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7616-7622: ロヴァニエミからの便り 2022年1月3日(月)



No.3108 この瞬間の美しさ_Beauty at This Moment


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1138, Complete Refreshment in Rovaniemi

I spent a wonderful time in Rovaniemi for six days.

Each day was very memorable.

I completely refreshed myself by virtue of great nature in Rovaniemi.

Rovaniemi; 10:55, 1/3/2022


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本日の3曲


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タイトル一覧

7616.【ロヴァニエミ旅行記】ロヴァニエミ出発の朝に

7617.【ロヴァニエミ旅行記】陰陽のシンボル/ナンバ歩きの習慣化

7618.【ロヴァニエミ旅行記】ホテルのロビーで寛ぎながら

7619.【ロヴァニエミ旅行記】雪道で受け身の大切さを実感して

7620.【ロヴァニエミ旅行記】ジークンドー:トレーニング2(1/3/2022) カフェでのカービングステップの練習

7621.【ロヴァニエミ旅行記】ヘルシンキに向かう寝台列車に乗って

7622.【ロヴァニエミ旅行記】ジークンドー:トレーニング3(1/3/2022)寝台列車の中でのプッシュステップの鍛錬


7616.【ロヴァニエミ旅行記】ロヴァニエミ出発の朝に


時刻は午前8時を迎えようとしている。いよいよ今日はロヴァニエミを出発する日だ。


ロヴァニエミを出発したからといって、今日中にフローニンゲンに戻るわけではない。最後の楽しみとしてロヴァニエミからヘルシンキまでの12時間ほどの寝台列車の旅が最後に待っているのだ。


今日は、午前9時半ぐらいにレストランに降りていき、そこで最後の朝食を楽しもう。そして部屋でしばらくゆっくりして、正午前にチェックアウトをする。そこからは、この間訪れたカフェに行き、そこで読書をして過ごそうと思う。持参したシステマの学術書を読もうと思う。


その書籍はユニークで、トレーニング本ではなく、システマの背景にある思想を色々な観点で掘り下げている。自分もいつかこうした研究がしたい。


システマとジークンドーの背後にある思想を比較するような研究から出発し、マーシャル·アーツの現代的な意義を考察していく研究に従事したい。そこではとりわけ身体·心·魂·精神のヒーリングに関する側面に焦点を当てたい。


一昨日にふと、自分は和を生み出す大和人であるという認識が降ってきた。それはまさに天から降ってきたかのような気づきだった。東西の武術の背後にある思想の和を形成していくような研究と実践。それに向けた取り組みはもう始まっている。


カフェで数時間ほどゆっくりしたら、今度は駅に併設されたレストランに移動する。そこからだったら、列車がやって来た姿を見ることができ、列車の到着に合わせてプラットホームに向かうことができるので便利だ。列車の到着時刻は17:45であり、チェックアウトから随分と時間があるので、2つの場所で時間を過ごすのが良さそうだ。


今朝方の夢の世界はとても静かだった。そんな静かな無意識の世界の中で、武術の基本動作を静かに行っている場面があった。その動きはそよ風のように静かで自然な動きだった。自分がまるで風と一体化しているかのような身体感覚があったのを覚えている。


ここ最近は、少しずつ武術に関する夢を見ているような気がする。今日も朝食までに時間を取って、少しばかり武術のトレーニングをしようと思う。昨日行ったジークンドーの基本動作の復習から始め、また1つ新たなことを学ぼうと思う。ロヴァニエミ:2022/1/3(月)08:11


7617.【ロヴァニエミ旅行記】陰陽のシンボル/ナンバ歩きの習慣化


時刻は午前11時に近づきつつある。この日記を書き終えたら荷造りをしてチェックアウトに備えたい。


昨日もサウナを楽しみ、今朝方起床してみると、昨日の朝と同様に、肌の張り艶がとても良いことに気づいた。


昨年の夏は、激しい筋力トレーニングをしなければ汗が出ないほど涼しい日が続いていて、汗によって老廃物を流すということが難しかったように思う。そんな時にサウナは1つの知恵としてある。


昨夜、フローニンゲンでもサウナの入れるジムを近くに見つけたので、今後は週に2回程度、休息系のトレーニングをする日にサウナに入りたいと思う。サウナによって汗と共に老廃物を排出すると、肌の張り艶がここまで違うことを驚く。


今回ロヴァニエミに滞在することによって、サウナの良さに気づけたことは嬉しい限りだ。以前からサウナ付きの家への憧れはあったが、定期的にサウナに入ることはこれまでなかったので、ここからはサウナに入る習慣を確立していきたいと思う。発汗が難しい冷涼な気候のオランダでの生活はまだ続くので、サウナに入ることによってより健康な体づくりを意識したいと思う。


チェックアウトをしたら、Espresso House Sampokeskusというカフェに行こうと思う。ここは、エスプレッソ風のなかなか濃くて美味いコーヒーを出してくれる。


このカフェで数時間ほど滞在した後に、ロヴァニエミ駅に向かい、列車の到着まで、駅に併設されているカフェでゆっくりしようと思う。もちろん最初からこちらのカフェに向かうことも考えたのだが、さすがに5時間半ほど同じカフェに滞在するのは長いような気がして、気分転換としてカフェを変えることにした。


昨日ふと、今熱を上げている武術の1つのジークンドーが陰陽のシンボルを持っていて、それは自宅にある絵画のシンボルと同じであることに気づいた。その絵画は、2016年の時に年末年始に受け取ったものであり、その時から5年間かけて、その絵画は自分をジークンドーにゆっくりと向かわせたのかもしれない。


絵画の陰陽のシンボルを頭の中で思い出していると、自分がジークンドーを始める運命にあったように思えてくる。


昨夜は、システマやジークンドに関する書籍、そしてマーシャルアーツ全般に関する学術書·実践書を32冊ほど購入した。自宅にサンドバックを置こうかと考えていたが、反射を鍛えるボクシングボールなるものが存在していることを知り、そちらを購入した。


このところは、日常の所作全てが武術的鍛錬であるという意識にある。外を歩くときにも、ナンバ歩きでウォーキングを楽しんでいる。ナンバ歩きは、仙骨が自由に使える歩き方とのことであり、仙骨の活用は武術においても非常に重要なので、日常からナンバ歩きを習慣的に行うことによって、仙骨を無意識的に使えるようにしていきたい。


ナンバは歩きだけではなく、走りにも使える。近所のスーパーにいく時はナンバ走りを行ってみよう。合気道の始祖である植芝盛平はかつて、「歩けば技になる」と述べていたが、まさに歩くこともまた1つの技なのだ。


日常の全てを武術の鍛錬と思ってこれからの日々を送っていけば、自然と武術の力も高まっていくだろう。ロヴァニエミ:2022/1/3(月)11:08


7618.【ロヴァニエミ旅行記】ホテルのロビーで寛ぎながら


時刻は午後1時半を迎えた。結局、近くのカフェに行くことをせず、チェックアウトを終えた今もまだホテルのロビーにいる。ロビーの雰囲気が良く、ソファも大きくて人もほとんどおらず静かなので、ホテルのロビーのホテルの方がカフェよりも寛げるのではないかと思ったのである。


時間にしてすでに2時間弱ほどロビーにいる。先ほどまでずっと、システマに関する書籍を読んでいた。タイトルは、“Systema: The Russian Martial System”というものである。


本書は学術書のような作りになっていて、システマを含めたマーシャル·アーツに関する科学的な先行研究もかなり掲載されていて面白い。それ以上に、フランスのカトリック神学者ピエール·テイヤール·ド·シャルダンやルドルフ·シュタイナーの思想と絡めてシステマを論じている章が面白い。構成としてというよりも方向性として、本書は自分が博士論文を執筆するときに非常に参考になるように思える。


先ほどふと、体をより動かすジークンドーのトレーニングと、呼吸と共に静かに体を動かしていくシステマのトレーニングを交互に行っていくことについて考えていた。そうすれば、身体に対する負荷も掛からず、システマのトレーニングによってむしろヒーリングが実現されていくようにしていく。


毎回のトレーニングは1時間から1時間半ぐらいにしておく。長くても2時間にとどめる。


勉強でもなんでもそうだが、武術のトレーニングにおいても集中して行うことが重要であり、疲れて集中力が切れた状態でフォームが崩れたまま行うのが一番良くない。その点を肝に銘じておこう。


自宅の近くのジムにサウナがあることは本当に喜ばしく、そのジムはボクシングなども教えているとのことなので、フィットネスエリアにサンドバックがあるかもしれない。そうであれば、サウナに入りに行くついでに、そこで少しばかりジークンドーの自主トレをしてもいいかもしれない。普段はどうしても空気に向かって打撃の練習をすることになるが、たまにはサンドバックを使った練習をしたいと思う。


明後日からフローニンゲンでの生活が始まる。フローニンゲンの自宅に到着するのは午後2時半ぐらいになるだろう。その日の夜から断食を始める。予定としては3日ほどの断食を予定している。


自宅に戻った当日は荷ほどきをし、翌日に近くのスーパーで断食中に飲むお茶を買い足しておこうと思う。また、小麦若葉やプロテインも切れつつあるので、それらも補充しておこう。


2022年は本格的に武術のトレーニングを行い始めた重要な年となる。ここから自分の心身がどのように変化していくのかとても楽しみである。ロヴァニエミ:2022/1/3(月)13:39


7619.【ロヴァニエミ旅行記】雪道で受け身の大切さを実感して


ロサンゼルス時代に毎週1回ではあったが、合気道の鍛錬をしている日々はとても充実していたのと同じように、今武術を改めて習い始めて日々がとても充実している。


鍛錬を積み重ねていくと、自分の身体が生き返り、さらに活力ある身体が形成されつつあるのを実感している。身体が蘇り、これまで眠っていた筋肉や骨が活性化されることによって、精神まで活性化されているのが手に取るようにわかる。心技体とはよく言ったものであり、武術の鍛錬によって心も体も整っていくのが感じられる。


時刻は午後4時を迎え、寝台列車が到着するまであと2時間弱ある。行きは2番のプラットホームに列車が到着し、後ほど乗る寝台列車は1番のプラットホームに到着する。


先ほどホテルから駅に併設したカフェにやって来るまで、やはり何度か滑ってしまいそうになった。おそらく履いている靴のせいもあるだろうが、滑らなさそうな靴を履いている人でさえ滑りそうになっている姿を何度か街中で見かけた。


6日間の滞在中に、実際に2回以上手をつくほどに滑ってこけてしまったことがあった。合気道の受け身の技術がもう身体から抜けてしまっていて、仮にその技術が無意識レベルで習得されていれば、受け身がうまく取れるのではないかと思った。


先ほどカフェにやって来るまでに1度右手を着くほどに転倒してしまうことがあり、あの転倒の仕方だと下手をすると右腕が折れてしまうこともあるのではないかと思う。「下手」「上手」というのは見事な日本語表現である。下手なこけ方があり、上手なこけ方もあるのだ。


雪道を歩くというのは何気ないことかもしれないが、こうしたところにも武術の身体操作は極めて有益である。前や横への転倒に加えて、数回ほど、後ろに転倒しそうになったこともあった。これはかなり危険である。あのまま後ろに転倒していたら後頭部を地面にぶつけることになり、これは最悪の場合死に至るのではないかと思う。


護身術の技の中には、相手の後頭部を地面に叩きつけるものがあり、それは即死に至る技なのではないかと思う。いずれにせよ、ここでも後方へ倒れる受け身に習熟していれば、後頭部を守りながら地面に倒れることができる。


今のところジークンドーのトレーニングではあまり受け身のトレーニングをしておらず、ロシアの合気道と呼ばれるシステマの方では受け身のトレーニングをしっかりやるので、このあたりは今後の日常生活において転倒する局面があった場合に怪我をしないためにも念入りに鍛錬したい。


ロサンゼルスで合気道を習っていた期間はわずか1年ほどだったので、受け身が自転車を乗るかのように無意識レベルで習得できなかったのは残念であるが、これからの鍛錬次第で何とでもなる。


受け身のトレーニングは地味であるが、受け身のトレーニングは背骨のマッサージにもなっていたりして、意外と快感なのだ。とにかく1つ1つのトレーニングに意味を見出し、楽しみながらトレーニングをしたい。少しずつ基本的な動作が身になっていくことは、学習する喜びをもたらしてくれるに違いない。ロヴァニエミ:2022/1/3(月)16:12


7620.【ロヴァニエミ旅行記】ジークンドー:トレーニング2(1/3/2022)

カフェでのカービングステップの練習


時刻は午後5時を迎えた。ロヴァニエミに併設しているカフェの窓越しに寝台列車が到着したのが見え、列車の乗り口にある電光掲示を見たところ、自分が乗る寝台列車だとわかった。出発の時刻までまだ1時間ある状態だったので、随分と早いなと思った。


行きに乗っている時もどこかの駅で結構な停車時間があったように思うため、ロヴァニエミは1時間ぐらい長く止まるのかと思った。なのでカフェをあとにして自分が乗る車両に向かったところ、どうやら列車の清掃中のようであり、まだ乗ることができなかった。


そこから、ロヴァニエミは始発駅なのではないかと思った。清掃はすぐに終わるかと思って車両の前でジークンドーのステップの練習をしていた。


今日は、カービングステップというものを学んだ。昨日は、前後左右にスライドするステップを学んだのだが、今日は角度を付けたステップを学んだ。これにより、小刻みにステップをすることによって360度足を動かしていくことができる。


このステップでは、後ろ足の母指球を起点にして足を動かしていくことがポイントになる。すり足ではなく、ステップなので地面と紙一重にすれすれで足を動かすことによって早い動きが可能になる。今はそこまで早い動きができず、むしろゆっくりと正しい動きを繰り返し行っていく。


昨日と同様に、ステップの練習は楽しい。まるでダンスを楽しむかのような感覚があるのだ。まだ派手な技は1つも習っていないが、ステップの練習にも楽しさを見出している自分がいることは喜ばしい。


1つ1つのステップをマインドフルネスに行うと、それはもう「マインドフルステップ」として霊的実践にもなる。今後は1つ1つの動作を全てマインドフルネスに行うことによって、ジークンドーの鍛錬を身体動作を通じた霊的実践にしてしまおう。そうすれば、ジークンドーの鍛錬の意味が何重にも増して来る。


ステップはジークンドーにおける土台となる技術である。それは最重要であると言っても過言ではなく、基礎工事をゆっくり着実に行っていきたい。


この基礎工事に抜かりがあると、その上には何も積み上がっていかない。まさに砂上の楼閣にならないように、ステップという基礎を分厚いものにしていく。


今後は自宅でもステップの練習を行なっていくが、ジムでも大きな鏡を見ながらステップの練習を徹底的に行うといいかもしれない。兎にも角にもまずはステップだ。自宅での鍛錬においても、浴室にある鏡を見ながらステップの練習をすることができるし、Zoomのビデオモードを使えば自分の体を見ることができる。このように工夫を凝らしながらステップの練習をしていく。


今はまだインストラクターの指導を受けていないので、動作を客観的に見る自分を意図的に作っていき、自ら確認と軌道修正を絶えず行なっていく。このように工夫を凝らしながら鍛錬をしていくことは面白いものだ。


作曲実践を始めた際にも色々と試行錯誤をして楽しんでいたことを思い出す。むしろ今は少しそうした創意工夫が作曲実践においては足りないのではないかという反省がある。


武術の鍛錬において行なった工夫の中で作曲実践に活かせるものがあれば、それは積極的に転用させていこう。それによって、武術の鍛錬と創作活動が良い相互作用を生み出していくに違いない。ロヴァニエミ:2022/1/3(月)17:10


7621.【ロヴァニエミ旅行記】ヘルシンキに向かう寝台列車に乗って


無事に寝台列車に乗車した。間も無く列車がヘルシンキに向けて出発する。


寝台列車は行きと合わせてこれが人生2回目であるが、2度目の今回も高揚感がある。先ほど部屋に入ってトイレに行くと、トイレの水が流れないという事態に見舞われた。赤いランプが点灯していて、何か問題があると思った。


ひょっとしたら列車が動き出さないとトイレが使えないのかと思ったが、行きはそのようなことはなかったように思う。隣には誰も乗車していないようだったので隣のトイレを確認すると、緑のランプが点灯していて使えるようになっていた。


それをもって自分の部屋のトイレがおかしいことがわかった。なので、車掌に相談しようと思った。


行きにおいてはなんと、12時間の間に一度もチケットを確認されなかったが、今回は乗車してすぐにチケットを確認された。優しそうな中年の女性車掌にチケットを確認されてそれほど時間が経っていなかったので、まだ近くの車両にいるのではないかと思い、先頭車両の方に向かった。


するとそこに先ほどの車掌の女性がいたので事情を説明し、トイレが使えるようにしてくれるとのことだった。自分の部屋のトイレの水が流れないことを確認した車掌は、すぐに1階に行き、何か押しボタンを押した。


すると、トイレのランプが緑色になり、すぐに使えるようになった。仮にトイレが使えなかったら部屋を変えてもらおうと思っていたので、その手間が省けて何よりである。トイレを直してくれた車掌にお礼を述べ、今は部屋でくつろいでいる。


今、寝台列車はヘルシンキに向けて出発した。どうやらやはりこの列車は、ロヴァニエミが始発のようだった。今から12時間ほどの列車の旅を楽しもう。


寝台列車は、明日の午前6時半頃にヘルシンキ中央駅に到着する。そこから乗り換えて、空港に向かう。


ヘルシンキ中央駅の乗り換えは複雑ではないので助かる。そこから空港までは直通で30分ほどになる。


空港に到着したらチェックインカウターに行き、ボーディングパスをもらう。この間のベルリン旅行でもそうだったが、行きに関してはオンラインでボーディングパスを入手することができたのだが、帰りはチェックインカウンターに行かなければならなかった。今回もまた同じである。チェックインカウンターでコロナのワクチンパスポートを見せる必要があるようだ。


それでは今から寝台列車のレストランに行き、夕食を購入したい。行きと同じく部屋でゆっくりとそれを味わう。


夕食を摂り終えたら、再びジークンドーのトレーニングをしようと思う。今度はプッシュステップの練習をする。昨日の前後のステップとはまた少し違う動作であり、プッシュステップは、攻撃や防御の際の素早い動きを可能にする。


昨日練習していた前後の動きは間合いを調整するものだったことを思い出そう。すなわち2つのステップは目的と用途が違うのである。


寝台列車の個室の中でもジークンドーのトレーニングはできる。先ほど雪の積もったプラットホームでステップの練習ができたように、スペースがわずかでもあれば、いつでもどこでもステップの練習ができることを忘れないでおこう。ヘルシンキに向かう寝台列車の中で:2022/1/3(月)17:57


7622.【ロヴァニエミ旅行記】ジークンドー:トレーニング3(1/3/2022)寝台列車の中でのプッシュステップの鍛錬


時刻は午後10時を迎えた。普段はもう就寝している時間帯だが、今寝台列車の中でまだ起きていて、この日記を書いたら就寝準備を始めようと思う。


寝台列車の個室は広くないが、人が1人通れるスペースがあるので、つい今し方、ジークンドーのプッシュステップの練習をしていた。これは主に瞬発的に相手に向かって行って打撃を加える際や、相手の打撃を交わす際の咄嗟の動作として用いられるステップである。


これまでのステップはかなり慣れてきたが、このステップについてはまだまだゆっくりと動作をしていく必要があると感じている。悪い癖をつけないように、正しい動作でそれが行えるようにしていきたいと思う。


今もすでに行なっているが、どんな些細なことでもいいので毎回トレーニングを終えたら、トレーニングログを付けていこうと思う。限りある人生の中でトレーニングできる時間も回数も限られているのだから、「一期一会」のように一回の鍛錬は一回限りのものである。


一つの打撃も一回限りのものであるから、「一打一会」あるいは「一打一魂」の心意気で鍛錬を積んでいきたいと思う。本当にそのような意識で行わなければ、悪い癖が身体に染み付いてしまったり、なかなか上達しないということが起こるに違いない。逆にそのような意識で鍛錬を積み上げていけば、きっと技の精度が高まっていくはずである。


トレーニングログにおいては、その日に意識していたことや発見したことなどをできる限りの範囲で書き留めておく。改めてプッシュステップの動作について思いを巡らせていると、ジークンドーがフェンシングの動きにも影響を受けているということもあって、この前後のステップはフェンシングの動きに確かに似ていると思った。


プッシュステップの動画を見る前に、システマに関する動画も色々と見ていた。システマにおいては、顕教として極意がすでに随分と開示されているが、今の自分にとってはそれらがまだまだ密教的な技術として映る点が興味深いところだ。


ジークンドーは、基本的な動作に関してはグロスボディの観点からかなり合理的な説明を加えることができる。もちろんシステマの動作も合理的な説明を加えることができるが、随分とサトルボディの領域に入っていく要素が多い点が面白い。


どちらも理に適った動作をしていながらも、よりエネルギー体を意識した領域にまで踏み込んでいるのがシステマだろうか。そのようなことを感じる。


明日も自宅に戻ってから動画を見ながらトレーニングをしようと思うが、空港のラウンジでも動画を見てジークンドーのステップを練習しよう。目のヒーリングに関するシステマの動画もラウンジで視聴して実践してみようと思う。


鍛錬と癒しのバランスを念頭において、これからも毎日鍛錬を楽しんで行いたい。ヘルシンキに向かう寝台列車の中で:2022/1/3(月)22:20

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