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7599-7601: ロヴァニエミからの便り 2021年12月29(水)



No.3085 石冰_A Stone Ice


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1127, Found Out a Gym of Jeet Kune Do

I was very surprised and happy to find out a gym to train Jeet Kune Do.

I just sent an email to the gym to check whether I can try a session.

I look forward to a response very much.

For Schiphol Airport; 09:42, 12/28/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7599.【ロヴァニエミ旅行記】寝台列車で迎えた初めての朝に

7600.【ロヴァニエミ旅行記】動的ストレッチの効果が現れ始めて/武術の達人/マーシャル·アーツとリベラル·アーツの架橋的な学習と実践

7601.【ロヴァニエミ旅行記】白銀世界のロヴァニエミより


7599.【ロヴァニエミ旅行記】寝台列車で迎えた初めての朝に


時刻は午前6時を迎えた。今、寝台列車は順調にロヴァニエミに向かっていて、あと1時間半ほどで目的地に到着する。


今は、Uusimaaという町あたりを走っている。今日のこの町の気温は、最高気温、最低気温共にマイナス4度であり、1日を通して1度も気温が変わらない点が興味深い。ここからさらに北上したところにあるロヴァニエミは、やはり相当に気温が低そうだ。


昨日は列車や飛行機の移動ばかりで、外を歩く時間がほとんどなかったこともあり、上にヒートテックを着ていると暑いぐらいであったが、今日は必ず着ておこう。また、昨夜寝台列車をプラットホームで待っているときに手がかじかみそうだったので、今日は手袋をしておかなければならないだろう。


ロヴァニエミには朝の7時半に到着するので、そこからホテルに向かってもチェックインはできそうにないかと思う。一応ホテル側に事前に確認したところ、今は年末で多忙な時期であるから、早期のチェックインができるかどうかは当日になってみないと分からないとのことだった。


そうしたこともあり、予定としては、駅に到着したら駅に併設した朝食ビュッフェレストランで朝食をゆっくりと摂り、10時ごろにレストランを出発してホテルに向かう。そこでチェックインが難しそうであれば、スーツケースだけ預けて、町の中を散策したり、観光予定だった場所に行ってみるということをしたい。


チェックインを済ませてからは、ホテルの自室で寛ぎたい。寛ぐと言っても、その中には動的ストレッチや護身術のトレーニングが含まれているのだが。


あとは、今夜からオーロラが見られるかを絶えず意識しておこう。スマホにダウンロードしたオーロラ観測アプリの力を試すときがやって来た。


2つダウンロードしたうちの1つに関しては、昨夜寝台列車の中でいじってみたところ、いまいちの使用感だったのでアンインストールした。もう1つの方を頼みの綱として、どこかのタイミングでオーロラが見られたら幸いだ。


気がつけば、ロヴァニエミまでもうあと1時間ほどになった。昨夜は意外とぐっすり寝られた。寝台列車であるから、少し揺れがあったりしたが、車両の他の乗客も静かであり、何よりも外の世界が静かだったのでよく眠れた。ロヴァニエミに行く際には、ヘルシンキからロヴァニエミへ飛行機で行くよりも、寝台列車を使うことを勧めたい。


それにしても、フィンランドの深く積もった雪景色は美しいものだ。サンタクロースエクスプレスの個室にて:2021/12/29(水)06:28


7600.【ロヴァニエミ旅行記】動的ストレッチの効果が現れ始めて/武術の達人/

マーシャル·アーツとリベラル·アーツの架橋的な学習と実践


時刻は午前9時を迎えた。今、ロヴァニエミ駅にあるレストランにいる。


ロヴァニエミ駅は駅らしい駅ではなく、駅構内のような場所もない。あるのはチケット売り場とレンタカーのスペースぐらいだ。そこにはそれぞれ1人しか従業員しかいないので随分とコンパクトな駅である。


先ほどゆっくりと朝食ビュッフェを味わっていた。この時間帯になってもフィンランドはまだまだ暗く、フローニンゲン以上に日の出が遅い印象だ。


今は雪は降っていないが、駅に到着した瞬間には少し吹雪いていた。道路には予想以上に雪が積もっていて、歩道の雪はおそらく踏み固められているのだと思うが、果たしてここからホテルまで歩いていくのが得策なのか、それともタクシーを使った方が得策なのか迷うところだ。


一面雪だと方向感覚を失いがちであり、少なくとも明るくなってからどうするかを判断しよう。このレストランの朝食ビュッフェ自体は午前10時までだが、それは食事がサーブされる時間の限界であり、10時以降はランチタイムになるだけのようなので、まだこのレストランに残ることができそうだ。ゆっくりとコーヒーを飲み終えたら出発することにしたい。


寝台列車の中では動的ストレッチができたおかげで、体の調子がいい。今朝方気づいたが、ここ最近ずっと毎日2回以上動的ストレッチを行って来たおかげで、随分と体が柔らかくなっている。特に股関節と肩甲骨周りの筋肉の柔軟性は随分ついたように思う。


あとは護身術の動作をもっと円滑にするために、できるかぎり全ての筋肉を柔らかくし、関節の可動領域も広くしていきたい。そのためには改めて解剖学の書籍を読みながら、掲載されている写真の部位の1つ1つを意識して動的ストレッチやトレーニングに励みたい。


昨日も考えていたが、武術の真の達人は決してこちらから戦いを挑むことはせず、トレーニングで行う攻撃の動作は本当に護身的なものだということがわかる。


またここ最近は武術の達人と呼ばれる人たちを色々と見ることが多いのだが、共通して自我の極小性を見る。これは以前にも言及していたが、技の際に自我が介入すると、身体のどこかに突然緊張が生まれ、技がうまく極まらないどころか、その部位が弱点になってしまうのだ。


達人の強さは、自我の極小性から生まれる緊張のなさ、つまり緩んだ状態による弱点の極小さなのだと思う。また達人とそうでない人が組み手をする場合には、達人から攻撃を仕掛けることが滅多にないことが印象的だ。


おそらく攻撃を仕掛ける瞬間には、仕掛けるという自我の意図が働きがちであり、それが緊張と弱点を生むのだろう。もちろん、達人は攻撃の動作の際に攻撃するという自我の意図を介入させることなく攻撃を繰り出すことができるであろう点も忘れてはいけない。


さらには、達人にはどうやら雰囲気として、あるいは発するオーラとして、相手の闘う気力を萎えさせるような力があるように思える。闘いの場においても融和の精神を体現できる人が武術の真の達人なのだろう。


それ以外にも昨日は、マーシャル·アーツとリベラル·アーツの架橋的な学習と実践を行うことも考えていた。今の自分は創作活動として、純粋にアートに関わることも行っているので、3つのアーツに従事していることになる。この三位一体を大切にしたい。


さて、少しずつ辺りが明るくなって来た。ここからロヴァニエミ滞在が本格的に始まる。ロヴァニエミ駅に併設されたレストラン"Rovaniemen Asemaravintola"にて:2021/12/29(水)09:24


7601.【ロヴァニエミ旅行記】白銀世界のロヴァニエミより


時刻はゆっくりと午後1時に向かっている。ロヴァニエミ駅に併設しているレストランを出たあと、雪が吹雪いていなかったので歩いてホテルに向かったのだが、その体験がとても貴重であった。


日本の北海道を含め、雪が降って積もる場所は世界にはたくさんあるが、北欧の雪質や雪に覆われた世界には独特の雰囲気がある。最初はタクシーでホテルまで向かおうと思ったが、1.8kmしかないので、雪が積もっていてもスーツケースを引いて十分に歩いて行けると思った。


歩道は人の足で踏み固められていたのでスーツケースもさほど問題なく引いていくことができた。やはり一面真っ白の世界は圧巻であり、それだけで意識の状態が即座に変わった。とても瞑想的かつ黙想的な意識の状態にスッと誘われたのである。雪の世界にはそのような力があるようだ。


一方で、こうした意識状態の時は自分の内側に意識が向かい過ぎる傾向があるので注意をしなければならないと思う。実際に少し視野が狭くなっているように感じながらも、逆に外に意識を向ければ無限に開かれていくような感覚があった。


内側に深く意識が向かう力を転換させて外側に向ければ、それは途轍もなく広がりのある外界認識を可能にする。自分の内側の世界は無限に広く深いので、そこにこれまで意識を集中させていたのだから、その力を逆向きに発揮させれば外の世界を広く深く認識できるというのは理にかなっている。


そんなこんなでホテルに到着したのは午前11時前だった。さすがにチェックインには早過ぎるかと思ったが、一応受け付けで部屋の準備ができているかを確認してもらうと、やはりまだ早いようだった。なので受け付けの女性に映画館の場所を聞いた。


ホテルの行き道にふと、あまりにも雪が積もっていて、これは外を歩こうにもあまり歩けそうになく、かといってホテルの自室に籠ってしまうのももったいないので、せっかくなのでロヴァニエミの思い出に映画でも見ようと思ったのだ。


フローニンゲンで“The Matrix Resurrections (2021)”を見る予定だったが、ロヴァニエミの映画館でそれが上映されていたらそこで見たいと思ったのである。受け付けの女性に聞くと、近くのショッピングモールの中に映画館があるとのことだったので、早速行ってみた。


すると良い時間帯にこの映画が上映されていることを知り、その他の曜日と時間帯を確認したところ、明後日の午後4時半から上映されるものがベストだと思った。その他にも何か良い映画はないかと確認してみたところ、“The Story of the Fell (2021)”という北欧の自然をテーマにしたドキュメンタリー映画も面白そうだったので、それは年明けにでも見ようと思う。


今はそのショッピングモールの1階にあるカフェでエスプレッソベースの濃いめのコーヒーを飲みながらくつろいでいる。今から1曲ほど作曲実践をし、午後2時過ぎ頃に近くの大型スーパーに行き、今日の夕食と水を購入しようと思う。


今夜は軽く、果物を夕食に食べようと思う。フローニンゲンから食べ残りのリンゴを2個持って来ているので、オレンジやイチゴでも購入しようかと思う。 ロヴァニエミ:2021/12/29(水)13:04

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