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9950-9953: イスタンブールからの便り 2023年2月22日(水)



No.4505 幸福の兆し_A Sign of Happiness


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本日の3曲


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タイトル一覧

9950. 【イスタンブール滞在記】アザーンの洗礼/今朝方の夢

9951. 【イスタンブール滞在記】今日の観光計画

9952. 【イスタンブール滞在記】満足のいく朝食を摂り終えて

9953. 【イスタンブール滞在記】トプカプ宮殿・イスタンブール考古学博物館・イスラム科学技術歴史博物館を訪れて


9950. 【イスタンブール滞在記】アザーンの洗礼/今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎えた。辺りはまだ暗く、日の出を待つイスタンブール。今朝方は早速イスラム教国の洗礼を受けた。今滞在しているのはイスタンブールの旧市街地で、近くにモスクがある。先ほどの早朝6時過ぎにモスクから礼拝の歌が爆音で聞こえてきた。それは「アザーン」と呼ばれる礼拝を知らせる歌である。厳密にはそれは歌ではなく呼びかけの声なのだが、自分には歌のように聞こえた。昨日もいつもと同じ時間に就寝したのだが深夜に一度起床し、そのついでに少し調べ物をしていた夜更かしをしていた。なのでアザーンの時間はまだ夢の中にいたのだが、アザーンの爆音で目覚める形となったのはイスラム教国の朝の良い洗礼となった。まさにそれは「洗礼」と呼ぶのにふさわしい。宗教的な意味もどことなくあったように思う。礼拝は1日に5回あるからあと4回どのタイミングでアザーンを聞くことになるのか調べてみたところ、分単位で細かく時間が決まっていたことに驚いただけではなく、なんと日の出の時にも礼拝があるようで、6回ほどの礼拝になるようだった。日の出や日の入り、正午ちょうどの礼拝は禁じられているという情報を見かけたが、どちらが正しいのだろう。あと50分ほどしたら日の出なのでその時にどちらが正しいのかわかるだろう。


今朝方はアザーンの音で目覚めたわけだが、その前に夢を見ていた。夢の中で私は、母と見知らぬ街の小高い住宅地を歩いていた。話の中で母が1年のある時期にあるバイトをしていたことを知り、なぜバイトをしていたのかを尋ねたり、バイトの内容について尋ねていた。すると、そのバイトは募集の内容と違って少し危険なことが付き纏うようだったので心配した。すると私たちの後ろを歩いていた見知らぬ若い女性がそのバイトに興味を示した。そのバイトは確かに危険が伴う分、給料がとても良かった。そうしたこともあり、お金に困っているその女性が興味を示したのである。母は長年定期的にそのバイトを行なっていた経験者だったので、その女性に安易にそのバイトに手を出さない方がいいと述べた。改めて具体的にどのような危険があるのかをその女性に伝えると、その女性は真剣な顔をして改めて検討してみると述べた。今朝方はそのような夢を見ていた。イスタンブール:2023/2/22(水)07:00


9951. 【イスタンブール滞在記】今日の観光計画


つい今し方1階のレストランに降りていき、ダブルエスプレッソとアメリカーノをもらった。その時に今回の宿泊プランに朝食が付いていなかったことを知り、後ほど朝食の代金を支払うことになった。今日の観光前に受付で支払いを済ませ、明日以降の朝食代金を先に支払っておきたい。コーヒーをゆっくり味わって、少し作曲実践などをしてから後ほど朝食を食べに再びレストランに降りていこうと思う。


さて今日は2つの美術館に足を運ぶ予定だ。1つは“Topkapi Palace Museum”というところで、もう1つは“Istanbul Archaeological Museums”である。どちらも旧市街地にあって隣接しているので、移動は大変ではない。宿泊しているホテルから歩いて20分ほどで到着できる。今日は天気がとても良いようなので、イスタンブールの街を散歩するのはとても気持ちがいいだろう。今日の最高気温は14度まで上がるようなので、暖かさを十分に感じられるかと思う。明日もまた14度まで気温が上がり、晴れるようなので何よりだ。金曜日は曇りがちとなるが雨は降らず、イスタンブール滞在中は持参した折り畳み傘を使う必要がなさそうなので嬉しく思う。それでは今から作曲実践やデジタル絵画を描き、その後に明日以降足を運びたい場所が事前に調べていたもの以外にないかを改めて調べておきたい。イスタンブール:2023/2/22(水)07:52


9952. 【イスタンブール滞在記】満足のいく朝食を摂り終えて


時刻は午前9時半を迎えた。つい今し方ホテルのレストランで朝食を摂り終え、コーヒーを1杯もらって自室に戻ってきた。今日のイスタンブールはすこぶる快晴であり、燦々と輝く朝日が眩しく感じる。確かにここ最近はフローニンゲンも良い天気が続いているが、このような力強い朝日を拝むことはできない。フローニンゲンとイスタンブールの気温が異なるので判断が難しいが、今日はジャケットが必要なのだろかと考えてしまう。今の気温は12度で、日中は14度まで気温が上がる。ホテルの自室の窓から道ゆく人の姿を見るとジャケットを羽織っているが、自分の場合は暑がりのため判断に悩む。一応ジャケットを羽織って外に出かけてみて、暑ければカバンにしまって観光すればいいだろう。


さて、先ほどホテルの朝食を食べたのだが、とても美味しかった。宿泊しているホテルは旧市街にあるヒルトンで、さすがヒルトンと言ったところだろうか。ヒルトンのような有名なホテルはこれまで積極的に宿泊することはなく、その地域の雰囲気が良さげな4つ星や5つ星のホテルをこれまで好んで宿泊してきたが、やはりヒルトンのサービスは高い。今宿泊しているキングサイズのベッドルームも十分な広さがある。もしシャワーだけではなく浴槽も付いていたらより満足度が高かっただろう。朝食を摂っていると、イスラム教徒の人をちらほら見かけ、「タギーヤ」と呼ばれるイスラム教徒の男性用の帽子をかぶった人や、「ヒジャーブ」と呼ばれる女性用のスカーフをかぶった人もちらほら見かけた。イスラム教の国に来たのは中学·高校時代にマレーシアやインドネシアを訪れて以来なので、目にするものがなんでも新鮮である。ホテルの1階にも礼拝場があり、フィットネスルームかと思って危うく入りそうになった。少し休憩してからホテルを出発して本日の観光を始めようと思うが、そこで目にするもの、感じるものは全て新鮮だろう。今日からのイスタンブール観光を大いに楽しもう。イスタンブール:2023/2/22(水)09:47


9953. 【イスタンブール滞在記】トプカプ宮殿・イスタンブール考古学博物館・イスラム科学技術歴史博物館を訪れて


時刻は午後4時に近づいてきている。つい先ほど初日の観光を終えてホテルの自室に戻ってきた。今日のイスタンブールはとても暖かく、日中にはジャケットを羽織る必要がないほどであった。少し汗ばむぐらいの暖かさがあったので、ホテルに戻ってからはすぐにシャワーを浴びた。今日はまず最初に“Topkapi Palace Museum(「トプカプ宮殿」)”という場所に訪れた。名前から推察するに、ここは美術館だろうと思っていたのだが、ただの美術館ではなく、だだっ広い王宮と庭園を総称して“Museum”という名前が付けられているようだった。こんな広大で立派な宮殿は見たことがなかったので、時間をかけてじっくり堪能した。入場料は通常の美術館よりも高く、日本円にして5千円ぐらいだったのだが、物凄い数の人がいた。見学できる複数の施設のうち、1つ2つは長蛇の列ができていたので見るのをやめた。それでも時間にして3時間ぐらいここで過ごしていたように思う。トプカプ宮殿を訪れた後に向かったのは考古学博物館で、ここでギリシャやローマの文明と交流していたトルコの文明の品々を見ていくことは興味深かった。とりわけトロイ遺跡の展示品と、古代エジプト文明に影響を受けた棺を含めた埋葬に関する展示品は興味深く鑑賞した。色々と展示品を眺めていると、イスラム教は砂漠の宗教であり、トルコの文明は砂漠とまではいかないまでも、土や石を連想させる文明の産物が多いという印象を持った。彫像なども石工の産物であり、風土の核に石があることを窺わせた。今日はこの2つの場所だけ訪れる予定だったが、偶然にもイスラム科学技術博物館という場所を近くに見つけ、そこにも立ち寄った。知っている人は知っているが、イスラムの科学技術は歴史を遡るとヨーロッパよりも遥かに発達していた時期があった。実際にヨーロッパ人はイスラム人から科学技術を学んでいたほどなのだが、ヨーロッパ人たちは種々の理由からそれを隠してきたという歴史がある。歴史が下って来ると、ゲーテなどがイスラムの科学技術の発達に注目することになるが、イスラムの科学技術に対する功績は長く忘れられてきたという歴史がある。展示されている領域は医療技術、生活技術、天文技術、戦争技術と幅広く、学問領域としても物理学、化学、地理学など多岐に渡った分野の展示品があり、テクノロジーに関心を持っている自分としては大変興味深かった。それらの展示品を眺めながら、トランスヒューマニズムというのもまた長大な人類の歴史から眺めてみると、イスラムの科学技術の領域と完全に重なっており、人類の進化の一幕なのだと思えた。人類は科学技術の進歩を通じて紆余曲折しながら文明の歩みを前に進め続けることを絶えず行なってきたのである。イスタンブール:2023/2/22(水)15:59


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2216, A Shining Morning

The morning is shining now.

It radiates full of spiritual energy.

My soul starts to vibrate with the world.

Istanbul; 08:36, 2/22/2023


No.2217, An Istanbul March

I resonate with an Istanbul march.

It is vivacious and pleasurable.

Istanbul; 10:10, 2/22/2023


No.2218, The Breeze of Istanbul

The breeze of Istanbul is very refreshing.

It carries each spirit in its own way.

Istanbul; 17:04, 2/22/2023

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