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7860-7865: フローニンゲンからの便り 2022年2月14日(月)



No.3271 夜のセレモニー_A Night Ceremony


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1239, A Demon and Angel

A demon and angel within myself are talking about something.

I’m curious about what they are talking.

Anyway, both contribute to creating my inner world.

Groningen; 10:06, 2/14/2022

No.1240, Love

We have to love ourselves.

If we can truly love ourselves, we should be able to love others.

If we can’t love others, this means that we don’t love ourselves deeply.

Groningen; 11:42, 2/14/2022


No.1241, Jeet Kune Do & Bach

My focus in the field of martial arts is Jeet Kune Do.

My focus in the field of music composition is Bach.

Groningen; 11:44, 2/14/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7860. 昨日のプライベートレッスンを振り返って

7861. マーシャルアーツに関する2つの夢

7862. ジークンドーとバッハに焦点を当てて

7863. 新しい滞在許可証を受け取って

7864. ジークンドートレーニング46:種々の気づき

7865. ジークンドートレーニング47:体が覚えてくれていること


7860. 昨日のプライベートレッスンを振り返って


時刻は午前8時半を迎えた。今日から新たな週が始まる。マーシャルアーツのトレーニングを始めてからというもの、日々の充実感が増すばかりである。


今日は午前中にジムに出かけてトレーニングをしようと思っていたが、やはり午後からすぐに移民局に行かなければならないので、ジムに行くことはやめ、その代わりに自宅でトレーニングをしようと思った。昨日のロビンさんとのプライベートレッスンで習ったことを全て復習しておこう。その際に、セッションの中で録画した動画を見ながら、1つ1つの動きのポイントを確認しておきたいと思う。


昨日のセッションの中で、次回からはランク2の技に入っていく話となり、このランク制度というのもジークンドーを教えるために便宜的に設けたものに過ぎないとロビンさんは改めて強調していた。ジークンドーにおいては帯や種々のラベル付けを嫌っており、それは私たちの自我が容易にそうしたものに絡め取られてしまい、本質を見失いやすいからだ。


ランクは便宜上のものだと理解した上で、これからも技の鍛錬に励んでいこう。ランクは便宜的なものだとわかった上で、あえて最上位にあるランク8の技がどのようなものかを尋ねてみたところ、関節技を含めたグラウンドワークが多く入っているそうだ。


ジークンドーは、中国武術の詠春拳、そして西洋のボクシングとフェンシングを大きな基盤として構築された武術だが、ロビンさん曰くブルース·リーは柔術や柔道なども当然ながら研究していたらしく、ジークンドーにおいてはあまり多くはないが関節技や柔術的な技もあるらしい。そうしたものを最後のランク8で学ぶとのことだった。


試しにどのような関節技があるかを見せてあげるとロビンさんが述べ、関節技を受けることは初めてだったので加減してやってもらうことにすると、加減してもらったにもかかわらず、腕の骨が悲鳴を上げた。


以前より関節技やグランドワークにも関心があったので、ランク8の技を習うことが今から楽しみである。そこまで辿り着くのにどれだけの年月がかかるのかわからないが、着実に歩みを進めていきたいと思う。


昨日のセッションの中で、やはりロビンさんがジークンドーを30年以上もやってきた熟練者なのだと感じる瞬間が何度もあった。自分はこれまで何一つとして同じことを30年以上も続けたことがなく——5年以上続いたのはヨガと座禅瞑想ぐらいだろうか。10年以上続けているのは毎日英語に触れ続けるということだろうか。しかしこれは生活上不可欠のことなので実践にはカウントしない方がいいかもしれない——、それだけの時間をかけて何かを積み重ねてきた人が持つ技術の深さには敬服する。


これまで何か1つのことを長く実践してきたことはほとんどないのだが、マーシャルアーツだけでは10年、20年、30年、いや一生涯従事できそうな気がしている。ロビンさんの姿を見て励ましをもらい、ゆっくりとだが着実に日々自分の身体と向き合い、マーシャルアーティストとしての自己を涵養していこう。いや、おそらく十全な人間に向かうための自己としてという表現の方がふさわしいだろうか。フローニンゲン:2022/2/14(月)08:58

7861. マーシャルアーツに関する2つの夢


月曜日の朝も土日と変わらずに穏やかだ。世界が穏やかな呼吸をしていて、それに呼応する形で自分の呼吸も自ずから穏やかなものとなる。平穏さと共に歩みを進めていくこと。それが自分の人生の要諦だ。


今朝方、1匹の猫とマーシャルアーツの話をしている夢を見ていた。その猫は勉強熱心で、人間界の色々なことを知っていたのだが、その中でもマーシャルアーツに関心を持っているらしかった。私はそれを嬉しく思い、猫のどんな質問にも答えられる限り答えていった。


すると、そこでちょっと試しにマーシャルアーツの動きをやってみようということになった。さすが動物の猫である。運動神経がとても良く、現代人のように体が硬直していないので、私が見せた動きをすぐさまその猫は再現することができた。そして、教えていない技として、その場で猫は嬉しそうにバク宙をした。


見事に地面に着地した猫は、誇らしげな顔を浮かべ、同時に満面の笑みを浮かべていた。そんな姿を見た時に、私は人間だけではなく動物もマーシャルアーツを楽しめるのだと確信した。そこからしばらく猫と会話を楽しみながらマーシャルアーツの練習を続けた。


実はこの次の夢もマーシャルアーツに関するものだった。私は地元の瀬戸内海の海辺をジョギングしていた。ジョギングをしばらくしていると、上半身が待っていられないとばかりにモゾモゾ動き出した。そしてその場でシャドーボクシングをするかのような動きが自然と出てきた。


そこで私は走ることをやめて、そこからは歩きながらジークンドーの技を練習することにした。ジークンドーの基本の構えであるオンガードポジションを取ると砂浜を歩きにくかったので、その構えをすることなく、普通に歩きながらジークンドーの主にパンチ系の技を練習していった。


自分のことを誰か見ているかもしれないと思って辺りを確認すると、誰も周りにはいなかったので、心置きなく色々な技を繰り出していった。そのような夢の場面があった。


2つもマーシャルアーツ関係の夢を見たのは、きっと昨日にロビンさんとのプライベートレッスンがあったからだろう。ロビンさんはユーモアの精神に溢れているので、毎回のセッションの中では笑顔が絶えない。


当然ながらそれは真剣な練習の中にあるユーモアである。ユーモアを交えた会話をすることによって、無駄な緊張を取り除くことができ、リラックスした状態で練習を行える。ただでさえ新しい動きをするとどうしても体が固まりがちなので、こうしたリラックス状態を生み出す雰囲気というのは本当に大切だ。


それでは今から少しばかりTOEFLの対策をして、その後にジークンドーの自主トレーニングをしよう。フローニンゲン:2022/2/14(月)09:52


7862. ジークンドーとバッハに焦点を当てて


時刻は12時半を迎えた。後1時間ほどしたら自宅を出発し、ズヴォレの移民局に向かいたい。


行きの列車の中では、TOEFLのスピーキング対策をしよう。independent taskの問題に対して、回答となる自分の考えを書き出し、夕方に自宅に戻ってきてからそれを45秒の回答時間の中で話せるように何度か声を出してみようと思う。


その他にも行きにおいては、日記の加筆修正をしよう。これはいつも夜に行っているものだが、列車の時間を含め、移民局での待ち時間などにそれをもうやってしまっておこうと思う。


帰りの列車においては、昨日のプライベートレッスンで撮影した録画を見て、夕方に自宅に戻ってきてからのトレーニングをより円滑なものにしていきたい。この録画はこれからしばらくの間、何回も見直すことになるかと思う。


今朝方にふと、確かに今は様々なマーシャルアーツの伝統を参考にしながら、多様な観点で身体操作を学んでいるが、あくまでも自分の実践の焦点はジークンドーであり、その実践を捕捉させる意味でシステマに取り組もうと思う。まずはジークンドーを徹底して修練することが懸命であると昨日直感的に悟った。


同様に、今朝方にふと、作曲実践においては徹底してバッハの音楽を参考にしようと改めて思った次第だ。これについてはここ最近はそのようにしていて、毎日バッハの曲だけを参考にして曲を作っている。


バッハの作曲技法を型として、まずはそれを習得し、そこから自分なりの型を創出していくこと。ここで行っていることはマーシャルアーツの鍛錬の過程で行っていることと全く同じである。


関心の網の目は幅広く広げておきながらも、時間とエネルギーの資源の有限性を考えると、何かに集中した方がいいのだ。それはマーシャルアーツの実践においても、作曲においてもそうである。


昨夜、ロビンさんとのプライベートレッスンを終えて自宅に戻ってきて自分の拳を見ると、少し赤くなっていた。セッションにおいては基本的に素手でミットを打ち、ジムではサンドバックを素手で打つようにしようと思っている。


そこでふと調べてみると、サンドバックを素手で打つことはあまり一般的ではないことに気づいたのである。しかし、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥選手が拳の強化のために素手でサンドバックを打っていることを知り、あまりおかしなことではないことを知ったので、これからも引き続き素手でサンドバックを叩こうと思う。


それによって少しずつ拳の皮膚と骨が強くなっていくだろう。今後ミットやサンドバックを叩いて拳が赤くなるのかどうかは、拳の皮膚と骨の強度の試金石になるだろう。フローニンゲン:2022/2/14(月)12:39


7863. 新しい滞在許可証を受け取って


時刻は午後3時半を迎えた。先ほど、無事に新しい滞在許可証をもらった。これで2026年までオランダに居住できることになり、それ以降も更新が可能である。


しかしながら、今のところの予定では、アメリカの神学大学院に受け入れられたら、アメリカでの生活を来年の夏から始めようと思っている。おそらくそこからはアメリカでの生活が長くなるように思うが、それでも欧州にはまた必ず戻ってこようと思っている。その際にはフィンランドかノルウェーで生活を始めようと思っている。


一応今年の夏にオランダ永住権と欧州永住権に切り替えることができる。当初の予定では、新しい滞在許可証はもっと早く受け取るはずだったのだが、審査がコロナの影響でかなり伸び、今日ようやくそれを受け取ることができた。


オランダ永住権と欧州永住権への切り替えはそれほど大変ではなく、また費用も安いようなので、今年の夏にはやはり切り替えをしておこうと思う。仮に5年ごとの更新であればあまり意味がないかもしれないが、仮に10年ごとの更新であれば今年の夏に切り替えておけば、アメリカから速やかに欧州に戻ってくることができるだろう——調べてみたところ、10年ごとの更新のようだ——。


ただし、いずれの永住権も、確か1年の間に6ヶ月以上その国から離れてはならないというルールがあったように思うので、アメリカから欧州に戻ってくることができても、そこから永住権を更新するにはどのようにすればいいのかはその時になって考えたいと思う。


今日は結局ジムに行くことはなかった。いつも月·水·金にジムに行っているが、水曜日は天気が悪そうなので、明日火曜日にジムに行ってトレーニングに励みたいと思う。


これからフローニンゲンに戻ったら、その足でオーガニックスーパーと近所のスーパーに足を運ぶ。そこで必要なものを購入し、自宅に戻ったらジークンドーのトレーニングを少々行い、早めの夕食を食べよう。


夕食後は、行きの列車の中で書きためたTOEFLのスピーキングセクションのindependent taskに関する回答の音読を行いたい。自分でも驚くほどに、行きの列車と移民局でスピーキング対策ができた。


自分の考えを即興的に素早く書き出す訓練になっていて、これはもう少し形式を整えれば、ライティングセクションのindependent taskの練習にもなる。計画通りに行けば、来年からまたアカデミックの世界に戻り、学術論文を執筆していくことになるので、この機会に自分のライティングスタイルを磨くことを意識してみよう。


ライティングで使える語彙や表現をより豊かにすることを意識してみよう。TOEFLのライティング対策もこのように活用することができるのだ。


今、再び学術論文を執筆することを求めている自分がいることに気づく。同時に、日記という表現形式を心底愛している自分がいることにも気づく。


今後は日記の執筆を引き続き最優先させながら、同時に細々と学術論文を執筆していきたいと思う。その流れが本格的に始まるのは、来年から大学院に戻ってからになるだろうか。フローニンゲンに向かう列車の中で:2022/2/14(月)15:52


7864. ジークンドートレーニング46:種々の気づき


時刻は午後8時半を迎えようとしており、今この時間帯になってジークンドーのトレーニングをしている。昨日のプライベートレッスンで録画した動画を見ながら、ゆっくりと復習を進めている。


自分が熱心に練習に励んでいるためか、ロビンさんの厚意もあって、ランク1の表に記載のないコンビネーションを昨日結構習っていたのだと気づいた。そもそもフックパンチはランク2で習うことになっているのだが、右のジャブ、左のクロスパンチからの右のフックパンチのコンビネーションを習っていたことが動画を見て改めてわかる。


そしてそこからさらにコンビネーションとして、8つの防御とカウンターの技術が組み合わされていたことに気づく。明日からの自主トレーニングにおいて、ぜひこのコンビネーションを練習したい。例えば、右のジャブ、左のクロスパンチからの右のフックパンチを打った後に相手からの打撃あることを想定して、カウンターの1番目の技を繰り出すのだ。同様にして、それをカウンターの8番目の技まで繰り返していく。


その次に見た動画はフリックジャブに関するものだ。ロビンさんが再三自分にリラックスするように述べていたように、この動きをする時には特に前腕や肩をリラックスさせておかなければ、うまくフリックジャブを打つことができない。


フリックジャブはパワージャブと同じで、目標物までは直線的な腕の動きを見せるのだが、ひとたび対象物に打撃が命中したら、すぐさま前腕をリラックスさせてスナップを利かせて前腕を左に放り投げるようにする。


全てのパンチは腕を放り投げるようにすると重たい打撃になることを考えると、フリックジャブは真っ直ぐに腕を放り投げ、対象物に当たったら、今度は左に腕を放り投げるようなイメージを持つと行いやすい。これは今朝方に自宅やズヴォレの街中を歩いている時にも空気に対して行っているとうまく行えているように思うのだが、ミットやサンドバックを打ってみるとまた少し違う感覚がもたらされるように思う。まずは空気に対して正しい動きをしてみて、その手応えを含めて明日からはサンドバックを打ってみようと思う。


このフリックジャブを練習している時に1つ気づいたことがあった。それは、習った3種類のビルジー(目つきの技)は、最初は全て真っ直ぐに動くのだが、そこから対象物に当たる直前で手の動きが変わるということだ。


本来、フリップビルジーも真っ直ぐに出さなければならないのだが、腕を斜めに出していた自分にはたと気付かされたのだ。明日からはこの点に注意して、改めてフリップビルジーの練習に取り掛かりたい。


このように他の技の練習が以前習った技に対して新しい気づきや洞察をもたらすというのは嬉しいことである。今、気づきの回路と脳内回路の密度が少しずつ高まっている感覚がする。フローニンゲン:2022/2/14(月)20:34


7865. ジークンドートレーニング47:体が覚えてくれていること


体が覚えているということ。これは英語のスキルやスポーツ、そして楽器の演奏には必ず伴う現象だが、自分の場合は今ジークンドーのトレーニングをしていてそれを実感した。


今日は寝る前のこの時間帯になってジークンドーのトレーニングをしている。今日は午後に往復2時間かけてズヴォレの町にある移民局に行き、フローニンゲンに戻ってきてスーパーに買い物に出かけて自宅に戻ってくると、もう夕食の時間になっていたので、ジークンドーのトレーニングをすることができていなかった。


先ほど、昨日のプライベートレッスンで習ったことをさらに復習していた。やはり防御とカウンターの8つの技は、1つの流れとして練習をするとより力がつくように思えた。


当然ながら、1つ1つ別々に丁寧に練習していくことも継続するが、それを1つの流れとして行えるように身体に染み込ませておくと良いかと思ったのである。ロビンさんのレッスンでは、実際に流れるようにしてこの8つの技をすることが求められるし、この8つとパンチを加えてコンビネーションを繰り出すことが求められることも多々あるので、ロビンさんが示してくれたように、8つの流れを毎日練習したいと思う。


これもサンドバックを打つ場合とそうでない場合の2つのパターンで練習をしていこう。サンドバックを打つ場合と打たない場合は、コンテクストが異なるため、多様なコンテクストの中で技を練習すると、技がより磨かれるかと思うので有益かと思う。


今日のトレーニングの締め括りとして、昨日習った3種類のキックを復習した。やはりキックは自分が得意としているためか、随分と体が覚えていて、それら3つのキックのポイントなども体現されているように思えた。


バックキックは馬が地面を後ろに蹴り上げるようなイメージで行い、サイドキックは股関節周りの筋肉を使うのではなく、お尻周りの筋肉を使うことが重要だ。また、相手の攻撃を未然に防ぐストッピングの技術であるオブリークキックの際には、そう言えばここでもロビンさんがコンビネーションを教えてくれたなということを体が思い出してくれた。


端的には、相手の足をオブリークキックで止めた後、そこからすぐに打撃を出すのではなく、あえてオンガードポジションに戻り、そこから間髪入れずにパワージャブなり、ストレートパンチなどを打ち込むことを習っていた。これはロビンさん曰く、ハーフビートのリズムとのことであり、人間の脳はハーフビートのリズムに適応するのが難しいそうだ。


実際にそのリズムで技を繰り出してもらうと、確かに脳が反応せず、見事に打撃を撃ち込まれる形となった。あえて変則的なリズムで攻撃を繰り出すというのは実に面白いと思った。


作曲においてもリズムを変えることは時々あるが、リズムというのはマーシャルアーツにおいても非常に重要なのだ。今の自分にとっては少し発展的なテーマだが、今後は打撃や防御におけるリズムについても研究していこうと思う。


それでは今日のトレーニングはこのあたりにして、今から就寝してゆっくり休みたいと思う。今日もまた本当に1日が充実していた。フローニンゲン:2022/2/14(月)20:57

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