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【成人発達心遊記】12977-12981:2024年7月15日(月)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


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タイトル一覧

12977. 論議を通じた心の探究

12978. 今朝方の夢

12979. 日々の創造活動としての唯識研究/簡素さを好む傾向に基づいて

12980. 午前中の取り組みを振り返って

12981. 瑜伽行としての、瑜伽行の補完としての筋力トレーニング


12977. 論議を通じた心の探究


時刻は午前5時半を迎えた。今朝方の気温は13度と低い。朝日が顔を覗かせておらず、空が曇っていることもまた寒さの原因となっているように思う。早朝から寒さを感じているのだが、今日は日中の最高気温が23度まで上がるので、午後にジムに行く際には程よい暖かさを感じられるのではないかと思う。早朝の今でこそ曇っているが、どうやら雲はここからどんどん晴れていき、午前中から良い天気に恵まれるようだ。今週は金曜日には気温が上昇、26度か27度に到達するようだが、それ以外の日は20度前半の涼しい気温となる。この調子だと8月に入るまでこのような涼しさを感じられるかもしれない。


ここ最近は再び唯識学の学術書を丹念に読み進めていく時間を増やしている。英語の発話能力の向上実践の基礎工事が終了し、もちろんここからも日々継続して発話能力の訓練をしていくが、それは筋力トレーニングにも似たような性質があり、1日に膨大な時間を鍛錬に充てることはもうやめて、発話能力を落とさず、少しずつ能力を高めていくことに適した時間量を充てていくことにした。朝と午後にまとまった時間を取り、あとは隙間時間に学習教材を音読するような形で引き続き発話能力の向上実践に取り組みたいと思う。


昨日、日本の法相唯識学は、論議を通じて練り上げられていった歴史を持つことについて改めて興味深く思っていた。論議とは学僧同士の討論のことを指し、それは正式な場で営まれていた。論議で取り扱われていたテーマについては数千ほどらしく、そのやり取りがまとまった短釈と呼ばれるものが2千を超えるほど残っている。戦火や廃仏毀釈運動によって喪失してしまった短釈は相当数に及ぶようなので、実際にはさらに多くの数の短釈があり、論議がどれほど盛んに長く行われていたかを知る。今手元にある古文書の『唯識論同学鈔』には千を越える短釈が収められていて、奈良時代以降の学僧たちがどのようなテーマに対してどのように議論を交わしていたのかを窺えてとても面白い。法相宗の学僧たちの論議を参考にして、現代を生きる私たちが直面する心の問題について現代版の論議問答を自分なりに作成してみたいと思う。論議に相応しい問いを自ら設定し、それについて自らの回答を持つという論議の形式に則った探究を心掛けていきたいと思う。それは毎週末のゼミナールのクラスの場でも活かせることかと思う。論議はそもそも1人で行うものではなく、相手が必要なのであり、そう考えてみると、ゼミナールのクラスの場では受講生の方々と一緒に今自分たちや社会が直面している心の問題について実践的な問いを設定し、それと向き合って自分たちなりの答えを持つことは有益かと思う。早速今週末のクラスからそのような意識を持って場作りをしてみたいと思う。フローニンゲン:2024/7/15(月)06:00


12978. 今朝方の夢  


無風で静かな朝の世界が広がっている。起床してすぐの頃には小鳥たちの囀りが少し聞こえていたが、今は聞こえてこない。時計の針は午前6時を示している。7月も今日から第3週を迎える形となった。まだまだ寒さを感じられるのだが、むしろ涼しい気候に感謝しながら今日もまた自らの取り組みを着実に前に進めていきたいと思う。それは日々着実に深まっていることが歓喜と励ましをもたらす。


今朝方は夢の中で、サッカー日本代表のある若手の選手の家にお邪魔していた場面があった。その選手はスペインのある町の郊外の高層マンションに住んでいた。私は彼のマンションに向かって空を飛んでいた。かなり高度を上げて空を飛んでいたので、高層マンションと言えど発見するのが難しく、少し高度を落としてみたときにようやくその場所に気づいた。マンションの屋上に着地したところ、彼は屋上で彼の弟とサッカーの練習をしていた。彼は私が空を飛んでやって来ることを予期しておらず、しかし特段驚いた表情も見せずに挨拶を交わした。そこからは少しばかり屋上で話をし、彼の部屋に招いてもらう形となった。部屋に案内されてみて驚いたのは、部屋の数がとても多く、部屋全体がとても広かったことである。さすがスペインの名門チームで活躍しているだけあって年俸もかなり金額なのだろうと想像した。ただ、マンションの高層階ゆえに気圧の影響なのか、それが心身に与える影響は見えない形でとても否定的なものがあると思った。実際に寝室のベッドで少し休憩させてもらっている時には、あまり心身が落ち着かず、窓から見える景色に目眩がしそうになってしまった。それを受けて、やはり今後も自分がマンションに住むとしても高層マンションは避け、仮に高層マンションであったとしても低層階に住むようにしたいと思った。


それ以外に覚えている夢は、母親がアメリカ人になっていて、英語で母の悩みを電話越しに聞いていたことである。どうやら今の不動産屋の担当者のことを好ましく思っていないらしく、担当者を変えて欲しいとこちらに要望を出してきた。私はその時は外出中であり、スーパーの外で話をしていたこともあり、車の音などがあったため、電話越しの母の英語が少し聞き取りづらい箇所があった。担当者と言っても2人いて、2人のうちのどちらなのかをはっきりさせておかないと担当者を変えてもらう交渉ができないと思った。もう一度母に聞き直した後に電話を終えた。その後、独り言で英語で色々と呟いていると、先ほどの電話以上に流暢に英語を話している自分がいた。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/7/15(月)06:15


12979. 日々の創造活動としての唯識研究/簡素さを好む傾向に基づいて  

 

時刻は午前7時を迎え、ようやく早朝の空を覆っていた雲が消え、朝日が姿を表し始めた。新たな週の始まりを祝福するかのような美しく、そして優しい朝日が地上に降り注いでいる。


つい先ほどまで音声教材を用いながら英語の発話能力の鍛錬をしていた。これは1日の活動を本格的に始めるための良い準備運動になっているように思う。音読をしばらくの時間行うことによって、脳の血流が良くなり、脳の働きが良くなったところで朝の探究活動に取り組み始めることができているという良い流れがある。この良き流れは今後も踏襲していきたい。今日もまた唯識学に関する書物を読む中で考えをまとめる必要があるトピックに遭遇したら、地道に日本語でPPTスライドを作っていくことをしたいと思う。それをいつか英語に翻訳していけば、将来欧米の大学院で担当する講義に活用できる。それを見据えて、今は日本語でPPTスライドを日々少しずつ作成していこう。PPTスライドの作成は創造性を発揮できる活動でもあり、決して手の込んだものを作るつもりはないが、簡潔なスライドであってもそれは創造活動の1つとして喜びをもたらしてくれる。


欧米の大学院に所属し、博士課程を経て教授職を得て研究者として活動していく道についてここ最近はよく考えている。その実現に向けて、今地道な取り組みをいくつも行っている。いつか『唯識論同学鈔』に掲載されている短釈の1つ1つを翻訳し、解説していく短い論文を執筆していくこともどこかのタイミングで継続的に取り組んでみたい。短釈の数は1200を超え、相当に短いものもあるので、いくつかのまとまりごとに論文を執筆していく方が良いかもしれないが、いずれにせよ『唯識論同学鈔』を扱った一連の論文の執筆にはいつか取り掛かってみたい。俳句や短歌の文化が栄えた日本で生まれた自分には、簡素な形式のものを好む傾向があるのかもしれない。長大な論文よりも短い論文をいくつも積み重ねていくことの方が自分の性に合っているようであり、そこに楽しさや喜びを見出す自分がいる。実際に大学機関に所属して再び研究者としての活動を始める日に向けて、今は日々目の前の探究活動に専心していきたい。フローニンゲン:2024/7/15(月)07:10


12980. 午前中の取り組みを振り返って  


時刻は午前11時を迎えた。今日は起床直後こそ空が曇っていたが、朝から今にかけて太陽の光が地上を覆っている。気温も21度まで上がっていて、今日の最高気温は23度とのことなので、後ほど午後にジムに行く際には半袖半ズボンで出かけられそうである。程よい涼しさと暖かさを感じながら、太陽の光を存分に浴びてこようと思う。それによって生命力がまた活性化されるだろう。


午前中から今にかけて、唯識学の探究は順調に進んでいた。今日も研究書を読み進めながら閃いたことや発見したこと、さらには少し考えを整理した方が良いと思ったことについてPPTスライドにまどめ、それに基づいて解説動画を作ったり、単純に口頭で音声ファイルを通じた解説音声を作成していった。それらは全てゼミナールの学習教材としてアップしていき、こうした形で日々の小さな学びを形に残していくということを継続していきたい。現在日々作成している講義スライドは必ずやいつか自分が欧米の大学で教職をとる際に役に立つだろう。日本語のスライドを英語に翻訳すれば、それだけでも講義資料が完成する。今後は唯識学にまつわる用語集の英訳をエクセルで作成していくことも検討しよう。それは講義の資料を作成する際にも役に立つだろうし、英語の論文執筆の際にも役に立つだろう。将来の研究活動を見据えたそうした地道な取り組みを今から毎日小さく進めていきたいと思う。

ここから昼食までの時間は、唯識の根本経典である『解深密経』の英訳の解説書の再読をしていきたい。それはすでに2回ほど目を通しているが、最後に読んだのが2月の終わりのことなので随分と時間が空いている。その間に進めてきた探究活動によって、本書の読解がさらに深まることが期待されるし、また新たな発見事項を期待したい。フローニンゲン:2024/7/15(月)11:12


12981. 瑜伽行としての、瑜伽行の補完としての筋力トレーニング


時刻は午後4時半を迎えた。今、夕方の穏やかな夕日が地上に降り注いでいる。今は少し風もあり、涼しげな風がとても心地良い。今日は天気予報の通り、午後には気温が上がり、23度に到達した。それもあって、ジムの行き帰りには暖かさを感じられてとても心地良かった。もちろんまだそれぐらいの気温なので、道ゆく人の中には上に何か羽織るものを着ている人もちらほら見かけた。自分はジムの行きには準備運動がてらジョギングを少々行い、帰りはトレーニング後のため体温が上がっているので、半袖半ズボンで十分であった。


月曜日の午後の時間はジムは空いていて、非常に快適にトレーニングができた。いかなる器具もマシーンも誰かが使っているのを待つことなく、好きなタイミングで全てのトレーニングが実行できたことは有り難い。ジムでのトレーニング中はいつも通り集中していたが、身体の内側の声を聞くかのように内側に意識を向けていくことが自然と行えている自分がいた。むしろトレーニングルームに流れている音楽が邪魔に感じられてしまうほどであったが、音楽があっても気にしないほどに身体の内側に入っていく意識を持っていた。ここからもより一層のことを意識を研ぎ澄ませるための筋力トレーニングという位置付けて鍛錬を続けていきたい。肉体を鍛えることはもちろん大事だが、それよりも意識を鍛えるということが自分にとっては重要である。あくまでも筋力トレーニングは瑜伽行の一環であり、高度な観法行を実践するという瑜伽行のための補助的な実践なのである。こうした意味付けて筋力トレーニングをしている人はほぼいないだろうが、自分は自分なりの目的意識を持って鍛錬を継続していく。


細かな気づきとしては、前回トレーニングの最後にアブローラーを用いて腹筋を鍛えようとしたところ、その前に上腕三頭筋などを追い込んで鍛えていたこともあり、うまくアブローラーを転がすことができなかった。端的にはアブローラーの運動を行うのに支障のあるトレーニングをその前にいくつか重ねていたようだった。今日は別の形で腹筋を鍛えていったが、今週の木曜日にトレーニングをする際にはアブローラーを用いた腹筋のトレーニングを最初に持ってきて、そこからメインのトレーニングを行っていきたいと思う。基本はメインのトレーニングを最初に持ってくることだと思うが、時には腹筋をメインのトレーニングよりも先に持ってきて鍛えてもいいのではないかと思う。その発想に基づいて木曜日には実験的にアブローラーをトレーニングの最初に持ってきたいと思う。フローニンゲン:2024/7/15(月)16:54


Today’s Letter

Our karma is inherited from the past to the present and from the present to the future. The subject of samsara is the eighth consciousness, the ālāyavijñāna. To emancipate ourselves from samsara, we must purify and transform the ālāyavijñāna. We can achieve this by continuously performing good deeds. Groningen, July 15, 2024

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