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【成人発達心遊記】13015-13018:2024年7月21日(日)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

13015. 夢見る主体と夢の階層性について

13016. 今朝方の夢

13017. 今朝方の夢の続き

13018. 自利利他の精神が体現された学び


13015. 夢見る主体と夢の階層性について   

     

時刻は午前6時を迎えようとしている。昨日が真夏日だったこともあり、起床して2階の書斎に上がってくると、かなり熱が溜まっていた。なので部屋の両側の窓を開け、冷たい空気を取り入れて室温を下げることにした。いつもは早朝の時間帯は15度ぐらいなのだが、今日は20度ぐらいある。これより気温は下がることはないらしいが、今日の最高気温は24度と穏やかである。それくらいの気温であれば今日は暑さを感じることはないだろう。幸いにも明日からの新たな週は、また涼しい日々が続く。中には20度を下回る日もあり、その他の日も20度前半の気温なので大変過ごしやすそうである。昨日も体感したが、やはり真夏日の気温になると2階にいると暑く、1階に避難する形で活動をする必要があるので煩わしい。夏の暑さは集中力を奪う要因にもなりかねないので、引き続き涼しい日々が続くことを願っている。


昨日のゼミナールのクラスは思いがけない話題から話が盛り上がり、非常に充実した時間を過ごしていた。昨日も改めて思ったが、受講生の方々のおかげで唯識学の学びを深めることができていると実感したし、毎回のクラスがお互いにとっての心の治癒と発達に何かしらの形で寄与していることも実感した。クラスの中の対話が相互にとっての気づきや発見を促し、それがお互いにとっての治癒や発達を促しているようなのだ。そうした素晴らしい関係性があり、そうした関係性を通じて学びを深めていくことができているのは幸せ以外の何ものでもない。


クラスを終えて夜に就寝に向かっている最中にふと、夢を見ている主体は唯識学では第六識と捉えられているが、それは単純に第六識が相分として夢の中の自分を映し出しているだけではなく、夢の中の主体もまた何かを考え、何かを感じているから第六識としての見分としてもそこに現れているのではないかと考えていた。あるいは自体分としてもそこに第六識が作用しているのではないかと考えた。もしそうであれば自体分としての自己がさらに第六識を働かせてさらに深い夢の世界に入っていくというクリストファー・ノーランの『インセプション』のような現象は実際にあり得るように思うし、過去に自分も眠りの世界の中でさらに深い眠りに落ちていく経験を数回したことがある点も夢の階層性の存在とそれを体験することは十分に可能なのではないかと考えていた。夢の中の自己が夢を見てさらに深い眠りの世界に入っていくという現象をさらに探究してみたいと思う。過去の自分は、眠りの世界の中でさらに深い眠りに落ちていく瞬間で目覚めたり、あるいはそこで夢の記憶が途絶えたりしているため、さらに深い眠りの世界に入っていったとは確実に言えない側面がある。ここからさらに夢の振り返りを通じて、夢の中の自己の意識が修練されてくれば、さらに深い眠りの世界の中に入っていくことができるだろうか。それともむしろ夢の性質が変質し、チベットのドリームヨガのように、絶えず明晰夢的に夢を観察し続けることになるのだろうか。フローニンゲン:2024/7/21(日)06:10


13016. 今朝方の夢  


2階の両側の窓を開けていることによって、少しずつ室温が下がってきて涼しくなってきた。今日はもうしばらく窓を開けておき、冷たい空気を取り入れよう。遠くの空に輝く黄金色の朝日を眺めながら、今朝方の夢について振り返っている。


夢の中で私は、学校やジム、そしてスーパーなどが同じ敷地内に存在している見知らぬ空間にいた。しばらく1人で歩いていると、学校のカフェテリアを見つけ、そこで寛ぐことにした。すると偶然にもそこで両親と遭遇した。両親は、ある有名な勉強系ユーチューバーの日本人男性と話をしており、話に盛り上がっていた。どうやらそのユーチューバーは父のアドバイザーの役割を果たしているようで、父は定期的に勉強関係で助言をもらっているようだった。そこからは彼を含めて、4人で話をしていた。父が時計の話をし始め、本来自宅に保管している高級腕時計をどうやらその場に持ってきていたらしかったので、実際に幾つかの時計を見せてもらった。私の横にいた母も父の横にいたそのユーチューバーの男性もあまり時計については関心がないようで、父の話を黙って聞き流すように聞いていた。すると、いつの間にかユーチューバーの男性はその場から消えていた。それを受けて父が、「彼に食後のコーヒーも奢ってやればよかったかな」と述べた。すでに昼食を奢っていたようだし、コーヒーまで奢っていたら、時計の話にずっと付き合わせることになっていたのでむしろよかったのではないかと思った。昼食を摂り終え、話もひと段落したところで両親と別れ、再び敷地内を散策し始めた。しばらく歩いていると、小中高時代の2人の友人(SI & YU)と出会った。彼らはこれから近くのジムの屋上にある温泉に入り、その後朝食を摂るとのことだった。それを受けて、いつの間にか時間が進んでいたのか逆行したのか、先ほどの昼間から朝になったのだと気づいた。その現象は本来不思議なことなはずだが、私は全く気にせず、彼らと一緒に温泉に入ることにした。ジムに到着してみると、まだ温泉が使える時間よりも随分と早いようだった。そこで長く待つのも好ましくなかったので、温泉に入ることを諦め、3人でゆっくりと朝食を食べることにした。先ほどとは違うカフェテリアに入り、ビュッフェ形式の朝食を楽しむことにした。魚売り場を通過しようとした時に目に飛び込んできたのは、頭と尻尾が切られた大きな太刀魚だった。頭と尻尾が切られてもそれはまだ生きていて、激しく動いていた。その様子をしばらく見ていると、遂に太刀魚は息絶えたようで、そこから瞬時に変色が始まった。その一部始終の光景を2人の友人に伝えようと思って彼らのところに行こうとした瞬間に夢の場面が変わった。フローニンゲン:2024/7/21(日)06:31


13017. 今朝方の夢の続き


静けさに包まれた日曜日の朝。天気予報では曇りとなっているが、この時間帯は燦然と輝く朝日を拝むことができている。正午過ぎから小雨が降る予報が出ているので、おそらく朝日を拝むことができるのはいっときのことで、ここから雲が上空を覆うことになるだろう。それまでの間、朝日の美しさを存分に味わおう。日曜日の平穏かつ静謐な世界を隅々まで味わい尽くすような形でこの一瞬一瞬を過ごしていく。その在り方そのものが心に養分を与え、心に対する深い滋養となる。


今朝方の夢について先ほど振り返っていたが、その続きとして、唯識学について誰もない空間で1人講義を行なっている自分がいたのを思い出した。確かに目の前には誰もいないのだが、まるでテレパシーの能力でもあるかのように、目には見えない誰かに向かって講義をしていた。相手は1人で、性別は男性のようだった。歳は自分と近く、目には見えないその男性に向けて講義をしながら、適宜質問やコメントを受けていた。一対一でのマンツーマンの講義はそれはそれで意義深く、深い対話が実現される分、こちらも学びが多かった。講義後、何とも言えない満足感に包まれている自分がいた。そのような夢を見ていたのをふと思い出した。この夢にあるように、普段自分は目の前にいないゼミナールの受講生に向けて唯識学に関する解説動画や解説音声を毎日作成している。今日もそれに取り掛かる予定であり、書物を紐解いてそこで得られた学びを即時アウトプットに繋げていくことを続けていると、自ずからその学習対象についての理解が深まることが興味深い。人間は繋がりを求め、繋がりを通じて知性を育み、心を育んでいく生き物らしく、他者に向けて説明することを前提に書物を読むのとそうでないのとでは理解と記憶に雲泥の差が生まれる。今日もまた、絶えずゼミナールの皆さんを意識する形で、書物のサブチャプターを1つ読み終えるたびに動画か音声による解説ファイルを作成していきたいと思う。近日中にいよいよ良遍の『観心覚夢鈔』を取り上げ、サブチャプターを読み終えるごとに自分の言葉で解説を施すことを始めたい。それを最後の項目までやり終えた時、きっと『観心覚夢鈔』に対する理解がグッと深まっているであろう。そこで開かれる新たな世界を楽しみにしたい。フローニンゲン:2024/7/21(日)07:08


13018. 自利利他の精神が体現された学び  


時刻は午後2時を迎えた。つい先ほど仮眠から目覚め、ここから午後の取り組みを始めていこうと思う。天気予報の通り、正午前から曇り空となり、正午を過ぎて雨が降り始めた。今もまだ雨が降り続けていて、この2日間で温められた地上の熱を取り除き、今はかなり涼しさを感じる。気温は22度まで下がっていて、涼しさを感じるのも納得である。雨の中、小鳥たちが鳴き声を上げていて、きっと彼らもこの涼しさを満喫しているのだろう。


今日の午前中の唯識学の探究は順調に進んでいた。当初の予定では、良遍の『観心覚夢鈔』に関する解説動画や解説音声を近日中から作り始めていこうと思ったが、今日からそれを始めることにした。本書は唯識学に関する網羅性のある入門書として古来から読まれてきたものだが、「入門書」と単純に括れないほどの読み応えのある内容になっている。本書は日本の法相唯識教学の独自性を受け継ぎ、その良さが深く体現されているし、良遍自らの思想を理解する意味でも意味のある書物だ。何よりも、他の宗派との融和の実現に対する良遍の情熱を感じられることも魅力的である。降りしきる雨のおかげで午前中よりも過ごしやすくなった午後もまた本書を読み進めていき、その都度音声ファイルを作成していきたいと思う。他者に向けて説明することを前提にして書物を読み進めるのとそうでないのとでは、やはり理解力に雲泥の差が現れることを改めて実感している。自利利他の精神が体現された学びをこれからも大切にしていきたいと思う次第だ。フローニンゲン:2024/7/21(日)14:13


Today’s Letter

Just observing my mind helps to calm it naturally. A calm mind enables me to observe it more effectively. This creates a beneficial cycle that purifies and develops my mind. Groningen, July 21, 2024

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