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【成人発達心遊記】12959-12963:2024年7月11日(木)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

12959. 朝の涼しさの中で

12960. 今朝方の夢

12961. EURO2024の準決勝の結果を受けて

12962. 迷いと覚醒

12963. 充実したパーソナルトレーニングを終えて


12959. 朝の涼しさの中で

   

時刻は午前6時半を迎えた。昨日の朝は空に雲がかかっていて朝日を拝むことはできなかったが、今日は燦然と輝く朝日を拝むことができている。ところが小鳥たちは鳴き声を上げておらず、辺りはとても静かだ。今の気温は16度であり、昨日の最高気温はそれほど高くなかったことから、朝の室温も肌寒さを感じるほどである。今日も引き続き長袖と長ズボンを着用して室内で過ごしている。今日は雨が降ることもなく、そして最高気温は21度ほどになりそうなので、ジムに行く際には半袖半ズボンの格好でいいだろう。20度前半の気温だと過ごし肌寒さを感じるかもしれないが、少なくとも20度に達していたらジムから帰る際には少し暑さを感じるので上に何かを羽織っていく必要はなさそうである。明日はまたガクンと気温が下がり、最高気温は17度ほどにしか達しない。来週以降もまだまだ過ごしやすい夏が続きそうなので何よりである。


今日もまた唯識学の探究と英語の発話能力の向上実践を中心として自らの取り組みを前に進めていこう。どちらも共にこれからの自分の試みを実現するための基礎工事としての意味合いがあり、それは基礎工事ながらとても楽しく充実した形で進んでいる。再び欧米の学術機関に所属して、そこで本格的に研究活動に従事し、その成果を広く社会に分かりやすい形で共有していくことが今の自分にとってやりたいことの1つである。唯識学、発達心理学、サイケデリクスの3つを架橋するような研究活動がいつか実現したらと思う。また研究成果を何らかの分かりやすい形で世に共有することも併せて行っていきたい。今の所その形態は分かりやすい書籍なのかパブリックスピーキングなのか定かではないが、いずれにせよ大学に籠って研究をするだけではなく、また同じテーマに関心を持つ学者たちに向けて論文を執筆するだけでもなく、必ず社会全般に知識の共有をしていくことをしていきたい。可能であれば智慧を共有したいところだが、それに向けてまだまだ個人的に取り組まなければならないことがたくさんある。いずれにせよ、智慧と慈悲の共有は常に心掛けておくべき徳目であり、それに従って日々の探究・実践活動をゆっくりと前に進めていきたい。今日は昨日から読み始めた唯識思想の分厚い論考集の初読を続けていき、日本法相唯識教学の古文書を読み解くために漢文法の書籍も読み進めていく。全てが楽しみと喜びの感情の中で進んでいくはずだ。フローニンゲン:2024/7/11(木)06:53


12960. 今朝方の夢 


先ほどまでは聞こえてこなかったが、小鳥たちの囀りが遠くから聞こえてくる。今日はキッチン側でも庭側でもなく、どこか少し遠いところに小鳥たちがいる。ひんやりとした朝の世界に鳴り響く小鳥たちの鳴き声は、それが遠くであろうが美しく響く。


今朝方の夢について振り返っている中で、まず思い出したのは、外国のどこか大きな町で大量虐殺があったという悲しい知らせを耳にした場面があったことである。その知らせを耳にしただけではなく、その知らせを聞いた瞬間に、自分はその町に立っていた。町は荒れ果てた様子はなく、ただ人気がほとんどなく、人が忽然といなくなってしまったかのようであった。一体誰が何の目的で大量虐殺をしたのだろうか。事実の真相は全く分からないまま、呆然とその場に立ち竦んでいる自分がいた。


それ以外に覚えている場面として、ある日本の著名な科学者かつ実業家の方と話をしていたことである。話の中で、その方が母と母方の祖母の生物学の研究を褒めたのに対し、自分を含め、父方の男性陣の知力について否定的なことを述べた。そもそも母も祖母も生物学とは無縁であり、そのような研究を発表したことはないはずなので、その方はきっと何か誤解しているのではないかと思った。また、父は自分と同じ大学を卒業していることもあり、世間一般には高学歴と括られるはずで、その点についても何か誤解があるように思えた。何らかの誤解があるにせよ、母と祖母を褒めてもらったことは嬉しい気持ちになった一方で、自分を含めた父方の男性陣が貶されたことには不愉快な気持ちになった。その瞬間に、唯識学の教えを思い出し、そうした感情が湧いたのはなぜなのかについて考えた。特に煩悩の心の働きに注目し、自分の内側のどのような煩悩がそのような感情を生じさせたのかについて考えたのである。するといつの間にかその方はどこかに消えていた。その方と話をしていた場所は宮殿を改築してスパやトレーニング施設がある場所だった。せっかくなので自分もそこのジムで体を鍛え、その後に温泉に浸かってゆっくりしようと思った。ジムのある方に向かっていると、ジムではない場所で体を鍛えている若い日本人女性が2人いた。彼女たちは宮殿の光の差し込む比較的広い場所で、アブローラーを転がす姿勢で腹筋を鍛えていた。2人は相当に鍛えられた体をしていて、特に大臀筋が発達していた。大臀筋の発達は男女共に魅力的に見えるような生物学的な性質があるのか、自分も思わず2人の大臀筋に視線が向かっていた。彼女たちの横を通りかかろうとした時に、2人がとてもにこやかな表情を浮かべて自分に話し掛けてきた。自分もこれからトレーニングをする予定だったので、同じ体を鍛えている者同士は感覚が繋がりやすいのか、そこから少しトレーニングに関する話を楽しくしていた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/7/11(木)07:08


12961. EURO2024の準決勝の結果を受けて


時刻は午前7時半を迎えた。ここから本格的に朝の活動に入っていきたいと思う。そのような気持ちに包まれながら、近くにやって来た1羽の小鳥の鳴き声に耳を傾けている。毎朝思うことだが、朝のフローニンゲンは本当に穏やかで、今日が平日だとは思えない落ち着きがある。町全体としてそのような雰囲気を発していることは大変良いことである。町にも集合的な心のようなものがあり、磁場のようなものがあることを改めて感じる。風水的な観点から言えば、良い気が巡っている町だと言えるだろうか。そうした町であるためには、行政と市民の双方の努力が求められる。行政に任せっきりでもなく、市民に任せっきりでもなく、双方がお互いにできることをするという協力関係があるゆえにこの町が平穏で過ごしやすいものになっているように思える。オランダの他の町で生活をしたことがないので他の町については分からないが、観光で訪れた限りだと他の町も似たような姿をしているように思える。こうした点にもオランダという国の過ごしやすの秘訣が見えてくる。


現在欧州ではEURO2024というサッカー(フットボール)の大会がドイツで開かれている。オランダはサッカーが盛んなこともあり、町を歩いているとオランダ国旗を掲げている家を見ることも少なくない。予選リーグではオランダはグループ3位であり、勝ち上がることが難しいように思えたが、他のグループの3位よりも得失点差などの点で優位に立っていたので決勝トーナメントに進んだ。そしてベスト4まで残る形となり、昨日は強豪のイングランドとの試合があった。試合開始時間は午後9時で、その時間帯にはもう就寝しており、夢の中にいることもあって、試合で盛り上がる近所の人たちの声は聞こえてこなかった。先ほど結果を見ると、残念ながら1-2でオランダはイングランドに敗れてしまった。メンバー的にも実力的にも今のイングランドは相当に強いので、オランダが勝てる確率は低いだろうと思っていた通りの結果になったが、今自分が住んでいる国を応援する気持ちがあったことは確かである。決勝はスペインとイングランドとなり、どちらに対しても肩入れをする理由はないが、イングランドが勝つような気がしているし、若干ながらイングランドを応援している自分がいる。スペインが再び力をつけて来たのは嬉しいことではあるが、イングランドは国際大会での優勝から随分と遠ざかっているので、イングランドの喜ぶ姿を見たいと思う自分がいる。そのようなことを思いながら、こうしたスポーツの祭典においては国が一丸となるのは良いことだが、一方で今の国際政治を見ていると、先日のイギリスの政権交代を受けての労働党が勝利したことを除くと、欧州は軒並み右に傾いており、しかも極右的な思想を持った政権が多いことが気になるところだ。スポーツと政治を切り分けず、両者の動向を含めてこの世界がどのような動きを見せているのかについては引き続き注意を払っていきたい。フローニンゲン:2024/7/11(木)07:50


12962. 迷いと覚醒    


仏教はまさに仏陀の悟り体験とそこで得られた真理を教説として言葉で共有していくことから始まった宗教であった。そもそも悟り体験も真理もまた本来言葉を超えたものであったから、その試みには絶えず限界が内包されていたことになる。言葉を超えたものをどのように伝えていくか。それには直感と直接体験という方向からの反省が必要になる。まさに瑜伽行唯識学の僧侶たちが行って来たのはそれだったのだということが改めて見えてくる。そもそも私たちは言葉で迷い、言葉を頼りにしながら真理に目覚め、悟りに向かっていく存在だが、言葉によって生み出される迷いの世界からの脱却は非常に難しい。そうした困難さを乗り越え、迷いの世界から脱却するためには、そもそも私たちが言葉によって惑わされ、迷いの世界の中にいるという自覚を持つことがまず求められるだろう。その自覚なしには迷いの世界からの脱却は成し得ない。そうした自覚を持ち、瑜伽師たちが直接知覚したことや体験したことを手掛かりにしながら、少しずつ言葉を超えた世界に足を踏み入れていくのが穏便な道だろうか。突発的に言葉を超えた世界、すなわち真理の世界に触れたり、参入したりすることは誰しもに起こりうる。人はそれを神秘体験と言うのかもしれないが、それは真理の秘密に触れたがゆえに、「真秘体験」と言うべきものなのかもしれない。いずれにせよ、言葉の限界に絶えず自覚的となり、言葉で作り上げられた世界の中で私たちは絶えず惑わされているのだという自覚を持ち、真理の世界に繋がる直感と直接体験を大切にしていくことが目覚めの実現において決定的に重要であることについて改めて考えていた。


そこから改めて、言語と直感は本質的には相反するものではないことについて考えていた。言語は本来感覚に根ざすものであり、言語で記述しようと対象の把握も言葉の生成も直感的な側面があることは否めない。言語が持つ直感的な性質に注目してみると、私たちは直感を通じて生み出された言葉によって迷い、それを直感によって検証する形で覚醒していくと言うのは大変興味深いプロセスである。それはどこか私たち人間が、迷うことを宿命付けられ、迷うことから脱却していくことが宿命付けられているかのようである。詰まるところ私たちは迷う生き物であり、覚醒する生き物なのだろう。フローニンゲン:2024/7/11(木)10:32


12963. 充実したパーソナルトレーニングを終えて 


時刻は午後5時を迎えた。今、夕方の穏やかな夕日を眺めながら、今日のジムでのトレーニングを振り返っている。先ほど自宅に戻ってきて、シャワーを浴びて今に至る。今日は結局22度まで気温が上がり、ジムには半袖半ズボンで出かけることができた。20度ぐらいの気温だと道ゆく人たちの大半は上に何かを羽織っていたり、長袖の人が多かったが、ジムまで準備運動がてらジョギングをしていると自然と体が温まってくるので、自分はそれくらいの気温であれば半袖半ズボンで出かけるようにしている。実際に今日もジムに到着する頃になると少し汗が滲んできそうなほどであった。明日からはた少し天気が崩れ、最高気温は20度を下回るので肌寒くなることを覚悟しておこう。


今日は2週間に1度のパーソナルトレーニングの日で、今日も創意工夫に満ちたメニューを楽しんだ。前回と同様に今回も、前半は筋肥大を意図したトレーニングを行い、最後の20分で筋肉に合わせて心肺機能を高める4種目のサーキットメニューを行った。とにかく自分は無目的に筋肉量を増やして動きが鈍くなるような体作りを目指しておらず、柔軟性と俊敏性を兼ね備えながらも力強さのある肉体を作ることを目的にしているので、今日のようなメニューはとても有り難く思った。こちら側からのリクエストとして最初にバーを使ったスクワットを行い、そこからリクライニングのベンチを使って大胸筋の下部に効かせるエクササイズをダンベルを用いて行った。これは新しいメニューだったので来週の月曜日の自主トレーニングでも取り入れてみようと思う。トレーニングの間のインターバルにはパーソナルトレーナーのエリーザと雑談をしているのだが、その時に昨日のEURO2024の準決勝のオランダ対イングランドの話となった。彼女はライブで試合観戦をしていたらしく、彼女の方から話を持ちかけて来てくれた。結果的にオランダは準決勝で敗退してしまったが、サッカー(フットボール)はオランダ人にとって国民的スポーツのため、やはり昨日の試合は多くの人が観戦していたのだと思われる。それ以外にも、先日の月曜日から新しいクライアントとのトレーニングが始まった点についても話題となった。彼女のクライアントは自分を含めて国籍に富む。自分以外にも新しいクライアントとしてイタリア人の中年男性が加わり、その人のパートナーのチリ人の女性、そしてコロンビア人の女性がいて、現在はオランダ人のクライアントがいないことを笑っていたが、実に多国籍なクライアントを抱えているなと改めて思う。他のクライアントに提供する創造的なメニューを自分にも提供してもらったり、自分に提供してもらった面白いメニューを他のクライアントにも提供するという良い流れがあるようで、彼女に新しいクライアントができることはとても喜ばしいことである。今日も存分に体を動かしたので夕食を摂って栄養補給をし、今夜もゆっくり入浴して早めに就寝して十分な休息を取りたい。フローニンゲン:2024/7/11(木)17:18


Today’s Letter

The slower I breathe, the more energized my whole being becomes. Breathing is a doorway to unlocking our potential. A calm breath continuously heals and transforms me. 


Veritas is beyond words; it is indescribable. Yet, we must overcome the ineffability. The essence of Buddhism exists there. Words should always be examined through intuition and direct experience. Groningen, July 11, 2024

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