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7525-7526: ベルリンからの便り 2021年11月30(火)



No.2966 走る輝き_Running Brightness


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1057, A Melting Reality

An egg hatches.

A melting reality comes from the inside.

Berlin; 10:00, 11/30/2021

No.1058, Reality and Fiction

Reality and fiction are the same.

Both construct this world.

All of my creations are real and fictitious.

Berlin; 10:32, 11/30/2021

下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7525.【ベルリン旅行記】ベルリン滞在最後の日の計画/今朝方の夢

7526.【ベルリン旅行記】ベルリン滞在最終日の贈り物のような出会いの数々


7525.【ベルリン旅行記】ベルリン滞在最後の日の計画/今朝方の夢


時刻は午前8時を迎えた。今、ベルリンの街に雨まじりの雪が降っている。どうやら昼過ぎまで雪が降るようだ。


天気予報の表示の下に、路面凍結の注意を喚起する警告が出ている。今日は昼過ぎに新ナショナルギャラリー(Neue Nationalgalerie)に足を運ぶことになっていて、当初は散歩がてら歩いて行こうと思っていたが、雪が降っていることもあり、電車で行くことにした。


ホテル目の前の地下的駅からポツダム広場駅まで行き、そこから少し歩いて美術館に行く。昨日の段階まで、ベルリン滞在最後の今日は新ナショナルギャラリーだけを訪れようと思っていたが、せっかくなので事前に訪問したい場所のリストに入れていたベルリン・マジック博物館(Berlin Magic Museum)にも足を運ぶことにした。


先ほどオンラインでチケットを購入した。ここはマジックに関する歴史的な所蔵品が充実している。世界の宗教とマジックの歴史を絡めた展示品がたくさんあるらしく、自分の関心を引いた。錬金術や占星術と同じく、マジックは宗教の歴史と切っても切り離せない関係があり、密教的な展示資料があるとのことなのでとても興味深く思った。


オンラインチケットで15:20の時間帯のチケットを予約することにした。なので、新ナショナルギャラリーでは2時間半ほどゆっくりすることができる。そこからマジック博物館までも地下鉄を利用して行こうと思う。


さて、いよいよ今日がベルリン滞在の実質上最後の日となった。今朝方の夢は少し印象が薄いようだ。だがそれでも少しばかり覚えていることがあるので、それを書き留めておこう。


夢の中で私は、小中高時代の友人(TK)と話をしていた。話をしていたのは、海が見える建物の中だった。その建物は学校の校舎と家が混じり合ったような不思議な作りをしていた。そこでその友人と海を見ながら談笑をしていた。


私は彼に冗談を交えながら楽しい話をしていて、彼はそれに対してよく笑ってくれた。そこからしばらく話をしていると夢の場面が変わった。


今朝方はその他にも、ドイツ人の見知らぬ女性と話をしている場面があったように思う。その女性と何を話していたのか定かではないが、今日の夢は誰かと話をして楽しむことが共通している。これが示唆することはなんだろうか。


前者の夢に関しては知っている友人が現れ、後者の夢に関しては見知らぬ人が現れた。その意味についても紐解いてみたい。


それでは朝の創作活動に従事して少し寛いだら、今日もホテルの朝食を堪能したい。ベルリン滞在最後の今日もきっと充実した1日になるだろう。ベルリン:2021/11/30(火)08:21


7526.【ベルリン旅行記】ベルリン滞在最終日の贈り物のような出会いの数々


時刻は午後8時を迎えた。先ほどホテルの1階のレストランで夕食を摂り終え、自室に戻ってきた。


ホテルに戻ってきたのは7時前であり、今日はベルリン最後の滞在を大いに楽しんだ。端的には、最後の最後で素晴らしい出会いが待っていたことに感謝の念が絶えない。


今日は正午にホテルを出発し、まずは新ナショナルギャラリーに向かった。チケットを購入する際に指定した時間帯通りに美術館に到着したところ、コロナ下かつ月曜日であるにもかかわらず、結構な訪問者がいることに驚いた。


もちろんこの美術館には鑑賞したい作品があって訪れたわけだが、目当ての作品ではなく、スウェーデンのヒルマ·アフ·クリント(Hilma af Klint:1862-1944)という画家との出会いがとても印象的だった。


彼女の生年月日を見ると、彼女がこの世を去ったのは自分の誕生日であることを知り、まずそこに絵も言わぬ親近感を覚えた。そして何よりも、彼女の作品が実に深い霊性を体現していることを知り、大いに共鳴したのである。


クリントは、ヘレナ·ブラヴァツキーと同時代に生きており、ブラヴァツキーの神智学にも影響を受けている点が作品から窺える。クリントの作品によって自分の霊感が大いに刺激され、作品にも感銘を受けたので、ミュージアムショップで2冊ほど大きな画集を購入した。


これは資料価値が高く、彼女の作品だけではなく、彼女の霊的発達プロセスや彼女の作品に見られる数学的な側面についての詳しい解説がある。フローニンゲンに戻ったら、ゆっくりとそれらを読んでいきたいと思う。今日の贈り物のような出会いの1つ目は、ヒルマ·アフ·クリントと出会ったことだった。


結局この美術館には2時間半ほど滞在していて、次に足を運ぶべきベルリン·マジック博物館に訪問する時間があっという間にやってきたという感じだった。今日の2つ目の贈り物のような出会いは、占星術と数秘術である。


事前に調べている際に、ベルリン·マジック博物館には足を運びたいと思っていたが、ベルリンにやって来てからここに行くのかどうかを迷っていた日がある。だが今朝方ふと、この博物館に呼ばれているような感覚があって調べてみたところ、なんだか面白そうだったので訪れてみることにした。結果的に、自分に与えた影響の度合いとしては、この博物館が今回のベルリン滞在で一番だったかもしれないと思う。


博物館に到着すると、気さくそうなドイツ人の若い男性に館内の説明をしてもらい、早速彼にマジックを披露してもらった。そしてそのやり方を教えてもらい、自分もやってみたところ、何回かのトライの後に上手くいって有頂天になった。そんな形でこの博物館の訪問が始まった。


もう1つ、博物館の最初に「幸運のたらい」という中国の大きな陶器があり、そこに水が張っていて、受け付けのその男性がたらいの水に手を浸し、たらいの縁をこすって不思議な音を出してくれた。そして自分もそれをやってみた。


これは帰り際に分かったことだが、このアクティビティは博物館が意図的に設けているとのことだった。何やら、博物館にやって来て心が慌ただしいままで館内の展示物を見て欲しくないという思いがあるらしく、この最初のアクティビティで心身を落ち着ける効果があるとのことであり、なるほどと思った。


最初のマジックで驚きと笑いがあり、ここで確かに心が穏やかになったと自分でも思った。そこからの数々の展示物に対して自分の目は釘付けになり、結局この博物館で3時間ほど過ごした。


展示物で印象に残っているものを列挙しておくと、世界の宗教とマジックとの関係に関する説明と展示物、中世の魔女狩りの様子を伝える資料と魔女狩りの際に使われていた道具の展示物、数秘術と占星術を体験できる資料などなど。


この博物館が素晴らしかったのは、ツアーガイドとして4ページほどのカラーのパンフレットをもらい、そこに展示物の重要な情報を書き込んでいくクイズ形式になっていたことだ。特に、ユダヤ教と道教の占星術を自分の誕生に当てはめて回答させる項目は秀逸だった。


また、2種類のタロットカードをその場で引き、そこで現れた絵柄を手元のガイドブックで調べて情報を書き込むような項目も印象に残っている。また何よりも、カバラの数秘術もとに誕生日と自分の名前から意味を汲み取るものは秀逸であり、数字に対する説明文がまさに自分に当てはまっていることばかりで驚いた。


そんなこんなで2時間以上館内をくまなく見たあとに、ミュージアムショップに行ったところ、先ほどの受け付けの男性とは違う人がいた。その方に声を掛けられ、そこから私はその人と1時間ぐらい話をしていた。


その人はスリナム出身のオランダ人で、父親がインド人であることから最初インド人かと思ったぐらいであった。話の中でその人は昔、大型客船の乗組員だったらしく、日本にも立ち寄ったとこがあるとのことだった。


奈良や京都を訪れた思い出話から始まり、自分も今オランダに住んでいるので、オランダの話となった。そこから、その方とヨーロッパの風光明媚な場所についてあれこれ話したり、昨今のコロナの状況について話に花が咲いた。


随分と話し込んでいると、お互いに名前を名乗り合い、そこからさらに親密に話が進んでいった。その方はロブ(Rob)といい、オランダでお世話になっている会計士と偶然にも同じ名前だった。


そこからはロブとスピリチャルな話を随分として盛り上がった。彼の目は、霊的な感覚を開花させている人に特徴的な目をしていた。


随分と話し込んだ後、館内で大きな刺激を受けたタロットカードに大いに関心を示し、何かに呼ばれたようにして、ショップに置いてある英語のタロットカードをほぼ全て購入することにした。その中には、ダリが特別に出掛けた貴重価値のあるタロットカードもあって、嬉しくなった。まさにちょうど昨日ダリの美術館に足を運んでいて、ダリからも霊的刺激を受けていたのであった。


自分は占星術に詳しくなかったので、せっかくなので、ショップに置かれていたハヨ·バンザフというドイツ人の占星術師が執筆したガイドブックの英訳版を購入した。そして幸運にも、随分とタロットカードを購入したので、ロブが特別に5%割引をしてくれた。私は大いに礼を述べ、気がつくと博物館が閉館する時間を30分も過ぎていた。


この博物館では、占星術と数秘術と出会うことができた。フローニンゲンに戻ってから、数秘術に関する書籍も何か購入してみようと思う。そう言えば、以前購入していたバッハの音楽と数秘術に関する書籍を読み返してみよう。


占星術や数秘術との出会いだけではなく、この博物館での最良の贈り物のような出会いは、ロブと出会えたことである。博物館を後にするときに、最後にロブが、「いつかまたどこかで僕たちは再会するかも知れないね」と優しい笑顔を浮かべながら述べた。


その言葉には、この地球上ではなく天上界での再会も含まれているのではないかと思わせるほどに意味深長であった。ベルリン滞在の最後の日に、素晴らしい出会いの数々があったことに本当に感謝している。ベルリン:2021/11/30(火)20:40

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