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【成人発達心遊記】12950-12953:2024年7月9日(火)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

12950. 楽しさと喜びの中で

12951. 今朝方の夢

12952. 中道の本義と名付け

12953. 勝義諦の世界に向かって


12950. 楽しさと喜びの中で 


時刻は間もなく午前6時を迎えようとしている。ここ数日間は寒さがあったものの、朝には朝日を拝むことができていた。ところが今日は気温が比較的上がるものの、早朝から曇りがちの天気である。今の気温は16度で、日中は27度近くまで上がるようだ。1日を通してほぼずっと曇りであるにも関わらずそこまで気温が上昇するのは珍しい。27度ぐらいの気温になると随分と暖かさを感じられるだろうが、日光が出ていないために体感温度はもっと低いはずである。体感温度がどれくらいかを日中には判断してみようと思う。気温のデータのみに頼るのではなく、自分の身体の感覚を頼りに体感温度の測定を通じて、今後様々な気温にうまく適応するための参考にしていきたい。明日からはまた気温が下がっていき、週末から数日間は再び最高気温が20度未満の日々が続く。この夏がこうした涼しさの中で進行してくれることに感謝したい。うだるような暑さでは自らの取り組みの生産性がどうしても低下してしまう。


昨日のジムでのトレーニングを終えて、リフレッシュした状態で今日からの取り組みに従事できる。今日もまた唯識学の探究をメインにして、欧米社会での日本法相唯識学の宣揚に向けた英語の発話能力の鍛錬にも従事していく。現在の取り組みはそれらを2つの柱としている。唯識学の探究においては学術書を読むだけではなく、映像作品が漫画作品などを参考にして、登場人物たちの心の機微を唯識学の観点から紐解くようにしている。映像作品も漫画作品もそこに人が登場すれば、固有の心の世界が広がっている。往々にして登場人物は複数人いることから、様々な心の世界が交じり合う作品を唯識学の観点から紐解いていくことは大きな喜びである。今はそれが1つの楽しみとなっており、日々充実した探究が実現されている。探究というのは学術書や学術論文だけを頼りにして進められるものでは決してなく、様々なものが学習教材になるのである。そうした学習教材を有効活用しながら、今日もまた楽しさと喜びの感情に包まれた形での探究活動に従事していこう。フローニンゲン:2024/7/9(火)06:05


12951. 今朝方の夢 


今日もまたシロシビン・マッシュルームの収穫をし、オーブンでの乾燥を始めた。ここ最近は暑くも寒くもない気候が続いていることもあり、マッシュルームの栽培に適した室温となっているおかげで、連日のように収穫をしている。2周目の収穫も落ち着いたので、再び栽培キットに水を浸してしばらくおき、水を捨てて3周目の栽培を始めた。ここからあとどれくらい収穫できるか楽しみである。


曇り空を眺めながら、今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、見慣れない外国の町にいた。その町はまるで古代遺跡で作られているかのような景観を持っていた。しかも複数の遺跡が重曹的に重なり合う形で水平・垂直方向に建築物の迷路が広がっているかのようだった。幸いにも私には空を飛ぶ能力があったので、途中までは小中学校時代の2人の友人(HS & KM)と一緒に町を散策していたが、空を飛んで1人で散策することにした。町には人が全くおらず、それは幾分不気味であった。なので散策というよりもその町を調査していると述べた方が正確かもしれない。古代遺跡と廃墟が重なり合った場所を宙に浮かんで調査をしていると、背後に何者かの気配を感じた。それは友人のものかもしれないと一瞬思ったが、そうでない可能性もあると思った。私は咄嗟に空を飛ぶ高度を下げて廃墟に身を隠しながら移動していくことにした。廃墟の裏側に出ると、そこにはまた廃墟と化した大きなアパートがあった。そこはもう誰も住んでいないようで、ボロボロになったアパートを眺めていると、窓の向こうの部屋の中で人が動いている姿が見えた。少女が布団から起き上がってくる光景が目に飛び込んできたのである。まさかこんな廃墟に人が住んでいるとは想像もしていなかったのでとても驚いたのと同時に、その廃墟は貧困者たちの巣窟になっているのだと思った。そしてその驚きの感情が、その町はトルコのどこかの都市の郊外なのだとわかった。その直感がやってきた時、地上で何か騒ぎ声が聞こえて来た。地上を見ると、そこには1人の女性が逃走しており、その後をあるアニメの主人公が追いかけていた。どうやら逃走している彼女は犯罪者のようで、彼女を捕まえようとしているようだった。それに協力するか迷ったが、そのアニメのキャラクターの身体能力は人間を超越していることもあり、彼に任せておけば大丈夫だろうと思った。とは言えその様子を気にしながらその場をゆっくりと後にすることにした。眼下に路面電車が広がっている様子がとても印象的で、遺跡の入り組んだ場所から少しずつ離れていくと、人が住んでいる町の様子が広がり始めた。しかし空が鬱蒼としていたせいもあってか、町は活気がなく、幾分不気味な雰囲気が広がっていた。フローニンゲン:2024/7/9(火) 06:39


12952. 中道の本義と名付け     


時刻はゆっくりと正午に向かっている。早朝の天気予報では今日は一日中曇りの予想だったが、それとは裏腹に午前中から晴天が広がっている。そのおかげで気温が上昇し、体感温度も上がってきた。今のところ早朝からずっと長袖長ズボンで過ごしているが、昼食を摂り終えて仮眠を取って午後の活動を始める際には半袖で過ごすことができそうである。太陽の光が出て地上が温められてきたおかげか、小鳥たちの活動も少し活発になってきた。


小鳥たちの鳴き声に耳を傾けながら、午前中の唯識学の探究について振り返っている。縁起ゆえに空であるという縁起と空の不可分な関係性。縁起と空は相即の関係にある。有るのでもなく無いのでもない虚空の空間から何かが生じる瞬間にも縁起の理が働いており、何かが生じた時にもまた別の何かを生じさせるという縁起の理が働く。この無限の連なりを知覚できるだろうか。それを感じることができるだろうか。今の自分はそれを存分に知覚して感じている。


有が即無であり、無が即有であるというのが中道の本義である。有と無の中間にあるのが中道では決してない。中道というと線分の真ん中のように思えるかもしれないが、それは中道の本義ではないのだ。有が無であり、無が有であるということが中道の本義なのである。

私たちは名付けによって生まれた名付けられたものを通じて名付けの対象を意識することができる。そこに名付けの重要性がある。一方で名付けられたものを実体化し、囚われることには注意しなければならない。唯識学においては観法行を促す種々の名付けがあり、それを有効活用していくことが賢明である。六位五十一の心所などはまさにそれである。51個の心の働きが分析された名付けがあることによって、私たちはそれを頼りにして心の浄化と発達の道を歩むことができる。名付けを実体化せず、固着せず、それでいて名付けをうまく活用していくことを心から心掛けていきたいと思う。フローニンゲン:2024/7/9(火)11:53


12953. 勝義諦の世界に向かって 


時刻は午後4時半を迎えた。早朝の天気予報と異なって午前と午後には晴れ間が広がっている時間が多くあったが、今は曇っている。気温は予報通り27度まで達し、午後に仮眠を取ってからは長袖長ズボンではなく、半袖半ズボンで過ごすことができた。どうやら今夜の深夜には雷を伴う雨が降るらしい。それによって明日からまた気温が下がる。


今日の唯識学の探究においては、唯識思想と中観思想を佳境した論文集を読み進めていた。その論文集に収められている論文はいずれも密度が高く、初読の現時点で全てを詳細に理解することは不可能だが、これから何度も読み返すことを通じて少しずつ両者の接点について理解を深めていきたい。唯識思想と中観思想は大乗仏教の二大柱となる最重要な思想であるから、それら2つの思想について特に唯識学の観点から理解を深めていきたいと思う。とりわけ関心があるのは竜樹の思想を唯識学派がどのように解釈し、どのように発展させていったかである。唯識学派は単に竜樹の思想を受け継いだのではなく、それを含んで超えていったのであり、特にどういった点に発展させた箇所が見られるのかを検証していきたい。ゆっくりと着実に探究の歩みを進めていくこと。それが目には見えないほどの微細なものであっても構わない。とにかく日々ゆっくりと彫刻を彫っていくかのようにして、勝義諦の世界に少しでも近づいていく。世俗諦とは非連続に存在する真理の世界である勝義諦に絶えず眼差しを置き、そこに向かってゆくための学びと実践を継続させていくのみである。フローニンゲン:2024/7/9(火)16:47


Today’s Letter

I’m struck by the tapestry of infinite minds in this world. The multifaceted and multilayered nature of our world always fills me with awe. This sense of awe naturally leads me to respect the world and others. With this feeling, I can continue to grow and develop further. Groningen, July 9, 2024

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