9379-9382: 日本滞在記 2022年11月9日（水）

No.4143 祝福の光_Light of Blessing

本日の散文詩（prose poetry）& 自由詩（free verse）

No.1961, Becoming

My being is a process itself.

I’m constantly becoming something new.

I’m a creative process.

Frankfurt; 07:11, 11/9/2022

No.1962, Metaphysics & My Soul

Metaphysics calls my soul.

My soul resonates with it deeply.

Without metaphysics, my soul would not exist.

Frankfurt; 16:39, 11/9/2022

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・アート・ギャラリー

本日の2曲

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タイトル一覧

9379.【フランクフルト滞在記】フランクフルトの朝に

9380.【フランクフルト滞在記】朝の考え事

9381.【フランクフルト滞在記】書籍の原稿・志望動機書の最終稿が完成して

9382.【フランクフルト滞在記】性の解放と身体実践を見つめ直して

9379.【フランクフルト滞在記】フランクフルトの朝に

時刻は午前6時を迎えようとしている。フランクフルトの町は眠っているようでいて、起きている、あるいは起きているようで眠っている。そんなことを思わせるのは、真っ暗で人気のない町の高層ビルが光っている様子からである。ホテルの自室の窓を開けると、しとしととした雨音が聞こえてきた。窓を閉じていると全く聞こえなかった雨音に、今耳を傾けている。天気予報を確認すると、午前9時頃まで雨が降り、そこからいったん雨が止む。そして正午過ぎから夕方にかけて小雨が降るという予報が出ている。昨日の段階で随分と美術館巡りをしたこともあって、今日は行くべき箇所はほとんどない。今回の1ヶ月超に渡る旅行締め括る本日は、Caricatura - Museum for Comic Artに足を運ぶ予定だ。今日はそこだけを訪れる予定なので、その他の時間はホテルの自室で仕事に取り組もう。最近はもはや「仕事」という言葉を使うことに違和感があるのだが、一応ライフワークとしての仕事という意味でその言葉をまだ使っている。今後、今の自分の取り組みにピタリと合う言葉を見つけたいし、なければ作ってしえばいいと思う。いずれにせよ、今日はホテルの自室でゆっくりしながら、午後に息抜きかつ散歩がてら上述の美術館に足を運ぼうと思う。

昨日、フランクフルトの町を歩きながら、休日でもなんでもない平日に観光している人たちは普段何をしているのだろうかと疑問に思った。まだ退職していないような年齢の人たちが平日に観光している様子を見ると、普段彼らはどのような仕事をしているのだろうかと気になったのである。かくいう自分もこの年齢で自由気ままに平日から観光をしているため、決して他人のことは言えないのだが。世の中には本当に様々な仕事や活動に従事し、各人がそれぞれの人生を送っていることがわかる。自分もまた自らに固有の仕事と活動に従事しながら、自分自身の人生を日々歩んでいる。それでいいのだろう。今日もまた自分は自分なりの人生を歩んでいきたい。そんなことを思わせてくれるフランクフルトの朝だ。フランクフルト：2022/11/9（水）06:07

9380.【フランクフルト滞在記】朝の考え事

辺りはいまだに闇と静けさに包まれている。ゆっくりと午前6時半に向かいつつあるフランクフルトの朝の世界は、闇と静けさに包まれている。欧州に戻ってきてから数日ほど経つが、まだ鮮明な夢を見ていない。時差ボケに関しては戻ってきた初日からほとんどなかったのだが、やはり無意識のどこかで時差ボケが生じていたことは確かであり、その影響でまだ夢を見ていないのかもしれない。本格的に夢を見るのはオランダに戻ってからだろうか。

昨日、少し時間があったのでホテルの自室でオランダ永住権と欧州永住権の申請を終えた。それは思っていた以上に速やかに終わった。仮に欧州永住権を取得できたら、EU圏内の国であればどこでも移住が可能であり、今この瞬間にいるドイツはもちろんのこと、将来必ず生活拠点を設けたいと思っているフィンランドにもすぐさま生活できてしまう。しかしながら、まずはアメリカに戻ることが先決である。アメリカで、自分の研究テーマをしっかりと研究すること。北欧での自然に囲まれたゆったりとした生活は、もう少し後の人生のフェーズで実現すればいい。

先ほど、オンラインゼミナールの受講生が投稿した文章に目を通していると、1つ目を開かされる体験があった。テクノロジーの領域で問われるべき問いが既に伝統的なヨーガの世界で問われていて、ヨガの教えと科学哲学、さらにはテクノロジー哲学との関連性も是非とも研究してみたいと思ったのである。自分自身がヨガのインストラクターをしていたこともあって、ヨガの教えにはずっと関心を寄せ続けていた。ヨガの教え、それから神道の世界観とテクノロジーの内在性質の分析を絡めることができないだろうか。そんなことを考えていた。

それではこれから朝の創作活動に従事し、朝食前には自重トレーニングをしっかり行おうと思う。朝食ではタンパク質をしっかり摂り、朝食後からは書籍の原稿の最終確認をして、編集者の根本さんに原稿を送りたい。当初の予定では、原稿の提出は今月末までとなっていたが、速やかに原稿の加筆·修正が終わったので、予定よりも早く原稿を提出したいと思う。フランクフルト：2022/11/9（水）06:31

9381.【フランクフルト滞在記】書籍の原稿・志望動機書の最終稿が完成して

時刻は午後1時を迎えようとしている。幸いにもまだ雨は降っておらず、雲の様子からすると、雨が降らないかもしれない。朝食を摂って以降、集中して書籍の原稿の加筆·修正を行なっていた。今回の書籍で紹介する参考文献の500冊に関しては、PDFでウェブサイトの方に掲載する際に、日本語の書籍については購入リンクを付けることによって読者の方が書籍を入手しやすくするという工夫をした。日本語に翻訳されている書籍も結構な数があったので、それなりにその作業に時間がかかった。それ以外の修正としては、日本から欧州に戻って来る時に追加した合計18個のワークを読み返し、言葉尻を整えていった。そして、執筆した謝辞についても読み返し、修正を施していった。こうした作業が先ほど無事に完了し、編集者の根本さんに最終原稿を送った。これにて当面はこちら側の作業は要らず、あとは根本さんから別途修正の依頼が来たらそれに対応しようと思う。それ以外にも朝食前に、神学大学大学院へ出願する志望動機書を改めて読み返し、それについても最終稿となった。後ほど、友人のサハルに連絡し、ネイティブのチェックとしてレビューを依頼しようと思う。やるべきことを全て終えたので、これから休憩がてら観光に出かけようと思う。散歩として、ホテルから歩いて15分ほどにあるCaricatura - Museum for Comic Artに行ってこよう。観光から帰ってきたら、先日まで行われていたオットー·ラスキー博士をお招きしたプログラムの受講生たちの自主勉強会のアーカイブ動画を視聴して、補足のコメントして音声ファイルを作成しようと思う。フランクフルト：2022/11/9（水）13:02

9382.【フランクフルト滞在記】性の解放と身体実践を見つめ直して

時刻は午後3時を迎えようとしている。先ほど、フランクフルト滞在最後の観光を終えた。向かったのは、Caricatura - Museum for Comic Artという博物館で、ここでは現代ドイツの政治に関する風刺的な漫画·広告資料を見ることができた。建物自体は上に長く、5階の図書室を除けば、4階まで閲覧資料があった。この博物館に来ているのは年配の方が多く、自分のような30代半ばの人はほとんど見られなかった。受付で説明があったように、展示資料の全てがドイツ語だったので理解が苦しいものが多かったが、絵を見れば何を言わんとしているかが大体わかったので楽しむことはできた。展示資料の大部分が性と政治に関するものであり、性の解放と社会の変容の繋がりのようなものが自ずから見えた。そこから、現代においても依然として抑圧されている側面のある性について、さらなる解放を実現していく上で重要なことは何かを考えていた。集合規模でそれを実現する道について考えていただけではなく、今の自分が抑圧している性の側面について考えていた。とりわけまずは後者の自分の性に関する問題意識の方が強く、このあたりは改めて精神分析学や社会学の観点から探究をしていきたいと思った。

ホテルから博物館までは歩いて15分ほどの時間だったが、朝に自重トレーニングをしっかりしていたこともあって代謝が上がっており、薄着であるにもかかわらず身体がポカポカしてきた。先日のオンラインゼミナールでは、身体実践について話題になり、それを受けて改めて自分の身体実践を再考している。オランダに戻ってからは、これまでよりも少し多めに自重トレーニングに時間を使いたいと思う。これまではあえて特定のいくつかの部位を鍛えていたが、鍛える部位の数をもう少し増やし、より筋肉質な身体を作っていこうと思った。こんな小さな気づきと実践上の軌道修正が起こるのもまた旅の意識状態によるものなのかもしれない。フランクフルト：2022/11/9（水）14:58