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9976-9980: コンヤからの便り 2023年2月27日(月)



No.4517 コンヤの輝き_Brightness of Konya


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本日の3曲


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タイトル一覧

9976. 【コンヤ滞在記】メヴレヴィー教団の総本山へ

9977. 【コンヤ滞在記】今朝方の夢

9978. 【コンヤ滞在記】朝食を摂り終えて

9979. 【コンヤ滞在記】メヴラーナ博物館を訪れて

9980. 【コンヤ滞在記】夜のアザーンを聴きながら


9976. 【コンヤ滞在記】メヴレヴィー教団の総本山へ


時刻は午前7時を迎え、今ゆっくりとコンヤ上空の空が明るくなってきている。今回のトルコ旅行では1日たりとも雨の日はなく、曇りの日でさえもなかった。全ての日を快晴の中で過ごせたことにとても感謝している。今の気温は1度と低いが、今日も日中には気温が上がり、今日はなんと18度まで気温が上がるそうである。昨日もすでにジャケットはいらなかったので、今日もジャケットは不要そうだ。


今日はいよいよ、コンヤにやってきた最大の目的であるメヴラーナ博物館に行く。ここは旋回舞踊「セマー」で知られるイスラム神秘主義の一派「メヴレヴィー教団」の総本山があった場所である。ここは、オスマン朝時代には教団の修行場としても使われていたことでも知られている。教団自体は1923年のトルコ革命によって強制的に解散させられてしまい、修行場も閉鎖されてしまった。しかしその後、この場所には歴史的·文化的な価値があることが認められ、1927年に霊廟は博物館として一般公開されることになる。1954年には、セマーを見せ物として興行することが認められ現在に至る。


神の名を唱える修行「ズィクル」を行いながら緩急をつけてひたすらグルグルと回転する舞踏のセマーはとても興味深い。この音楽、詩、瞑想を組み合わせた独特の旋回する礼拝の儀式は、メヴラーナ、すなわちルーミーによって作られた。この儀式は、中学校の社会の資料室に掲載されていたことがとても印象的で、今でもその写真を覚えている。今日は敬愛するペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人と形容されるルーミーのゆかりの地を訪れる。そこではきっと何か感じるものがあるだろうし、霊感のようなものがもたらされるかもしれない。それがとても楽しみだ。


昨日コンヤについて改めて調べていると、コンヤはセルジューク朝時代には首都だったことを知った。そしてコンヤはトルコで最も信心深い町のようであり、モスクの数が最も多いそうだ。祈りの町ゆえの落ち着きと静けさがあるのも頷けることである。この落ち着きと静けさはとても心地良い。自分の魂と周波数が合っている。コンヤ:2023/2/27(月)07:27


9977. 【コンヤ滞在記】今朝方の夢


つい今し方、ホテルのレストランに降りていき、ダブルエスプレッソを2杯もらって自室に帰ってきた。トルココーヒーはとても濃厚で、ダブルエスプレッソになるとその香りが良い一層引き立つ。ホテルの部屋の窓から外を見渡すと、コンヤの町は四方をぐるりと小高い山で囲まれていることに改めて気づく。こうした特殊な地形が生み出した文化の風を浴びながら、自己がとても寛いでいるのがわかる。町の雰囲気としてイスタンブールよりもコンヤの方が自分の感性に合致している。


コンヤのホテルは周りがとても静かなので、夜は熟睡できる。そのせいか、あまり印象に残る夢をこの数日見ていない。今朝方の夢も断片的な記憶に縁取られている。夢の中で私は、ある世界の宗教の布教の論理について見知らぬ男性と話をしていた。その男性はその宗教に関心を示していて、私はその宗教というよりも宗教全般の布教の論理に精通しているらしく、布教の論理の原理について彼に教えていた。すると彼は何かに目覚めたようで、自分で宗教を立ち上げて教祖になると述べ始めた。私は彼の話を聞きながら、彼はあまり教祖に向いていないように思えたが、彼のことを応援しようと思った。そのような場面があった。それ以外には、この夢の続きとして、世界の宗教の固有の死生観について思索を巡らせている場面があった。そこでは自分1人で色々と調べ物をして、文章を書きながら考察を深めていた。しばらくして、何か降ってくるような洞察がやってきて、私はとても嬉しくなった。その喜びを受けて笑顔になったところで夢の場面が変わった。


コンヤの町もイスタンブールと同様に、朝の礼拝を知らせるアザーンが鳴り響く。今朝方はそれで目覚めた。1日の始めにアザーンが鳴り響き、1日の終わりにもアザーンが鳴り響く環境の中に身を置いていると、自ずから信心深くなる。超越的な存在に自然と祈りを捧げている自分がいることにはたと気付かされる。環境の影響というのは本当に強いのだ。風土がもたらす種々の力の恩恵に感謝し、これからも自分はそうした恩恵に預からせてもらう存在なのだと絶えず自覚をしておきたい。コンヤ:2023/2/27(月)07:48


9978. 【コンヤ滞在記】朝食を摂り終えて


たった今朝食を摂り終え、この日記をホテルのレストランで執筆している。今日は月曜日ということもあってか、昨日の日曜日よりもレストランが賑わっている。今日もまた雲ひとつない快晴の予報が出ているが、朝のこの時間帯はまだ霧が出ている。ここからしばらくして空は昨日と同じぐらい晴れ渡ることになるだろう。


2月も明日で終わりである。ちょうど明日はコンヤを出発し、オランダに戻る。フライトの時間の都合上、今回はアムステルダムのスキポール空港に隣接したホテルに宿泊してからフローニンゲンに戻ることにした。せっかくなのでフローニンゲンに戻る朝にアムステルダム市内を少し観光しようと思う。


レストランを見渡すと、やはり宿泊客のほぼ全てがトルコ人のようだ。その証拠に、大半の人がトルコの伝統的なお茶をグラスに入れて飲んでいる。自分はまだそれを飲んだことがないので、明日はダブルエスプレッソの代わりに食事中はそのお茶を飲んでみようと思う。現在宿泊中のホテルのビュッフェもイスタンブールのホテルの朝食と同じくメニューが少し変わることが嬉しい。それによって飽きることなく朝食を楽しむことができる。


今日は月曜日であるから、夕方に筋力トレーニングをしようと思う。昨夜サウナから出た後に、フィットネスセンターの雰囲気を確かめてみた。すると驚いたことに、2つのフロアにまたがってフィットネスセンターがあり、十分な広さだった。自分が使用する器具類は2階にあるようだったので、今日は2階をメインにして体を鍛えようと思う。筋力トレーニングを終えたら部屋に戻って早めの夕食を摂り、今夜もまたサウナに入ってこようと思う。3日連続でサウナに入ることによって、身体の調子がさらに整うように思う。実際に、一昨日と昨日にサウナに入ってみて、2日連続でサウナに入ることによって肌の調子がさらに良くなっているように思う。サウナの効果は恐るべしである。


さて、ここから少しばかりIELTSの対策をしてから部屋に戻ろうと思う。今日はリーディングセクションとリスニングセクションの対策を進めていく。TOEFLとはやはり形式が異なるので、形式に慣れることは重要だ。コンヤ:2023/2/27(月)09:57


9979. 【コンヤ滞在記】メヴラーナ博物館を訪れて


時刻は午後3時半を迎えようとしている。つい先ほど今日の観光を終えてホテルの自室に戻ってきた。今日は、メヴラーナ博物館を訪れた。一言で述べると、大変素晴らしい博物館であった。今回のトルコ旅行の最大のハイライトになったと言っても過言ではない。ホテルから博物館まではまだ歩いたことのない道を歩いていき、コンヤの街並みを楽しんだ。博物館が近づいてくると土産屋の数もグッと増えてきて、博物館周辺が観光のメッカなのだとすぐにわかった。この博物館は見応えがたっぷりあったのだが無料で入ることができた。一番印象に残っているのはやはりルーミーの霊廟である。ルーミーが眠っている棺は大変立派なものであった。大きさもとんでもなく大きく、装飾も見事であった。棺の前で祈りを捧げている人もたくさんいた。この霊廟の壁にはイスラムの幾何学模様の芸術作品がいくつも飾られていた。そして、通路の脇には貴重なコーランもいくつか置かれていて、それをみた時に、聖典を持つ啓典宗教の確かな吸引力を実感した。見事な装飾が施されたコーランはとても美しく、その聖なる力に人々が魅せられるのも無理はないと思った。この霊廟の天井の装飾も見事であり、大変見応えがあった。せっかくなので霊廟内の礼拝所に立ち寄り、中の雰囲気を味わった。そこでは敬虔なイスラム教との人たちがメッカの方角に向かって思い思いに祈りを捧げていた。彼らの祈りを捧げる様子を見て、こちらも敬虔な気持ちになった。祈りの持つ力は伝染し、自分も心の中で祈りを捧げていた。礼拝所が持つ集合意識と場の力を身を持って体験した次第だ。霊廟をじっくり時間をかけてくまなく見た後は、博物館の敷地内の他の見所ある場所を見ていった。特にメヴレヴィー教団ゆかりの所蔵品は丁寧に見ていった。帰りがけにミュージアムショップに立ち寄り、トルコ人の学者による“Roses From Rumi’s Rose Garden”という書籍を購入した。それに加えて、メヴラーナ博物館の日本語のガイドブックと、とても美しい模様の入ったブックマークを購入した。今夜と明日の移動中に、購入した書籍とガイドブックを読み進めていこうと思う。今回コンヤに来てメヴラーナ博物館に足を運ぶことができて本当に幸せであった。コンヤ:2023/2/27(月)15:42


9980. 【コンヤ滞在記】夜のアザーンを聴きながら


アザーンが高らかにコンヤの町全体に鳴り響いている。夜に聞くアザーンはこれが最後のものとなるだろう。今回のトルコ旅行を通じて、最初こそアザーンの音の質感に慣れないものがあったが、今となっては妙に心地良い。朝は魂を目覚めさせてくれ、夜は魂を鎮めてくれる。


先ほど、ホテルのサウナに入ってきた。コンヤの滞在中は毎晩サウナに入っていた。このおかげで随分と心身が整ったように思う。今後も旅の最中にはホテルのサウナを積極的に活用しようと思う。サウナに入る前には筋力トレーニングをしていて、旅の最中もいつもと同じように月曜日と木曜日の2回は十分に体を鍛えることができた。筋力トレーニングも旅の最中にホテルのフィットネスルームで行えるのだから便利なものである。


明日はいよいよコンヤを出発してオランダに戻る。フライトの時間は午後4時45分と随分とゆったりしている。イスタンブールで乗り換えをするのだが、乗り換え時間が1時間半ほどあるので、イスタンブール空港ではまたラウンジで少し寛ごうと思う。明日のコンヤ発のフライトが遅く、残念ながらコンヤにはプライオリティパスで入れるラウンジがないようなので、ホテルをできるだけゆっくりと出発したい。ホテルのチェックアウトは昼の12時とのことであり、ギリギリにチェックアウトし、そこからタクシーを呼んでもらおうと思う。空港まではタクシーで20分ほどで着けてしまうが、早めに空港に到着するのに越したことはなく、空港のカフェを見つけてそこでゆっくりしよう。ホテルのチェックアウトをゆっくりできることから、荷造りは明日の朝に行うことにして、今夜はもう少し旅の最中に購入した書籍や画集を眺めたい。コンヤ:2023/2/27(月)20:11


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2230, A Morning Prayer in Konya

Konya is a beautiful city in Turkey.

The city is pious and serene.

My soul fully resonates with the religious ambiance.

Konya; 07:59, 2/27/2023


No.2231, A Pious Invitation

I’m waiting for a pious invitation.

It would augment my piety.

My piousness is the robust foundation of my being.

Konya; 08:10, 2/27/2023

No.2232, A Diamond Breeze

A diamond breeze is blowing in Konya.

It inspired my soul.

My soul begins to glow brilliantly.

Konya; 11:13, 2/27/2023

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