No.3715 宇宙の表情_A Facial Expression of the Universe
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1591, The Loss of the Sacred
The more the society is inclined to be visible and transparent, the more the sacred loses.
Groningen; 08:01, 6/9/2022
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本日の3曲
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タイトル一覧
8583. 明日からの旅行に向けて
8584. 様々な惑星を訪れる夢
8585. 鍛錬の継続/透明社会と聖なるもの
8586. 旅のセミナーを終えて
8583. 明日からの旅行に向けて
時刻は午前6時半を迎えた。今、遠くの方から小鳥たちの鳴き声が聞こえる。小鳥たちがいる場所は毎日少し違うのだろうか。そのようなことを考えていると、いつもと同じと思われる場所からも小鳥の鳴き声が聞こえてきた。絶えず違う場所にいるもの。絶えず同じ場所にいるもの。それら2つのタイプがあることは人間にも見られることである。いよいよ明日から6月の旅行が始まる。このところは毎月旅に出かけていて、そのペースは今の自分の生活リズムに合っているようで、とても心地良い。肯定的な意味での旅への飢餓感がちょうど湧き上がって来るのが1ヶ月ぐらいのサイクルである。今はまさにそうした感情を感じていて、旅に向けたエネルギーが高まっている。明日はゆっくりと昼過ぎぐらいに自宅を出発しようと思う。フローニンゲン中央駅からアイントホーフェンまで列車で行くには、途中で何回か乗り換える必要がある。まずはフローニンゲンから西のルーワーデンへ行き、そこから南下する形でユトレヒトに行く。そしてユトレヒトからアイントホーフェンに行くという流れである。明日はホテルに着いたら少し周辺を散策し、ホテルの近くにある普段足を運んでいるオーガニックスーパーで何か夕食を購入しようと思う。アイントホーフェンのホテルでは朝食をつけていないので、果物を含め、何か朝食になるものを購入しておきたい。アイントホーフェンには3泊ほど滞在し、月曜日にリトアニアの第2の都市カウナスに向かう。アイントホーフェン空港を今回初めて利用することになる、ここがどのような空港なのか少し未知である。フローニンゲン空港はとても小さく、カフェはあるが、ラウンジなどはないので、アイントホーフェン空港にもラウンジを期待することはできないだろうか。そう思って調べてみると、アイントホーフェン空港はフローニンゲン空港よりも大きく、運行している航空会社の数も行き先の数も随分と多いことがわかった。そして、プライオリティーパスでよく利用しているAspireラウンジも空港内にあることがわかった。ただし、カウナスに向かう月曜日は残念ながら閉まっているとのことである。アイントホーフェンからカウナスには1週間に2本しかフライトがなく、他に選択肢がなかったので、カウナスに向かう当日は珍しく朝早く出発する必要がある。 フライトの時間が午前9:10なので、ホテルを早めに出発し、空港内のカフェでコーヒーでも飲みながら寛ごうかと思う。当日の朝に出発の準備をするのではなく、前日の夜の段階で荷物をまとめて翌朝すぐにチェックアウトできるようにしておこう。そのようなことを考えながら、今日は出発前日ではあるが、いつものように生活をしようと思う。アイントホーフェンまでの列車の時刻表を調べるのは明日の朝でいい。今日は午後からオンラインセミナーがあり、その内容とは直接的には関係ないが、文明学の探究に関する読書を午前中に進めていこうと思う。フローニンゲン:2022/6/9(木)06:50
8584. 様々な惑星を訪れる夢
明日から始まる旅への高揚感の中、今朝方の夢を振り返っておきたい。夢の中で私は、大学時代のサークルの友人と一緒に、色々な惑星を旅することを行なっていた。それぞれの惑星で何か光るものを集めながら、冒険的な形の旅をしていたのである。訪れた惑星はどれも特徴的で、緑豊かな惑星もあれば、生命が全くおらず機械だけが存在している惑星などがあった。水でできた惑星が今度の目的地で、宇宙船を使ってそこに向かった。惑星に無事に到着すると、そこからは2人別々に行動し、この惑星にもあるであろう探し物の光る物体を持ち帰ろうと約束した。そこから1人で行動していると、偶然ながらそこで小中学校時代の友人(KF)と遭遇した。彼とはとても仲良しだったので、久しぶりの再会を祝いながら、お互いがこの星にやって来た意味について話をした。彼はなんとなくこの惑星にやって来たとのことであり、自分も突き詰めればなんとなくやって来たのかもしれないなと思い、彼の話を聞きながら少し笑みが漏れた。彼の話で印象的だったのは、宇宙船が惑星に到着する際の航路の話だ。どうやら彼が辿った航路と自分が辿った航路は異なるようであり、彼の航路の方が無駄がなく、最短距離で時間も早いことがわかり、帰りはその航路を通って惑星から別の星に行こうかと思った。そのような話をした後に、この惑星は水の惑星だけあって、全てが水の中だった。不思議と水の中でも呼吸ができたので、全く苦しくはなかった。友人と話をした後に、目当ての光る物体を探しに行こうと思った。すると、水中の中には地球では見たことのないような生き物がたくさんいて驚いた。目を奪われるような綺麗な生き物もいたが、それ以上に驚いたのは、地球の海の中ではいないような大きさの巨大な生き物であり、中には凶暴そうなものもいて、それらに襲われないようにしながら移動する必要があると思った。私は海中の藻や岩陰に身を潜めながら、少しずつ惑星を移動して行った。すると気がつけば、私はまた別の惑星にいた。そこは人間が住む惑星と同じような作りをしていて、都市が存在していた。どうやら私は今から、列車に乗ってどこかに向かうことになっているようだった。列車の乗車時間が長いので、コーヒーとそれに合う軽食を購入しようと思った。マフィンか何かがいいかなと思って、駅に隣接したデパートでコーヒーとマフィンでも購入しようと思ったところ、そこで売られているマフィンがあまりにも巨大で量が多かったので、それを購入することはやめ、もう少し小さく上品なパンを購入することにした。今朝方はそのような夢を見ていた。様々な惑星を冒険する夢というのは、ひょっとしたら明日から始まる旅を暗示しているのかもしれない。明日からの旅では、これまで目にしたことのない街や人々の姿を見ることになるだろう。それは異なる惑星を旅するのと変わらないワクワク感をもたらす。フローニンゲン:2022/6/9(木)07:03
8585. 鍛錬の継続/透明社会と聖なるもの
時刻は午前9時半を迎えた。今日は天気が良く、青空が広がっている。とても涼しげで、朝のそよ風がとても心地良い。今は窓を開けてそれを感じているわけではないが、窓の外の木々の葉の揺れを見て、心が心地良さを感じている。先ほどまで、朝の日課の英語の発話能力の鍛錬を行なっていた。ジークンドーの鍛錬も毎日短い時間集中して行なっているが、英語の発話能力の鍛錬も毎日の日課となり、継続的に鍛錬を続けている。時間としてはジークンドーの鍛錬に充てるものよりもずっと多い。気がつけば、先ほどは1時間半ほどノンストップでELSAを用いて英語の発話能力の鍛錬を行なっていた。もう初めて行うコンテンツがないほどにこの2ヶ月間やり込んでいる。どれだけ学習したかを競うようなリーグがこのアプリにはあって、今週はいよいよ最後のリーグであり、そのリーグの集計が終わる日曜日の夜までは今の勢いでアプリを続けていこうと思う。そこからは少しトレーニング量を落とし、朝と夜の2回に分けて、これまでよりも短い時間の鍛錬をしたい。目安としては、毎日合計で30分から40分ぐらいの鍛錬をしたい。ひょっとしたら日中に、読書の息抜きがてら、隙間時間にアプリを開いて少々発話練習を行うかもしれない。そのような形で、無理をせず、毎日ある程度の時間を発話能力の鍛錬に当てていこう。
早朝にふと、現代社会はビョンチョル·ハンの指摘するように、情報開示を過度に行う透明社会になりつつあることについて考えていた。そこにビッグ·データを含めた定量化の流れが押し寄せて来ることによって、様々なものがどんどん可視化されていく。可視化するべきものを可視化することは否定するべきではないが、現代の可視化の流れはとにかく暴力的なのだ。何も考えず、なんでも全て可視化すればいいと思っているような節がある。全てを可視化させる流れの中で、聖なるものはどんどん失われていく。聖なるものが聖なるものである所以は、必ずそこに可視化されえぬ不可侵なものがあるからである。現代の潮流は、不可侵領域にまで足を踏み入れて全てを可視化をしようとする。そのような暴力に対する対抗手段を考えなければならない。そのためのヒントとして、昨日読む進めていた“Topology of Violence”は参考になるだろう。本書は、明日からの旅にも持参しようと思う。それでは今から、昼前のオンラインミーティングまでの読書をし、文明学の探究を前に進めたいと思う。文明学の探究もまた、ジークンドーや英語の発話能力の鍛錬と同じく、日々一歩一歩継続的に前に進めていこう。フローニンゲン:2022/6/9(木)09:40
8586. 旅のセミナーを終えて
時刻は午後7時を迎えた。今、とても穏やかな夕方の世界が目の前に広がっている。早朝と同じく、小鳥たちが夕涼みをしながら楽しげな鳴き声を上げている。朝とはまた少し違った趣に響く彼らの鳴き声に心底癒されている。明日からの旅の出発に向けて、まだ何も準備をしておらず、準備は明日の朝にしようと思う。今日はいつものように創作活動や探究活動を午前中に進めていき、昼前に協働者の方とオンラインミーティングをし、その流れのまま旅に関するオンラインセミナーを行った。旅を取り上げるセミナーは今回初めてであり、セミナーを開催してみて純粋に良かったと思った。旅というのはやはり誰にとっても馴染み深いものであり、旅を起点にして発達理論を取り上げたり、自己と世界について扱うことができたりと、旅は非常に広く深いテーマであることが改めてわかった。当然のことながら、1人1人の旅は固有のものであるから、参加者の方々の旅の話は面白いものばかりであり、自分の世界観がまた広がった感覚があった。明日からの旅を含め、今後もぜひ可能であれば旅の都度、旅の思い出話も絡めながら、旅を通じて人間や社会を考察していくようなセミナーを開催できたらと思う。それと今日は、嬉しいことに、オットー·ラスキー博士をお招きする連続セミナーの開催に向けて、1つ進展があった。ラスキー博士と無事に諸々の条件面で折り合いがつき、これにてほぼほぼ確実にセミナーを開催することができるのではないかと思う。メールの中でも言及があったが、ラスキー博士のご年齢を考えると、今回はとても貴重な機会であり、セミナーの一部の動画は限定公開の形で「オットー·ラスキーアーカイブ」の方に遺産として掲載されるとのことだった。ご自身で“legacy”という言葉を使っていらっしゃたことからもそうだし、そうしたアーカイブをご自身の組織のメンバーの方が作っていることからも、ラスキー博士との今回の機会の貴重さを身に染みて感じた次第だ。それでは今から夕方の休憩がてら、1曲ほど曲を作り、そこから入浴までの時間はまた自由時間としてゆっくりしたいと思う。フローニンゲン:2022/6/9(木)19:14
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