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【成人発達心遊記】13096-13100:2024年8月8日(木)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指した成人発達唯識ラジオの配信をしています。


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タイトル一覧

13096. 天気予報がもたらす安堵感/真理を見通す智慧の獲得に向けて

13097. 今朝方の夢

13098. 今朝方の夢の続き

13099. 唯識学と心理学の佳境に向けて

13100. 社交場としてのジムの意義


13096. 天気予報がもたらす安堵感/真理を見通す智慧の獲得に向けて


時刻は間もなく午前6時半を迎える。ここのところは日の出がめっきり遅くなり、この時間帯はまだ辺りが薄暗い。本格的な日の出はもう少し後のようだ。今日はそもそも空に雲がかかっているので、日の出の瞬間を拝むことはできないかもしれない。天気予報を見る限りだと、午前9時頃には雲ひとつない快晴に恵まれるらしいので、朝日を拝むのはその時を待つ必要があるかもしれない。今の気温は17度、今日の日中の最高気温は23度なので大変過ごしやすい1日になるだろう。今日は午後にジムに行ってパーソナルトレーニングを受けて来るが、23度ぐらいの気温であれば暑さを感じることなく、トレーニング中も汗が少しばかり滲むぐらいで済みそうである。トレーニングをするには最適な気温かと思う。こうして飽きもせずに毎朝天気予報を眺めているのも、天気そのものが変化に富んでいて、その変化を見ることが楽しいからかもしれない。『グッド・ドクター 名医の条件』というドラマの主人公ショーンは自閉症とサヴァン症候群を抱えていて、彼が最も気が休まるのは天気予報の番組を眺めていることだったことをふと思い出す。ショーンと同じように自分も毎朝天気予報をインターネットの画面越しに眺めていると妙に落ち着く。またその日1日が変化に富んだものであることにワクワク感を覚える。昨日とはまた違った新たな1日が始まるという感覚。その感覚が喜びをもたらしている。


真理の上に立てられた自己と諸存在。自己を含む全ては真理の上に打ち立てられている。ひょっとしたらそこには、真理の上に意識を立て、意識の上に言葉を立てた上で諸存在を立てるという階層構造があると言えるかもしれない。いずれにせよ、全ての存在の基底には真理がある。全ては真理に貫かれた存在なのだ。何一つとして真理に貫かれていない存在はない。ゆえに存在との出会いは真理との出会いとなる。もちろん存在と出会ったことが直ちに真理との出会いをもたらさず、私たちは存在を貫いている真理を見る眼を持つ必要がある。まさにその眼こそが智慧なのだ。真理を見通す智慧の獲得に向けた鍛錬はまだまだ続いていく。真理を見通す智慧を獲得することを通じて煩悩を焼き尽くしていく。悟りの障害となるものを焼き尽くすのは智慧である。そこに慈悲が加わったら、どれだけ素晴らしいだろう。智慧と慈悲に満ちた人生の実現に向けて、今日もまた自らの取り組みを一歩前に進めていこう。コップの水が溢れ出る瞬間はいつか突然やって来る。フローニンゲン:2024/8/8(木)06:37


13097. 今朝方の夢


朝の世界に鳩の鳴き声がこだましている。その鳴き声を聞いていると、今朝方の夢の中で、犬を飼い始めた友人が出てくる場面があったのを思い出す。その友人はすでに一匹ほど犬を飼っていたのだが、新たにもう一匹違う品種の犬を飼うことにした。その犬を紹介してもらったのだが、正直なところ表情があまり可愛らしくない犬で反応に困った。顔全体が長細く、スリッパのような形をしており、表情に愛嬌がなかったのである。友人がすでに飼っていたもう一匹の方はとても可愛らしい小型犬だった。友人がなぜ新たにあまり表情が可愛らしくないその犬を選んだのか理由を聞いてみたくなった。そこで夢の場面が早々と変わった。


それ以外に覚えている場面として、薄暗くなり始めた夕方の終わりに道を歩いていて、そこで誰か知り合いの女性と遭遇して立ち話を始めた場面がある。話の中でふと、彼女が2枚のカードをポケットから取り出して私に見せてくれた。それは最先端テクノロジーによって作られたカードのようで、カードの表面には映像の再生ボタンがあり、そこには映像が静止した状態で映されていた。カードを受け取って早速再生をしてみると、突然その映像の世界の中に自分が入り込んだ感覚があった。先端的なVR技術なのか、映像の世界の中に突然入り込んで、目の前にはその映像の世界が展開されていた。夏の夜の祭りの光景が目の前に広がっており、道ゆく人たちは手に灯りを持って歩いていた。人々は行列を成していて、光り輝く行列の進行に思わず息を呑んだ。しばらくぼんやりと行列の行進をただただ眺めていると、もう1枚のカードの中にも入ってみたいと思った。なのでカードの中の世界から一旦外に出て、もう1枚のカードの中にも入ってみることにした。もう1枚のカードの世界は西洋の城が舞台になっていた。時代は近代で、近代の城でパーティーが開かれており、その中に自分は入っていった。豪華絢爛な城とパーティーの様子に眼を奪われながら、その場にいる人たちの楽しそうな姿を眺めているだけでこちらも楽しい気分になっていた。そのような場面があった。


その他にも、突然チェロの演奏に目覚め、チェロを購入してチェロの演奏に励もうとしている場面があったのを覚えている。脳内に絶えずチェロの響きがあって、その響きを実際のチェロを通じて表現したいと思ったのである。チェロの太い響きが自分の内側の何かを刺激しており、チェロの音色を求めている自分がいた。フローニンゲン:2024/8/8(木)06:52


13098. 今朝方の夢の続き 


時刻は午前7時を迎えた。辺りはまだ薄暗く、ひんやりとした朝の世界が広がっている。今日も快適な気候の中で自らの取り組みに従事することができることに感謝したい。恵まれた気候の恩恵を受けながら、智慧と慈悲の涵養をとにかく着実に進めていこう。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、まだ覚えている場面があるのでそれについても振り返っておきたい。夢の中で私は、大学時代にサッカーサークルを通じて知り合った友人の家に訪れていた。彼は大学卒業後、有名な広告代理店に入社し、高級取りであった。そうしたこともあって都心の高級マンションに彼は住んでいた。高級マンションといってもそこはタワーマンションではなく、4階建てのこぢんまりとしたマンションだった。外観は落ち着きがあり、セキュリティもしっかりしていて好印象を与えるようなマンションだった。彼の部屋は最上階にあり、仕事終わりの彼の部屋を訪れた。早速部屋に上がらせてもらうと、玄関に置かれていた2台のマウンテンバイクに目が止まった。彼が自転車好きとは知らず、その2台のマウンテンバイクはかなり本格的なもので、値段もかなりのもののように思われた。2台のマウンテンバイクについて尋ねると、彼は嬉しそうな表情を浮かべてマウンテンバイクについて話をしてくれた。どうやら社会人になって始めた趣味らしく、休日はマウンテンバイクに乗って都心を離れてリラックスしているらしかった。そんな話を聞いていると、突然彼の家に見知らぬ女子高生が1人やって来た。彼の妹かと思ったが、彼には兄しかいなかったはずなので誰だろうと思った。すると突然瞬間移動して、彼女と私は学校の教室にいた。どうやらそこは高校のようだったが、見慣れない学校であった。しかし私はそこの生徒のようで、教壇に立っていた先生から先日行われた模試の結果を返してもらった。自分の成績はすこぶる良く、彼女もなかなかの成績を収めているようで、私と彼女は学年の一位と二位のようだった。結果を返し終えた先生はそこから模試の結果の感想について生徒に尋ねた。他の生徒は全て日本語で受け答えをしていたが、私に尋ねられた時には英語で回答した。すると先生も他の生徒たちも驚き、少し当惑しているようだった。その次に回答したのは彼女で、彼女もまた自分に続いて英語で答えた。私はこの高校にいる間は、全ての授業で英語を話して過ごそうと思っていた。それは自らの英語力の強化につながるだろうし、高校卒業後に海外の大学で学ぶことにも役立つだろうと考えていた。この高校はあくまでも未来に向けた通過点であり、先生や他の生徒がどう思おうが、自分の力を伸ばすことを最優先にして日々を過ごそうと固く誓っていた。そのような場面があった。フローニンゲン:2024/8/8(木)07:24


13099. 唯識学と心理学の佳境に向けて  

 

午前中の穏やかな時間がゆっくりと過ぎている。早朝こそ空が曇っていて朝日を拝むことはできなかったが、この時間帯は見事な朝空が広がっていおり、輝く朝日を拝むことができている。今日は最高気温が23度までしか上がらないので、本当に清々しい1日になるだろう。

先ほどふと、自分がアメリカのジョン・エフ・ケネディ(JFK)大学で統合心理学を修めたことの意味について閃くものがあった。現在探究を深めている唯識学は、人間の深層心理を含めた心に関する実に包括的かつ深い理論体系を持っているが、そこには自我確立以前の発達段階における心の有り様についての記述はほぼ皆無である。また、自我の確立に失敗した場合において、その再確立に向けた理論や臨床的な技法も自分の知る限り存在していない。端的には、仏教の教えは自我を確立した人が自我を乗り越えていく道を明らかにはしてくれるが、自我の確立に向けての道やその道でつまづいた人に対する救済方法は説かれていないことがわかる。まさにそこに心理学の諸理論が果たす役割がある。自分は様々な心理学派の理論をJFK大学で学んできたことを思う時、それは唯識学に欠けた部分を補うためだったのではないかと思ったのである。唯識学と心理学が深層的な次元で出会い、両者を補い合う時、それはこれまでにない包括的で深みのある心の理論を生み出し、多様な発達段階の様々な課題を抱えた人への臨床的な実践方法を提示することにつながるだろうと思った。自分の進むべき道はどうやらそこにあるようであるし、そもそもその道をこれまでずっと歩んできたことが分かる。ただ一度たりともその道を離れることはなかったのだ。近いうちに再び様々な心理学派の考えと実践方法を学ぶことになるだろう。その時には唯識学の教えを通じて新たな発見が豊富にあるだろうし、両者の佳境に向けた試みは加速するだろう。人の心を包括的に治癒し、育むための理論・実践体系の構築は、これからの自分の大切なライフワークの1つである。朝の穏やかな朝日を浴びながらそのようなことを思う。フローニンゲン:2024/8/8(木)09:56


13100. 社交場としてのジムの意義  


時刻は午後5時を迎えた。今、穏やかな夕日の光が地上に降り注いでいる。小鳥たちも夕涼みをしていて、暖かさと涼しさの混じった今この瞬間の時間を楽しんでいるかのようだ。今日は1日を通して非常に良い天気だった。早朝こそ空には雲が見られたが、午前中の早い段階で空は晴れ渡り、気温も24度まで上昇して暖かさを感じられた。午後にジムに出かけた際にはどこか秋を感じさせるような風が吹いていて、秋の訪れも間も無くかと思った。来週の月曜日は30度まで達する真夏日になるようだが、そうした日を除けば、季節は着実に秋に向かっているのを感じる。


今日のジムでのトレーニングは、パーソナルトレーニングとその前の自主トレーニングを含めて充実していた。自主トレーニングの段階でアブローラーを使って腹筋を鍛えたのだが、パーソナルトレーニングの日はアブローラーを使わないようにしようと思った。というのもパーソナルトレーニングの中で腹筋を鍛えるメニューが組まれた時に支障をきたすと思ったからである。実際に今日は、最後の15分で3種類のメニューを組み合わせたサーキットトレーニングをしたのだが、そのメニューの2つが腹筋を刺激するもので、2セットの目の際に腹筋に痛みが走り、メニューを変えてもらう事態が生じた。腹筋を痛めることは滅多になく、腹筋を伸ばす動作をしてリカバリーしたのだが、少なくともパーソナルトレーニングの日は準備運動がてらアブローラーを使うのは控えておこうと思う。週末の土曜日にはゼミナールの場があり、そこで日本人の方々と母国語を用いて交流できることは自分の心を健全に保つ上で大きな役割を果たしている。それに加えて、週に2回ジムに通うこともまた自分の精神衛生を健全に保つ上で大きな意味を持っている。ジムは社交の場でもあり、ジムのトレーナーやメンバーの人たちと挨拶を交わすだけでも心が安らぐ。現代において孤独は1つの社会問題になっているが、ジムのような共通の目的を持った場所に行って見知らぬ人と挨拶や言葉を交わすことは、精神を健全に保つ上で非常に重要な役割を果たしてくれると思う。ジムで鍛える際にヘッドフォンを付けて音楽を聴きながらトレーニングをしないようにしているのは、音楽に気を取られずに意識を身体に向けるだけではなく、いつでも他の人たちとコミュニケーションを自然と取れるようにするためでもある。心身を鍛える場としてだけではなく、心を癒す場としてもジムが機能していることは嬉しい限りだ。フローニンゲン:2024/8/8(木)17:11


Today’s Letter

Only wisdom enables us to see the truth. Knowledge alone does not suffice. Wisdom has the power to eradicate all obstacles to attaining enlightenment.

The Japanese Hosso School of Yogacara Buddhism is almost unknown in the Western world. Its teachings are buried within the thoughts of other schools. I believe this is a significant loss for the Buddhist community and researchers. Groningen, August 8, 2024

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