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【成人発達心遊記】13126-13130:2024年8月16日(木)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指した成人発達唯識ラジオの配信をしています。


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タイトル一覧

13126. 命と人生の有限性を考えながら

13127. 今朝方の夢

13128. 今朝方の夢の続き

13129. 大海原としてのリアリティと目覚め

13130. ゴヤのビール作り/今日のトレーニングを振り返って


13126. 命と人生の有限性を考えながら   

 

時刻は午前6時を迎えた。辺りはまだ随分と薄暗い。そんな中、1羽の小鳥がキッチン側の木にやって来て鳴き声を上げ始めた。昨夜もまた雷が伴う雨が降った。一昨日の夜の雨に比べれば雨量は多くなかったが、それでも地表の気温を下げるには十分であった。早朝の今の気温は18度であり、少しばかり靄がかかっている。それがこれからゆっくりと晴れていき、今日も午前中は晴れに見舞われるようだ。一方、午後からは曇りになるようで、それでも気温は25度まで上がる見込みである。明日は最高気温が22度となり、非常に涼しくなる。以後も20度前半の気温が続き、最低気温もいよいよ10度前半の気温になっているのを見ると、夏は終わりに差し掛かり、秋の到来かと思う。今年の夏はとりわけ短く感じられた。そんな儚い夏を満喫することができたことは喜ばしいことである。今年の夏はどこにも旅行に出かけず、フローニンゲンで一夏をずっと過ごした。あと何回フローニンゲンで夏を過ごせるだろうか。そのようなことを考える。


昨夜ふと、自らの命の有限性について考えていた。この人生の有限性への明確な意識がそこにあり、これからの人生をどのように生きるべきなのかについて考えさせられていた。結論はさほど目新しくもなく、日々をとにかく充実して過ごすことであり、他者や社会のために尽くすことが考えられた。良き人生とは自分だけが楽しむのではなく、取り巻く他者に楽しさを感じてもらいながらその輪を広く社会に展開させていくことかと思う。小乗的ではなく、大乗的な生き方をやはり理想とする自分がいる。楽しさも喜びも自分だけで閉じていてはならない。それはどこかで限界をもたらし、孤独感をもたらすことさえあるかもしれない。自分だけが楽しさや喜びを感じるのではなく、できるだけ多くの人にそれを感じてもらえるように取り組むこと。そんな活動に従事しながら人生を最後まで満喫できれば幸いである。自分はあと何回夏を経験できるのだろうか。人生の有限性を思うと、それもまた有限なのであり、実はそれほど回数として多くないことがわかる。1つ1つの季節が自分の人生においてとても貴重になって来たことを感じる。ここからの人生でどれだけ善業を積んでいくことができるだろうか。それいかんによって再び自分の阿頼耶識は人間の肉体と人間の環境世界を持って生まれ変わるだろうか。それとも輪廻の輪から解脱するだろうか。はたまた動物や昆虫などに生まれ変わるのだろうか。それを決めるのはこれからの自分の意志と行動次第である。そのようなことを考えながら夢の世界に向かって行った。フローニンゲン:2024/8/15(木)06:28


13127. 今朝方の夢     


辺りはまだ薄暗いが、小鳥たちの澄み渡る鳴き声がとても心地良い。それはどんな音楽よりも美しく響く。清澄な朝の世界に鳴り響く小鳥たちの美声は、心を深く安らかにしていくれる。また、世界そのものを浄化してくれているかのようにさえ思う。今、朝の空気の入れ替えをしており、冷たい空気が部屋の中に入ってきて大変心地良い。昨日の朝は一昨日の34度に到達する真夏日の影響で熱気があったが、今日の室温は快適である。一昨日の気温と明日の気温を比較すると、最高気温で12度も差があるので、この落差には驚かされる。また、気温の変化の激しさゆえに体調管理には気をつけたい。今のところの天気予報を見る限り、一昨日の真夏日をもって夏の命は終わり、秋の命にバトンを渡した感じである。

今朝方の夢についていつものように振り返っている。夢の振り返りは、深層心理を理解することや心の浄化を実現することのみならず、想像力を刺激し、それを育むことも促しているように思える。夢の振り返りはそのように様々な効能をもたらしてくれるものに感じられる。


夢の中で私は、大学のOB・OG会の案内に関するメールを受け取っていた。そのメールの差出人は、所属していたフットサルサークルの1学年上の先輩だった。先輩からの案内を受け、懐かしくなったのと喜びの気持ちが相まって、そのメールに返信する形で送り先の全員にメールを送った。本来はBCCによる一斉メールに対して返信をしても、差出人にしか返信されないが、自分の返信メールはどうやらBCCの全ての人に返信されるようになっていた。それを見越して、きちんとしたメールを送ることにした。すると後日、OB・OG会の場でその先輩から返信したメールの意図について尋ねられた。自分としては多くの人にOB・OG会に参加して欲しいという思いから送ったメールだったので、その他に特に意図はなかったが、先輩は自らのメールの中の考えを補足するような考えを自分が持っていたのではないかと考えていたようだった。そのような深い意図はないことを説明していると、同じサークルの他の先輩が数人やって来たので挨拶をした。いざ実際の会が始まると、3人ほどの見知らぬOBがパソコンを立ち上げて、実際の会に来れなかった友人とZoomで接続して会話をし始めた。するとすでに酔いが回り始めている3人はそれぞれ英語で話をし始めたので驚いた。3人の中の1人は比較的流暢な英語を話していたが、あとの2人は単にノリで英語を話しているだけのようだった。実際にその2人は詰まりながら英語を辿々しく話していたが、笑顔が絶えず楽しそうであった。そんな様子を眺めていると、夢の場面が変わった。


その他に覚えている夢としては、見慣れない海岸の一角で幾人かのスポーツ選手と有名人たちとゲームをして遊んでいたことである。そのゲームはアクロバティックなもので、海岸に人工的に作られた大きなスロープをバイクで下っていき、バイクを手放してジャンプをし、反対側のスロープに着地するというものだった。早速数人のスポーツ選手や有名人が挑戦してみたところ、誰一人として綺麗に反対側に着地した人はいなかった。そこで登場したのがある有名な男性の歌手の方だった。その方は運動神経が良さそうに思えたので期待が掛かった。勢い良くバイクを走らせ、反対側に向かってジャンプをしたところ、ジャンプの距離が足りずそのまま下のプールに落ちていくかと思いきや、一瞬宙で止まって再び上昇したが、結局下のプールにドボンと落ちた。プールに落ちたその方は幾分悔しそうにしていたが、満面の笑みだった。このゲームはいったい誰が成功させるのだろうかと思っていると夢の場面が再び変わった。フローニンゲン:2024/8/15(木)06:53


13128. 今朝方の夢の続き 


今日は空にうっすらとした雲がかかっていて、朝日を拝むことができていない。天気予報を見ると、午前中は晴れのようなので、ここから少しずつ雲が晴れていくことが期待される。小鳥たちの囀りを聞きながら、今朝方の夢の続きについて振り返っている。


夢の続きとして、地元の海に似たような場所で、元メジャーリーガーの有名な方を含め、数名のアスリートと俳優の方たちと一緒に砂浜で日光浴をしながら食事を楽しんでいた。食事を終えて少し休憩した後に、沖に出て海の飛び込んで水浴びをしようということになった。水浴びをするのであればわざわざ沖まで出る必要もないと思ったが、元メジャーリーガーの方がリーダーのように場をしきっていて、みんなその方へ信望を寄せていたので彼の提案を受け入れて沖に行くことになった。沖に行くためには船に乗る必要があり、小型船が向かって右側の岬の向こうに停泊しているとのことだったのでそちらに向かった。そこに向かう途中に私は、波打ち際に行って足を着け、そのまま浅瀬に向かってそこで少し泳ぐことにした。正直なところ、沖に行きたくない自分がいた。というにも、そこは瀬戸内海とは言え、ひょっとしたらサメが出るかもしれず、それを恐れていたのである。なのでわざわざ沖に行かなくても浅瀬で十分に水浴びができることをみんなに暗に示すかのようにして浅瀬で泳ぎ始めたのであった。しかし自分の姿を見ていたのはごく僅かで、その他の人たちはさっさと岬の方に向かって歩いていたり、一度旅館に戻って荷物を取りに帰ったりしていた。岬に到着すると、そこから船が止まっている向こうの海岸に出るためには崖沿いを歩いていく必要があった。そこは人が1人歩けるか否かの非常に狭い足場で、みんな慎重にそこを歩いていた。足場が狭く危険だったにも関わらず、自分以外の人は沖に出て飲むための酒の一升瓶を持っていたので驚いた。片手に一升瓶を持ち、もう片方の手で崖を触りながらみんな前に進んでいた。彼らが一升瓶を持っている姿を見ながらふと、自分は何か飲み物を持って来ただろうかと思った。すると自分は何も飲み物を持って来ていないことに気づき、その状態で沖合に出ると飲むものがなくて脱水症状になることが想定されたので、戻って水のボトルを持ってくることにした。崖の道を引き返し始めていると、そこで小中学校時代の双子の友人の兄の方と出会った。彼もこれから船に乗って沖合に行くことを望んでいるらしかったが、彼も手ぶらだった。それを心配して飲み物について尋ねようと思ったら、彼は足を滑らせて崖の下に落ちてしまった。幸いにも崖から海までの距離は10mほどでそれほど高くなく、海に岩などもなかったので、彼はドボンと海に落ちて無事のようだったのでホッとした。自分も海に落ちてしまうかもしれないことを危惧しながらもなんとか再び砂浜に出て、飲み物を取りに帰ろうとしたところで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2024/8/15(木)07:21


13129. 大海原としてのリアリティと目覚め 


今日は午前10時に時を知らせる鐘の音が鳴った。午前11時に鳴ることが多い教会の鐘の音は、今日は先ほど聞こえてきた。早朝に空を覆っていたうっすらとした雲はだいぶ晴れているが、朝日が差し込むことはほとんどない。遠くには青空が広がっているが、自宅の上空には白い雲があって、それが太陽を遮っている。今の気温は21度であり、とても涼しく快適である。そんな中で、阿頼耶識の大きな流れについて思いを馳せていた。今世の業に応じて阿頼耶識が来世でどこに相続されていくのか。それは人間界に相続されるのか、それ以外の世界に相続されていくのか。そうしたことに思いを馳せながら、魂の存在を否定しながらも阿頼耶識が輪廻の主体だとする唯識の思想について色々と考えさせられていた。リアリティは全体として大海原であり、自分の阿頼耶識はその大海原の流れの一部である。その流れを規定しているのは自らの業であって、流れが次にどこにいくのかは現世における自らの行い次第である。仮に輪廻転生の流れから脱却できた場合には、阿頼耶識の流れは次に相続されない。それは自らの阿頼耶識が大海原に還り、一体となるようなイメージだろうか。そうしたことを考えていると、夢の世界もまた大海原のように思えて来たのである。夢の世界も絶えず大海のように流れている。日常の意識において時折その大海に入って過去に見た夢を思い出すことがある。その情景に関する記憶もまた阿頼耶識に種子として格納されていて、種子が発する習気がある。そんな種子が夢から目覚めた意識状態においても現行することがあるし、ふとした時に夢の記憶の習気に触れる瞬間がある。日常意識と夢見の意識の統合が深まりつつあることを実感する。それを促しているのは日々の夢日記の執筆であり、先般まで体系的に行なっていたシロシビン・セッションであろう。それら2つが両者の意識の統合を促進している。その統合が進めば進むだけ、現実の眼を通して夢を見るだけではなく、逆に夢の眼を通して現実を見ることができるようになって来ている。それは夢の如し現実からの目覚めを促す。現実がまるで夢や幻の如くであって、それをマイナス記号で表し、夢を見通す眼もまたマイナス記号で表すと、マイナスとマイナスを掛け合わせることでプラスの記号で表される現実世界への目覚めが実現されていく。そのような現象が今着実に自分の身に起こっている。朝の世界に鳴り響く教会の穏やかな鐘の音を聞きながらそのようなことを考えていた。フローニンゲン:2024/8/15(木)10:18


13130. ゴヤのビール作り/今日のトレーニングを振り返って 


時刻は午後5時を迎えた。今、涼しげな夕方のそよ風が吹いている。今日は結局26度まで気温が上がったが、それくらいの気温はとても快適で、午後にジムに行く際には大変心地良さを感じた。先ほどジムから帰って来てシャワーを浴びて今に至るが、夕方の世界はとても穏やかだ。明日の早朝には雨が結構な量降るようで、一気に気温を下げてくれるだろう。


ジムから自宅に戻ってくると、自宅の門の下から何やら液体が流れて来ており、門を開けると、そこには6月に新たに引っ越してきたゴヤがいた。先日も自家製のビールを作っている最中だったが、今日もまた新たなビールを作っているようだった。容器が違うので別の品種のビールを作っているのか尋ねたところ、そのようで、ドイツの伝統的なビールを作っているとのことだった。発酵は10日ほどで、完成までおよそ5週間かかるらしい。5週間後に姉の結婚式があるらしく、それまでに間に合わせるように懸命にビールを作っているとのことだった。原材料費を尋ねてみると、90リットルのビールに対してわずか20ユーロの原材料費とのことだった。もちろんビールを作るための労働費を本来は計算に入れなければいけないが、市販で90リットルものビールを購入するとどれくらいの金額がかかるのだろうかと想像し、随分と経済的な形でビールを自分で作れるものなのだなと感心した。ゴヤの家にはお手製のバーテーブルもあり、それも自分で作ってしまうほどに彼は器用だ。ゴヤの器用さに感心して自宅に戻ってきた。


今日のジムでのトレーニングを振り返ってみると、ジムの中の温度は25度に満たなかったが、途中からは随分と汗をかいた。ここのところは心肺機能を鍛えるようなメニューも組み入れていることもあり、運動量が多く、その分汗もかいたのだと思う。来週の月曜日と木曜日はどちらも最高気温が23度なので、今日よりも涼しく、発汗量もさほどではないだろう。9月に入ってくれば、汗をかくことも徐々になくなり、より快適にトレーニングに打ち込めるはずである。今日のトレーニングでは、まだ完全に筋肉痛が癒えていない大臀筋をさらに追い込んで鍛えていった。ブルガリアンスクワットは最も好むメニューの1つであり、ダンベルを持ちながらかなりの回数をこなして追い込んでいった。ここから月曜日までは中3日間の休養時間があるので、木曜日は月曜日以上に追い込んで鍛えることができる。集中的に追い込んで鍛えた箇所は大臀筋、大胸筋、ハムストリングなどの大きな筋肉で、その他の部位はそれ相応の負荷量と回数で鍛えていくことにした。こうして今年の夏は体を鍛え、唯識学の探究に明け暮れる形で終わりを迎えようとしている。フローニンゲン:2024/8/15(木)17:14


Today’s Letter

Reflecting on my dreams helps me better understand the deep realms of my consciousness. It also purifies my mind while stimulating and developing my imagination. Uncovered dreams are seeds for further self-exploration and self-discovery. That’s why I keep a dream journal every day. Groningen, August 15, 2024

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