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【成人発達心遊記】13059-13063:2024年7月31日(水)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


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タイトル一覧

13059. 唯識学の理解の深まり/幸福の源泉としての利他行

13060. 今朝方の夢

13061. 今朝方の夢の続き

13062. 今朝方の夢のさらなる続き

13063. オランダでの隠遁生活について


13059. 唯識学の理解の深まり/幸福の源泉としての利他行  

 

時刻は午前6時を迎えた。遠くの空にようやく朝焼けが見え始め、ここから日の出を迎える。辺りはまだ薄暗いが、小鳥たちの囀りが聞こえてくる。その清澄な鳴き声に耳を澄ませながら、朝のひんやりとした空気を味わっている。換気のために2階の両側の窓を開けていると、冷たい空気が入ってくる。昨日は28度ほどに到達するぐらいに気温が上がったが、30度を超えない限りは2階で過ごすのも苦ではなく、朝に起床してみると2階の気温も随分と下がっていた。今の気温は14度で、今日の日中の最高気温は23度か24度となるらしい。いずれにせよ過ごしやすい日となる。


今日もいつものように唯識学の探究に精を出していく。このところはまた良き習慣が形成され、唯識学の書物を読みながら解説の音声ファイルを作成することを必ず行なっている。ここではインプットとアウトプットの双方が実現されており、学習の密度が高まっているのを感じる。その証拠に、唯識学の様々な用語に対する理解が深まっており、それらの意味の記憶も定着している。そして重要なことは、教えをしっかりと理解し、記憶していくことを通じて、日々の観法行の質が高まっていることである。唯識学は兎にも角にも心の治癒と発達を実現する実践的な思想体系であるがゆえに、その教えを実践で活用することができなければ意味がない。こうして実践に活用するための知識が着実に定着していることを嬉しく思う。


今日もまた良遍の『法相二巻抄』の解説音声を作成していく。ひょっとしたら今日中に残りの読解を全て終え、解説音声を作り終えることができるかもしれない。想像以上に早いペースで再読が進み、解説音声も無駄な語りはなく、非常にテンポ良く作成できているように思う。『法相二巻抄』に対する解説音声を全て作り終えたら、今度はまた別の書籍の再読を行い始め、同様に音声ファイルでの解説を行なっていこう。とにかく書物を読みっぱなしにするのではなく、書物の学びを共有するという意味での法施としての音声ファイルの作成を行なっていきたい。必要に応じてPPTを用いて図解をし、解説動画を作成していこう。こうして利他行的に日々の学びを行なっていると、自ずと幸福感と充実感が生まれてくる。利他行は幸福の源泉であることが改めてわかる。フローニンゲン:2024/7/31(水)06:11


13060. 今朝方の夢  


小鳥たちの囀りが辺りに美しく響き渡っている。彼らの鳴き声に心が癒され、清められながら今朝方の夢について振り返っている。今朝方は夢の中で、デロイト時代のオフィスにいた場面があった。そこはかつて働いていた大阪オフィスではなく、東京オフィスだった。東京の都心部にある高層タワーの高層階にオフィスのフロアがあり、ちょうどこれからオフィスに向かうところだった。朝の出社ではなく、クライアント企業を訪問してオフィスに帰るところだった。どうやら東京オフィスは最近新しい場所に移転したらしく、まだその場所に慣れておらず、スマホの地図を見ながらでなければオフィスに行くことができないほどだった。新しいオフィスに通い始めて日が浅く、オフィスに行くことには新鮮さがあったが、どこか嫌な気持ちもあった。というのもオフィスで働きたくないという気持ちが日々募っていたのである。オフィスの無機質な空間で働くことは息が詰まり、自分が本当に望むことではなかった。そもそも組織で人と一緒に働くことがあまり好きでも得意でもない自分にとってみれば、会社で働いていることがどこか異常なことだったのである。会社の人たちも薄々自分が組織不適合な人間であることを勘付いていると思われた。最初こそ自分への期待は高く、自分もその期待に応えようとしていたが、すぐさま他者の期待に応えて働くことが馬鹿馬鹿しく思えてきたのである。というよりも、他者の期待に応えようとする形で働くことは精神を疲弊させる最大の火種であると気づいたのである。それ以降はもう他者の期待に無理に応えようとするのはやめ、マイペースで自分が望むような働き方で働くことにした。今回もクライアントを訪問したのは自分1人であったし、クライアント企業からオフィスに戻る際も寄り道をしながら自由に時間を過ごしていた。オフィスに到着する頃に、そう言えば小中高時代の友人(HY)とオフィス近くで会う約束をしていたことを思い出した。当初の待ち合わせ場所はオフィス近くのカフェだったが、まだその辺りの土地勘がないため、近くの有名なオフィスビルの1階で待ち合わせをすることにした。時刻を確認すると、彼との待ち合わせ時間がもう迫って来ていて、どう考えても間に合いそうになかったので、少し遅れる旨の連絡をした。そこからは急いでオフィスビルに向かうことにすると、途中にあった露店通りで小中学校時代の別の友人(KF)と出会った。彼は辺りをぶらぶらと散歩していたらしく、地元から東京に出てきて観光を楽しんでいるようだった。残念ながら彼とゆっくり話す時間はなかったので、彼が行きたいと言っていた観光名所の方向を示し、その場ですぐさま別れた。そこからまた東京の人混みをかき分けるようにしてオフィスビルに向かった。フローニンゲン:2024/7/31(水)06:38


13061. 今朝方の夢の続き


時刻は間もなく午前7時を迎える。今朝はうっすらとした雲が空を覆っているため、朝日の輝きはとても控え目である。地上には仄かな光だけが降り注いでいる。そんな中で、今朝方の夢の続きについて振り返っていた。


夢の中で私は、前職時代のオフィスのエレベーターに乗ろうとしていた。そのオフィスは高層ビルで、オフィスは高層階に位置していたため、エレベーターを使う必要があった。また、階層ごとに止まるエレベーターが異なっていたので、オフィスのある高層階行きのエレベーターに乗る必要もあった。ちょうど始業時間の時間帯だったので、エレベーターホールにはたくさんの人がいて、みんな黙ってエレベーターの到着を待っていた。すると、同じエレベーターに乗ろうとする人の中に会社の同期がいた。同期といっても彼は自分よりも幾分年上だったのだが、それでも同期入社であることには変わりなく、彼に挨拶をして一緒にエレベーターに乗り込んだ。すると彼はカバンからヘッドギアを取り出し、それを被った。それは格闘技の練習用に付けるようなヘッドギアで、彼はそれを被って私に殴りかかって来いと述べた。彼はそのヘッドギアの強度を確かめたかったのか、それとも私がマーシャルアーツをしていることを知っていて、私の実力を試そうとしたのかどちらかかと思った。最初はエレベーターの中で彼の頭をヘッドギアの上からとは言え殴ることに抵抗があった。周りには同じオフィスで働く人が数人いたこともあり、やはり彼を殴るには抵抗があったのである。しかし彼がヘッドギア越しに頭を殴ってみることを強く勧めて来たので、まずは軽めにパンチを繰り出した。すると彼は全然効かないという表情を浮かべ、黙りながらもっと殴って来いという仕草をした。それを受けて私は、どうやら本当に彼にはパンチが効いていないのだとわかり、少し安心をしながらも、より強いパンチを放っていこうと思った。そこからはもう手加減はいらないと思ったので、本気に近いパンチを頭に打ち込んでいった。おそらく徐々にパンチが効き始めているはずだったが、彼は強がっているのか全く効いていないということを述べた。それを受けて私もムキになり、頭ではなく腹部にもパンチを入れることにし、最終的にはパンチだけではなく膝蹴りを腹に入れることにした。しばらく殴打を続けていると、彼はようやく黙り込み、オフィスのある階に到着してエレベーターのドアが開いた瞬間に彼は地面に倒れ込んだ。そのような場面があった。


この夢は自分の深層意識に根付く凶暴性を示唆しているように思う。確かに途中まで理性でその凶暴性を抑えることができていたが、最終的には彼を打ちのめしてやろうという気持ちになり、当初予定していなかった腹部へのパンチや膝蹴りなどの攻撃を繰り出すことになった。先日のシロシビン・セッションの中で、あれだけ優しい人間でありたいと誓ったばかりなのに、自分の深層意識にはどうやら太古の動物的なDNAの影響が依然として残っており、理性ではなんともならない凶暴性が眠っていることに気づく。ここからの修行の焦点はやはりこの凶暴性の克服にあると言えそうである。フローニンゲン:2024/7/31(水)07:10


13062. 今朝方の夢のさらなる続き    


時刻は午前7時を迎え、早朝に空を覆っていた雲は随分と減り、今は朝日が地上に降り注いでいる。起床直後と同様に小鳥たちの囀りが静かに聞こえてくる。また、涼しげな風が吹いていて、とても過ごしやすい朝の世界が広がっている。兎にも角にも夏のこの涼しさには感謝しても仕切れず、日々こうして集中力高く自分の取り組みに従事できているのはとにかくこの環境の良さがあることを忘れてはならない。


今朝方の夢はオフィスを舞台にするものが2つも連続していた。いずれにも共通しているのは、自分にとってオフィスで働くことは息が詰まるということであり、自分の性に合わないということである。人の目に触れながら仕事をするのは自分にとって合わないことであり、他者との協働は大切にしながらも、1人になれる空間と時間が確保された形での仕事をこれからも続けていくだろう。そのようなことを改めて思った。実際には今朝方の夢にはまだ続きがあり、もう1つ覚えているのは宿泊施設に併設した屋外のフットサルコートでフットサルの練習をしていた場面である。小学校時代にお世話になっていたサッカーチームの監督とコーチがそこにいて、友人たちと私にフットサルの指導をしてくれていた。そこにいた私たちの体は小学校時代のそれと同じく小さかった。最初にコート脇で今から行う練習の説明がコーチから行われた。まずはサインを覚え、サインを活用した戦術練習に向けての準備から始まった。ポルトガル語で書かれたサインのボードを見せられ、両手の10本の指に対応するサインを私たちはまず覚えていった。それを丸暗記するのは大変だったので、なんとか工夫をしながら、体を動かしつつ1つ1つのサインを覚えていった。全員があらかたサインを覚えたところで、実際に1つ1つのサインを用いた練習を始めることにした。ここで直面した課題は、サインを頭で覚えたものの、サインを実際に発動させてコートの中で動きとして表現することはとても難しく、頭での理解と体での表現に齟齬が生まれることだった。この齟齬をどうやって克服していこうかと考えた時に、もちろん練習あるのみかと思ったが、そもそもまだサインをうる覚えの自分がいることに気づき、まずはサインをしっかりと覚え、1つ1つのサインの動きをコート上でゆっくりと実行してみようと思った。サインについては何度も復習する必要があると思ったので、サインが書かれたボードをスマホの写真機能で撮影しておくことにした。しかしスマホのアプリを探せど写真撮影のアプリが出て来ず、大変困った。すると、ある親友(SI)の弟が自分のスマホを覗き込み、写真のアプリを見つけようとしてくれたが、結局見つけることはできず、写真を撮影せずにその場で全て完全に頭に記憶しておくことにした。写真という便利なものに頼らずとも、自分の頭をフルに働かせることができたらきっと10のサインも完全に覚えることができるだろうと思った。そのような場面があったのを覚えている。フローニンゲン:2024/7/31(水)07:30


13063. オランダでの隠遁生活について 


時刻は午後3時半を迎えた。今、雲ひとつない快晴の空が広がっている。朝の予報では今日の最高気温は24度ほどだったが、雲が全くないこともあって26度まで気温が上昇した。まさに今が最高気温である。この気温ぐらいであれば暑さは全く感じられず、それでいて半袖半ズボンで過ごせる快適さがある。心地良い風が吹いていて、窓を開ければ比較的ひんやりとした風が部屋の中を流れて行く。太陽の光はもう部屋に差し込まなくなっている時間帯なので、これ以上室温が上がることはなく、ここからはまたさらに快適な室内環境になるだろうか。


午前中にふと、ここまでのオランダでの8年間の生活について振り返っていた。ちょうど明日からオランダでの生活の9年目が始まる。厳密には、8年前の今日の深夜にオランダに到着したことを懐かしく思い出す。


かつてデカルトがオランダに隠遁し、そこで思索を深めたのと同じく、自分もまた落ち着きと平穏さが体現されたオランダの土地に隠遁し、唯識学を起点にした心の探究活動に打ち込んでいる。ここで述べている隠遁とは、社会から隔絶された形での生活を指さない。静けさと落ち着きのある場所で自己と向き合い、社会と向き合いながら、自己と他者のために学びと実践に励む生活のことを隠遁生活と述べている。それは鎌倉時代の貞慶や良遍が行った隠遁生活と性格を同じくしている。彼らもまた山に籠り、寺に籠りながら仏道修行に励み、それに加えて社会や同時代人のために執筆活動を続けていった。彼らのそうした隠遁生活は自分の理想的な生活の在り方である。社会と共創しながらの落ち着いた生活。それが自分が述べる隠遁生活なのだ。そうした隠遁生活をこれからも大切にしていきたいと思う。


今日はまだ夕食の準備まで時間があるので、『法相二巻抄』の解説書の中に掲載されていた図表をPPTスライドにまとめていきたいと思う。午後に部屋の掃除をする前に、『法相二巻抄』の解説音声ファイルの全てを作り終えることができた。ここからはPPTスライドをいくつか作り、今夜から、あるいはまた明日の朝から別の書籍に取り掛かりたいと思う。毎週末のゼミナールと企業へのアドバイザリー業務は隠遁生活の中にあって社会との重要な接点として今後もあり続けるだろう。フローニンゲン:2024/7/31(水)15:41


Today’s Letter

There is a long way ahead of me to become a compassionate person. I’m wondering if I truly possess Buddhahood. The dream I had this morning implies that I still have aggressiveness toward other beings. I need to find a way to overcome it. Groningen, July 31, 2024

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