェルビーイングを提唱する人たちの中で前者のウェルビーイングについては直接的に言及している人も多くいる。だが、後者のウェルビーイングについてはそれに直接言及する人はまだまだ少ないように見受けられる。ウェルビーイング業界・ウェルネス業界において、セクシャルウェルビーイングが直接的に扱われるのはもう少し先のことかもしれないが、その時代は必ずやって来るだろう。現代人が患う各種の精神病も根本を考えると、両親の性愛関係の乱れや自信の性愛関係の乱れが見られるのではないだろうか。性愛関係の不健全さが根幹となって、様々な精神病や心身の不調を招き、それが社会の乱れに繋がっているように思えてくる。そう考えるとますますセクシャルウェルビーイングというのは重要なものであり、この領域に対しても学問的にも実践的にも貢献していきたいと思う。フローニンゲン:2024/9/25(水)06:31


13318. 今朝方の夢 


午前7時に近づいてきて、空がようやくダークブルーに変わり始めた。この時間帯はまだまだ暗く、日の出は本当に遅くなったものである。来月末の最後の日曜日の明朝にサマータイムが終わる。それまで日の出はさらに遅くなり、日没が早くなっていく。サマータイムが終わって1時間ほど時間の調整があっても、そこからまた日の出の時間が遅くなり、日没が早くなる状態が続く。それは自然の流れであるから、それをあるがままに受け止めていこう。とは言え、午前7時を迎えてもまだまだ暗いというのは、若干気持ちに影響を与えるものである。日照時間が心に与える影響は馬鹿にできないため、その点にも配慮した暮らしぶりを意識していこう。


ダークブルーに変わり始めた朝空を眺めながら、今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、かつて働いていた帰国子女向けの進学塾にいた。ちょうど学期が変わり、新しい講座を設けることになって、私はTOEFLの講座を担当することに手を挙げた。しかし私は数学の先生としてそこで勤務していたので、SATの数学セクションの対策講座をすでに任せてもらっていて、それ以上高校生向けの講座を受け持つことには上司が納得していないようだった。しかし、塾の中でTOEFLを一番受験してきたのが自分であり、自分が最も高得点を取得していたこともあって、上司を説得しようとした。するとその説得に上司は折れてくれたのだが、改めて自分は本当に引き続き塾で講師として働きたいのだろうかという問いが立った。もちろん塾で子供たちと学び合うことには充実感があったが、そこで教えられている内容はやはり受験向けのものであり、そこに違和感を感じ始めている自分がいた。もちろん日々の授業の中では、受験に向けた教材であっても楽しく面白く教えるように工夫をしていて、生徒たちもそれを楽しんでくれているようだった。しかし、根幹部分に受験突破という目標があることが何か学びの大切な点を邪魔しているように思えて仕方なかったのである。そのような違和感を抱えながら生徒たちに教えることはできないと思い、新しい講座を持つことはやはり控えようと思った。しかし、TOEFLのライティング対策であれば、ライティングを通じて受験以外の知識や考え方を伝えることができると思ったので、ライティングに特化した講座を作ってもらい、それを担当することには意欲的だった。また、この塾の講師陣は海外大学院への留学経験がある人が少ないことから、TOEFLよりもIELTSの方が合っている生徒たちが存在することに無自覚のようだったので、IELTSの対策講座も新しく作ることを提案した。上司はその提案を真剣に検討してくれるとのことで、提案した甲斐があったと思った。


どこかこの夢は、実際に自分が帰国子女向けの進学塾で経験した葛藤を思わせる。また、今仮に同じ立場にあったら同様の葛藤を抱えるだろうと思われた。日本から受験というものが無くなれば、どれだけ子供たちの幸福度が上がるだろうかと考える。完全に無くすことが難しかったとしても、今のような受験制度ではなく、小中高という長い学業期間においてそれぞれの生徒たちが自分の好きなことを見つけ、それを突き詰めていくことができ、そこで培ったことを通じて大学に入学できるような制度が生まれれば、どれだけ子供たちが幸福に幼少期・青年期を過ごせるだろうか。結局そこでの幸福感が大人になってからの幸福感に繋がっていくのではないかと思う。当然ながら制度をいじるだけでは根本的な問題は変わらないため、教育にまつわる思想や価値観の変容が急がれるところである。オランダの子供たちの様子を見ながら、そのようなことを思わざるを得ない。フローニンゲン:2024/9/25(水)07:08


13319. 今朝方の夢の続き   

 

時刻は午前7時半を迎えた。この時間帯になって、ようやく辺りがうっすらと明るくなってきた。それに呼応する形で小鳥たちが囀りを上げ始めている。その清澄な鳴き声に耳を傾けながら、今朝方の夢について振り返っている。覚えている場面として、空を飛びながら外国の街を移動する場面があった。おそらく欧州のどこかの国だと思うが、それがどこの国かは判別が付かず、低すぎず高すぎずの高度を維持しながら街を見下ろす形で空を飛んでいた。すると突然、自分の身体が瞬間移動して、見慣れない会議室の中にいた。そこには自分と同い年ぐらいのアメリカ人の男女2人がいた。彼らと映画の話をしており、主人公が数学者の男性と言語学者の女性の映画の話題を自分が取り上げた。その映画のタイトルが喉元まで出かかった所で、2人は口を揃えて“Arrival!”と叫んだ。2人が述べた通り、その映画“Arrival (2016)”で、彼らもその映画を一押しのものにしているようだったので、そこからは具体的にどのような点がその映画の魅力なのかについて話し合った。そのような夢を見ていた。

昨日は恐竜が出てくる印象的な夢を見ており、今日は教育と映画に関する夢を見ていた。教育に関係する夢は時折見るが、映画を題材にした夢はあまり見ない。とりわけ今朝方に見ていた夢の中の映画は、地球外生命体とのエンカウンターものであり、昨日の恐竜と同様に、自分にとっては未知なるものがモチーフになっていた。どちらの夢についても、そうした未知なる存在に自分の心はオープンであり、未知なるものとの遭遇を歓迎している自分がいる。自分の心の奥深くにいる恐竜と地球外生命体。それはかつてのシロシビン・セッションを通じて得られた直接体験や超越的洞察を結びつくものがある。自らのDNAに何かしらの恐竜がいて、何かしらの地球外生命体がいること。それについてはもはや疑うことができないほどに何か確信めいたものがある。肉体的DNAだけではなく、阿頼耶識として受け継がれた精神的DNAの中に、それらの存在があることがありありと感じられる。そうした体験がかつてのシロシビン・セッションの最後の方にあったことを思い出す。この夏まで行っていた体系立ったシロシビン・セッションは、そこでもたらされた奥深い真理の開示がこうして時の発酵過程を経て少しずつ気づきの実りをもたらしている。この秋、そして冬は、これまで積み重ねてきた真理に触れる世界の体験の洞察がより深化していく時期になることを予感させる。フローニンゲン:2024/9/25(水)07:42


13320. セクシャルウェルビーイングと性愛の発達領域について  


時刻はゆっくりと午後5時に近づいている。先ほど成人発達コラボラジオの収録を終え、部屋やトイレ掃除、さらには浴槽の掃除をした。今日のラジも前回に引き続き2本立てとなり、ラジオのパーソナリティのお相手の早田航さんとお互いの関心領域について対話を深めていった。航さんがおしゃっていたように、対話がエネルギーの器を作り、語り合うことを通じてまたお互いの存在に新たなエネルギーが流れ込んでくることを実感させてくれる回だった。そもそも言葉の1つ1つが実存的な、そして霊的なエネルギーの器となり、言葉を発することで新たなエネルギーがそこに流れ込んできて、それが私たちのビーイングに影響を与えてくる。言葉と存在、そして対話について考えを深めさせてくれる体験があった。


ラジオの中でも話題となったが、様々な領域のウェルビーイングを提示するウェルビーイングの輪の図を見てみると、そこには経済的なもの、環境的なもの、知的なもの、職業的なものが半分を占め、残りの半分は身体的なもの、社会的なもの、感情的なもの、スピリチャルなものが占めている。今個人的に注目をしているセクシャルウェルビーイングは、後半の半分の領域の全てと関係を持っていることがわかる。セクシャルウェルビーイングとして単独で扱うことも重要であるし、それら半分の領域との関係性で捉えることも重要であろう。その他にもよりシンプルなものとして、身体的・精神的・社会的な3つの側面からウェルビーイングを捉えていく考え方もある。そこでもセクシャルウェルビーイングはそれら3つのベン図が重なる部分に該当する。全人格的なウェルビーイングを実現していく際に、性的なものや性愛を扱うことは不可欠であることがここからも窺える。今後のラジオでは、性愛に関するお互いの発達領域を伸ばしていくこと、お互いのセクシャルウェルビーイングを高めるような内容にしていきたいと話し合った。今夜早速、今後のラジオで対話の材料とする課題図書を航さんに紹介しておきたいと思う。フローニンゲン:2024/9/25(水)16:51


Today’s Letter

The well-being diagram includes financial, environmental, intellectual, occupational, physical, social, emotional, and spiritual aspects. Where does sexual well-being fit in? I believe it should have its own distinct place in the diagram and interact with other dimensions of well-being. Now is the time to focus on and deepen our understanding of sexual well-being Groningen, September 25 2024

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