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7357-7360: ボン旅行記 2021年9月26日(日)



No.2739 華厳的蝶_An Avatamsa Butterfly


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.933, Worship

Something brilliant emerges from a window of the morning world.

It is glittering for all sentient beings.

I just worship it.

Groningen; 07:46, 9/26/2021

No.934, Connection with Bonn

Finally, I arrived at Bonn in Germany.

When I arrived here, I suddenly felt a strong connection with this city.

From tomorrow, I’ll unpack the hidden reason for it.

Perhaps, the reason would be existential and spiritual.

Bonn; 20:56, 9/26/2021


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本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7357.【ボン旅行記】ドイツ旅行の出発の朝に

7358.【ボン旅行記】出発の時を迎えて

7359.【ボン旅行記】ゲーム作りの思わぬ副産物を享受して

7360.【ボン旅行記】ボンに到着して


7357.【ボン旅行記】ドイツ旅行の出発の朝に


時刻は午前6時半を迎えた。今、空がダークブルーに変わり始めている。明けゆくフローニンゲンの空を眺めながら、これから始まるドイツ旅行に思いを馳せる。


いよいよ1年ぶりの旅行がやってきた。いかんせん久しぶりの旅行のためか、昨夜は少し興奮していたのか、あまり寝つきはよくなかった。


顕在意識は旅に対して特に興奮する様子もなく、冷静のように思えたが、潜在意識はそうでなかったようなのだ。潜在意識は旅を心待ちにしていて、まるで子供のように喜び、そして興奮していたようなのだ。


昨日にも洗濯をしたが、出発までまだ時間があるので、今日もまた洗濯をしている。自宅を出発するのは午前10時前であり、比較的ゆとりがある。今回は列車の旅だからこれくらいゆったりとしているのかもしれない。アムステルダム空港から飛行機に乗るような旅であれば、いつも朝一番に出発していたように思う。


本当は午前11時に出発すれば十分なのだが、今朝はフローニンゲン駅のスーパーでペットボトルの水を購入し、駅のカフェでモーニングコーヒーを購入したいと思っている。また、電車を1本早めることによって、乗り継ぎ駅でうまく乗り継ぎができなかった場合の安全策という意味もある。


実際に、今日乗り継ぐズヴォレの駅では、過去に乗り継ぎを逃してしまったことがある。フローニンゲン駅から出発する駅が数分遅延すると、ズヴォレ駅での5分以内の乗り継ぎが厳しいのだ。そうしたこともあり、余裕を持って旅程を立てた。


今日はズヴォレで乗り継ぎ、アーネムでドイツ行きの列車に乗る。ゆったりとしたプランであっても、今日からの滞在地であるボンには午後4時前に到着する。


ホテルはボン中央駅のすぐ近くであり、嬉しいことにホテルのすぐ目の前にオーガニックスーパーがある。今日からの夕食はそこのスーパーで購入したものになるだろう。


旅に向けての準備はもう万全である。後は、先日購入した水圧フロスや電動歯ブラシなどをスーツケースに入れよう。スーツケースには余裕があるので、プロテインも持っていこうかと思う。ドイツに滞在中にも2回ほどトレーニング日があるので、栄養補給のためにプロテインを持参するのは賢明かと思う。


今確認すると、ホテルの前のオーガニックスーパーにせよ、その他のオーガニックスーパーも、そして一般的なスーパーも日曜日は軒並み店が閉まっているようだった。そのため、フローニンゲン駅で今日の夕食を何か購入しておく必要がある。


自宅にはリンゴが1個あるので、それを旅の道中ではなく、夕食に食べてもいいだろう。何かサラダを購入して、プロテイン豊富なクラッカーでもあればそれを購入したい。今夜の夕食はそれで十分だ。フローニンゲン:2021/9/26(日)07:09


7358.【ボン旅行記】出発の時を迎えて


もう間も無くフローニンゲン駅を列車が出発する。自宅を早めに出て正解であった。


ゆとりを持った形で駅に到着し、駅で昼食用のナッツと水、そして今夜の夕食のサラダを購入した。


今日のフローニンゲンは見事な快晴であり、ここ数日間相当に冷え込んでいたが、今日はとても温かい。最高気温は20度を超え、予報では24度ぐらいに達するようであり、9月後半のこの時期においては珍しい気温である。


何か自分を温かく迎え出してくれたかのような感じがする。ドイツのボンも同じぐらいの気温のようだ。ただし、ボンは夕方に雷を伴う雨が降るかもしれないという予報が出ている。


楽聖ベートーヴェンが生まれた街ボン。ベートーヴェンの魂の激しさが雷として具現化し、自分を手荒く歓待してくれるのかもしれない。


いよいよ列車が出発した。列車はアッセンを経てズヴォレに停車し、そこでアーネム行きの列車に乗り換える。


窓の外にはとても長閑な風景が広がっている。いつも旅行に行く際には、この長閑な田園風景に心底癒される。そして旅から帰ってくる時にも同様の癒しの恩恵を享受している。


オランダというのは心底自分の感覚に合っている国のようだ。心の底から落ち着かせてくれる何かがある。


時間的、空間的なゆとり。そしてそれらに裏打ちされた精神的なゆとりがある。それら三拍子が一国全体に浸透している国はそうあるまい。


こうした理想的な環境を提供してくれる国から一度離れ、再び学術探究のためにアメリカに戻ろうとしている自分がいることも確かだ。以前から再びアメリカで学術探究を再開させたいという思いは強くあり、それがそろそろ形になって現れてくる頃なのかもしれない。


来年は大学院に戻る準備をし、理想は再来年の秋から再びアメリカでの生活を始める。ひとたびアメリカで生活を始めたら、今の欧州生活のように思わぬ形で長くそこにとどまるかもしれない。そこから再び欧州に戻ってくるのであれば、次回もまたオランダで生活を再開させるか、フィンランドで心機一転、新たな生活を始めたいと思う。


ボン旅行の最中にこのようなことを考えるとは思ってもみなかったが、旅というのは将来の展望に思いを馳せる素晴らしい機会なのかもしれない。


結局のところ、将来など予想することもできないし、どのように動くのかもわからない。重要なことは今に留まりながらにして将来のビジョンを知覚しようとすることだろうか。それによって間違いなく何かが能動的に開かれていく側面がある。


あとは、その能動的な開かれに対して諦念的明け渡しの感覚で全てを受け入れていくだけである。そうすると、人生という大海の流れと一体化し、その流れと共に日々を歩んでいくことができる。


車窓から見える長閑な景色の流れ。景色もまた流れていく。自分は同様に流れていく存在であり、同時に不動点でもある。


自己あるところに世界あり。世界あるところに自己あり。ズヴォレに向かう列車の中で:2021/9/26(日)11:03


7359.【ボン旅行記】ゲーム作りの思わぬ副産物を享受して


時刻は正午を迎えつつある。今、ズヴォレの駅で乗り換えをし、アーネムに向けての列車が出発した。


ズヴォレでの乗り換え時間は5分しかなかったが、予定通りにズヴォレに到着したので、2分で乗り換えができ、アーネムには予定よりも1本早く到着できそうだ。アーネムからはいよいよドイツに入っていく列車に乗る。


今日は日曜日ということもあってか、いつも以上に車窓から見える風景が穏やかだ。


広がる田園風景を眺めていると、牛たちが思い思いに草を食べている微笑ましい姿が目に飛び込んできた。草を食べることなく朝日を浴びてゆっくりとしている牛たちもいる。


彼らの姿を眺めているだけでこちらの気持ちも平穏なものになる。こうした光景もまた目の保養となっていることを見ると、取り巻く環境の重要さを改めて知る。


普段オランダ国内を列車で移動する用事などほとんどないのだが、例えばコロナウィルスのワクチンを摂取したり、移民局に行ったり、あるいはどこかの街の美術館などに足を運ぶ際には、列車はいつも二等車両に乗っている。


どの列車にも一等車両があるのだが、大してサービスが変わらないこともあり、国内のちょっとした用事の時にはわざわざ一等車両に乗ることはない。ただし、旅行に出かける時は荷物も多く、ゆったりとした座席で日記を綴ったり、創作活動をしたいため、一等車両を利用するようにしている。


そうしたこともあり、今日も一等車両を使っている。やはり静かであり、パソコンに繋ぐ電源などもあるため便利かつ快適である。今後もまた旅の際には一等車両を利用しようと思う。


起床してからしばらく経ったが、今朝方の夢の断片を思い出した。今朝は興奮していたためあまり夢を見ていなかったように思うが、夢の中で何かに熱中してそれについて熱く語っているような場面があったように思う。夢の中の自分の熱量は溢れんばかりであり、それに驚く形で目覚めた。


その他にも自分がゲームを作っている場面があり、そのゲームに自分が入り込んで楽しく遊んでいる場面もあった。


ちょうど昨日、ノベルゲームの処女作が一通り完成した。後はバグや動作の確認をし、できればドイツ旅行中か、旅行から帰ってきてすぐにでも公開したい。


処女作のストーリーを最初から最後まで進めるのに要する時間は4時間弱ぐらいだろうか。自分もプレイヤーになってみて遊んでみよう。それはバグや動作の確認だけではなく、プレイヤー目線でのユーザー体験ともなり、同時にこのゲームがそもそも自分の日々の学びが形になったものであるから、自分のゲームを自ら遊ぶことが願ってもない形での振り返りになるという嬉しい副産物的効果がある。


ちょうど今、2つ目の作品としてのドイツ旅行編のノベルゲームにも着手し始めた。そちらは今日から始まる9日間の旅が題材になっている。こちらは所要時間は短く、それでいて旅の思い出が詰まったゲームになるだろう。


ノベルゲームを作り始めたことによって、日々の学びや気づきがより深く結晶化されているように思う。これはゲーム作りの思わぬ副産物だ。アーネムに向かう列車の中で:2021/9/26(日)12:07


7360.【ボン旅行記】ボンに到着して


時刻は午後5時を迎えた。予定通りの時刻にボンに到着した。天気予報では雷雨に見舞われるとのことだったが、ボンの上空は穏やかであり、雷が落ちるような様子はない。


天が味方をしてくれたのかもしれない。アーネムからデュッセルドルフで一度列車を乗り換えたのだが、デュッセルドルフはドイツでも主要都市であるためか、駅には随分と人がいた。


旅行客風の人もたくさんいて、日本はコロナでまだ右往左往していると聞いていたが、ドイツでは随分と移動が活発になっている。もちろんオランダもドイツも公共交通機関の利用の際にはマスクをしなければならないが、それ以外にはもうコロナで不便を感じることはない。


デュッセルドルフからボンまでの列車は快適であり、今日は移動中はもっぱら創作したゲームのバグ修正と動作確認を行なっていた。バグに関してはもうないのだが、あとは誤字脱字の修正や動作で確認をするところがまだ残っている。


プレイヤーと同じ状況で最初から最後までプレイしてみることを通じて、読み難い漢字にルビを降ったり、文字の大きさなどを調整しながら修正作業を行なっている。今日の移動時間を有効に活用したこともあり、随分と修正が進んだ。


今夜もまだ時間があるので、引き続き修正作業を進めていこう。これはぜひとも今回の旅の最中に完成させたかったことなのだ。


宿泊先のホテルはボン中央駅からすぐのところにあり、迷うことなく辿り着けた。ホテルの受付の若い男性はとても親切に対応してくれ、有り難いことに部屋を無料でアップグレードしてくれた。この時期は観光シーズンではないし、コロナの影響もあってそれほど宿泊客がいないのだろう。


いつも旅行中は午前中から活発に動くこともあり、朝食をしっかり摂っている。普段は夕食しか固形物を口にしないが、旅行中は朝と夜の2回固形物を摂取している。


幸いにも、ホテルのビュッフェ形式の朝食が復活しているようであり、明日からの朝食が楽しみだ。朝食は午前6時から10時まで摂れるとのことなので、午前8時半か9時頃にレストランに行って朝食を楽しもうと思う。


部屋のアップグレード以外にも嬉しいサービスだったのは、滞在期間中に電車やバスが乗り放題のチケットをもらえたことである。滞在期間中は小雨が降る日もあり、ちょっと歩くのには遠い場所にも出かけて行こうと思っていたので、このチケットがあれば不便はしない。


明日は早速、ボンに訪れた最大の目的であるベートーヴェン博物館に行く。ここは午前10時から午後6時まで開いているので、朝食をゆっくり摂って、少し休憩してから足を運ぼうと思う。


改めてベートーヴェン博物館を調べてみたところ、ホテルからは1kmほどなのでとても近い。明日の正午の時間帯のチケットをつい先ほど予約した。これにて準備は完了である。


明日はここだけしか観光する予定はないので、午後から夕方にかけてはボンの街を気ままに散策しようと思う。ボン:2021/9/26(日)17:37

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