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【サイケデリック学・瑜伽行唯識学探究記】12885-12888:2024年6月25日(火)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

12885. 映像作品や芸術作品を通じた唯識学の学び

12886. 今朝方の夢

12887. 英語の発話に伴う三位一体

12888. 無為の大切さ


12885. 映像作品や芸術作品を通じた唯識学の学び


時刻は午前5時半を迎えた。今日はコマドリが早朝から鳴き声を上げている。その美しい鳴き声に耳を傾け、遠くの空に輝く黄金色に輝く朝日を眺めている。太陽はここから完全に昇り、今日もまた見事な晴れ空になるだろう。


今の気温は13度と肌寒いが、今日の日中の最高気温は26度か27度まで上がるらしい。空に雲がなければ、27度に到達するのではないかと思う。こうして日中は暖かい日が出てきたことは喜ばしい。朝夕はとても涼しく、日中に暖かさを感じられるというのがこの土地の魅力である。真夏であってもクーラーなどなくても過ごせてしまうのがこの土地の特徴である。


今朝方もシロシビン・マッシュルームの収穫をした。今日もかなりの量を収穫することができ、それでいてまだ栽培キットにはいくつか頭が出て間も無くのものがあるため、明日もまた収穫ができそうである。明日の収穫を受けたら1周目の収穫を終え、2周目の栽培に入る。再びキットを水で浸し、二酸化炭素量を上げる形で栽培環境を整えたい。


昨日ふと、俳句や短歌を唯識の観点から解釈することへの関心が再燃し、それに向けて準備をしていこうと思った。映画やアニメに加えて、芸術作品を唯識の観点から紐解いていくことを通じて、その教えの理解がしやすくなるのではないかと思う。自分にとっても理解が進むだろうし、多くの人にとっても映像作品や芸術作品と絡めて唯識に触れることがその理解を促進してくれるのではないかと期待される。映像作品や芸術作品を鑑賞する際には、常にその作品で描かれる人間の心模様に注目する。そこにどのような煩悩があるのか。どのような心の作用がそこに働いているのかを具に観察していく。すでにいくつかの作品候補があるので、まずはそれらの作品を取り上げて、登場人物たちの心の動きを観察していこう。自分が同じ立場や状況にいたらどのような心を働かせていたのかについても想像力を膨らませることでより学習が促されるはずである。唯識学を単にテキストを通じて学ぶだけではなく、様々なものを学習教材にしながら学びを深めていきたい。心がそこにある限り、唯識の学びがそこにある。否、心が関与しないものなどないのだから、常に唯識の学びがあると言えるだろう。唯識の学びは真理と同じこの世界に遍満しているのだ。フローニンゲン:2024/6/25(火)05:46


12886. 今朝方の夢     


朝日の輝きが増してきた。今、黄金色に力強く輝く朝日が一直線に書斎に差し込んでいる。まだ完全に日が昇っているわけではないので、それは優しさのある光線であり、それを浴びることはとても心地良い。この心地良さの中で今朝方の夢について振り返りたい。その振り返りの際には、昨日の日記にも書き留めた室町時代に活躍していた英俊の夢の振り返りを参考にしたい。英俊を始めとして、三代の筆者によって書き継がれた『多聞院日記』もどこかのタイミングで入手して読んでみたいものである。今朝方の夢は、自らの阿頼耶識に存在するどんな種子がその夢を現行させたのか。そして、現行した煩悩にはどのようなものがあるのか。そうした問題意識を持って夢について振り返ってみたい。


夢の中で私は、英語をさらに深く内面化する試みに従事していた。これまでの学習方法を踏襲しながらも、絶えずその方法を検証し、成長していく自分の英語力に合わせて方法に磨きをかけていた。そうしたことを毎日繰り返していると、着実に成果が現れてきて、自分の考えや感情を自由自在に表現する境地に近づいてきていることがわかって嬉しくなった。しかし同時に、自分はまだネイティブほどに英語を扱えるわけではなく、引き続きネイティブの感覚を体現するための方法を模索していくことにした。この旅路に終わりはないと分かりながら、終わりなき旅路であるからこそ歩むことに対して意欲が高まってくると感じている自分がいた。


その他には、学校の教室で友人と議論を交わしている場面もあった。その議論は最初こそ建設的なものだったが、徐々に議論が白熱すると、少し嫌悪感を抱くようなものになった。雰囲気が悪くなってきたのをお互いに察して、少し議論のトーンを下げた。するとそこに2人の友人(NK & HY)がやって来て、そこからは彼らを交えて話をすることになった。彼らがやって来たことによって話題が変わり、もはやそこでは議論ではなく、何気ない会話を楽しむことができた。すると突然自分の体は瞬間移動し、見慣れない森の中にいた。ちょうど森と人が住むエリアとの狭間に立っていて、森の方を眺めていた。すると森の奥から一匹のリスのような小動物が現れ、こちらに向かってきた。その動物はとても人懐っこく、こちらの言葉も理解できるようだったので、その動物と触れ合うことは随分と自分の心を癒してくれた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/6/25(火)06:08


12887. 英語の発話に伴う三位一体    


今日は早朝から見事な朝空が広がっていて、午前6時半のこの時間帯は黄金色の輝く朝日が地上を満たしている。そんな世界の中で、小鳥たちが思い思いに鳴き声を上げている。その姿は自由を体現しており、自由な自己表現が窺える。自由な自己表現の境地に自分もまた少しずつ近づいていきたい。彼らは自分にとっての先生である。


自由自在に自己を表現していくこと。それに向けては技術の修練と心の在り方を変革していくことが求められる。技術が欠けてもならないし、心の在り方が欠けてもならないのだ。自己を自由自在に表現するとは、その瞬間の自己を貫く真理に身を委ねることなのだ。そうしたことからも、真理を感じ、真理を捉える感性がなければならないことも見えてくる。真理把握を司る感性の涵養もまた自分に課せられた大事な試みである。それらを総合しながら今取り組んでいる英語の発話能力の向上実践について改めて考えてみたい。技術的な側面は、発音技術の向上や単語や表現を実際に自分の口で言えるようになっていくことを指す。全てが諸行無常のため、発音についても長期的な時間軸で見れば変化が生じるが、単語や表現の数の変化に比べれた比較的安定的である。ゆえにまずは発音技術をしっかりと習得し、そこから単語や表現を覚えていき、それを使えるようにしていく実践に従事していくというのが王道だろう。発音の洗練化や単語や表現の習得についても継続していきながらも、今の自分は次のステップに向かっている。それはネイティブの感覚・感性のインストールである。これがなかなかに難しいが、日々試行錯誤しながらそれに取り組んでいる。それと並行して、今となってはほとんどないが、相手やコンテクストによっては英語で発話することに若干の躊躇が見える瞬間があることは確かなので、そうした躊躇心と向き合っていくことも必要だ。そこには唯識学で言うところの何かしらの煩悩があり、その背後にある煩悩と向き合っていくことが求められる。本来誰であっても、いかなるコンテクストであっても物怖じすることなく話ができてしかるべきであり、おそらくそれができないことがあるのは、ネイティブと自分を比べようとする慢の煩悩が大きな働きをしているかもしれない。またそもそも、自分という存在に囚われるという我見のような煩悩も見られることがわかる。こうしたことを考えてみると、英語のスピーキングにおいては、実際に舌を鍛えながら脳内回路を作っていくことに加えて、自らのマインドセットと発話技術を磨いていくことが重要であり、それは心技体という三位一体の修練によって向上していくものであることが見えてくる。今日もまたこの三位一体を意識して英語の発話能力の鍛錬に従事したい。フローニンゲン:2024/6/25(火) 06:45


12888. 無為の大切さ


時刻は間もなく午後4時を迎える。つい先ほど、アクティブレストを兼ねて近所のスーパーに買い物に行ってきた。今日は本当に真夏日で、気温は27度まで上がった。今もその最高気温が続いていて、もうしばらくこの気温が維持される。外に出かけてみると、日陰はとてもひんやりしていて、そこを吹き抜けていく風がとても心地良かった。通りかかったノーダープラントソン公園で寛ぐ人たちはみんな一様に幸せそうに見えた。各自が思い思いに自由な時間を過ごすことが当たり前のこの国は自由が尊重されていて大変住み心地が良い。仏教で言うところの「無為」の在り方が許容されており、それぞれが作為を手放して無為に時間を過ごせることは非常に重要なことである。現代社会においては「無為」という言葉が原義を離れて使われているのが残念であり、本来はどれだけ無為に過ごせるかが幸せの質と量を左右するのである。そのことを忘れてしまったのが現代人なのだろう。


スーパーの途中にあるアイス屋はとても繁盛している。冬でも土日にはそこに多くの客がやって来るのだが、特にこの季節は書き入れ時のようである。今日はとりわけ多くの客で繁盛しており、店の外にまで列ができているほどだった。買い物から帰ってきて着替えをした時に、鏡に映る自分の体が随分と変わっていることに気づいた。それは筋力トレーニングの工夫に相まって、特に食事を変えたことが大きな要因かと思う。これまではアンダーカロリーの状態が続いていたがゆえに筋力量が思ったほど増えていなかったのである。そこから毎日3食食べる生活にし、主食である米やパスタを積極的に摂り入れるようにしてみたところ、ゆっくりと体重が増えていき、それに応じて筋肉量も増してきた。これでもまだ体重は軽い方だと思うので、引き続き無理をせず、良質で栄養豊富な食事を摂取しながら徐々に体重を増やしていきたいと思う。目に見える着実な変化は実践に弾みをもたらしてくれる。フローニンゲン:2024/6/25(火)16:06


Today’s Letter

A couple of robins are singing beautiful songs. Their twitter gently caresses the morning world, embodying the truth and telling it through their singing. 

Where there’s a will, there’s a way. I’m always intentional and purposeful, and at the same time, I let go of any intentions and purposes all the time. Groningen, June 25, 2024


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