No.2732 散逸する星々_Scattered Stars
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.922, Ing
No wind is blowing.
Time is stopping.
I’m living vivaciously.
Groningen; 07:25, 9/22/2021
No.923, An Intense Day
Today was an intense day in a positive sense.
This kind of day would deepen my psyche and soul.
I just appreciate today’s experience.
Tomorrow will open anew thanks to it.
Groningen; 21:20, 9/22/2021
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本日の3曲
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タイトル一覧
7349. 示唆深い今朝方の夢
7350. 分岐/羊頭狗肉/コミュニティー
7349. 示唆深い今朝方の夢
時刻は午前6時半を迎えようとしている。辺りはまだ真っ暗で、気温もかなり低い。本格的に秋に突入した模様だ。
今朝方は、高層ビルの中にいる夢を見ていた。そのビルはテロの対象になり、1階から20階までが壊滅的な被害を受けたが、上層階だけは無事だった。
その建物はかなり頑丈に作られているらしく、また下の階が万が一破壊しても上の階は大丈夫なように設計されているようだった。私は最初、ビルの外にいて、テロの被害の状況を目の当たりにしていた。
それはとても悲惨であった。被害者の数は不明であったが、倒壊したビルの様子だと、かなりの死者数かと推測された。
粉塵を払い除けながら、私はビルの中へと入っていった。すると、ビルの1階はどこか見慣れた風景だった。どうやら高校の道場の周りのような雰囲気であった。
なんとも不思議な空間だなと思って辺りを眺めると、道場の反対側には校舎もあった。そのため私は、その場がビルの中であることを一瞬忘れた。
道場の方から高校時代の同級生が現れ、彼らと少しばかり立ち話をした。高校時代から時の流れが止まってしまった感覚があり、彼らはこの場所がビルの中であり、しかもそのビルがテロリストによって攻撃されたことを知らないようだった。
なんとも平穏な雰囲気が辺りに漂いながらも、現実を知っている自分は、どこかその平穏さが虚構のものに思え、とても不気味に感じられた。
気がつけば私は校舎の中にいた。屋上かどこかで、現在協働している会社の女性社員の方と遭遇し、彼女と少し話をしていた。
そこで私はハッとして、再び現実のビルの中に意識が戻ってきた。1階はほぼ全壊していたが、エレベーターの箇所だけ無事であり、私は破壊されていない上層階に向かった。
25階まで行ってみると、エレベーターが開き、エレベーターの外で高級レストランの女将が出迎えてくれた。その際に、窓から見える景色が台無しになってしまったことを聞いた。
窓の外を見ると、テロによって破壊され尽くしてしまった悲惨な光景が広がっていて、胸を痛めた。女将にレストランまで案内されたが、レストランの雰囲気を見るだけにとどめた。私にはまだやることがあったからである。
レストランの中では、これまた平穏そうな雰囲気が漂っていて、人々は楽しげに食事を摂っていた。このレストランを利用できるのは社会的な地位があり、尚且つ経済的に恵まれた富裕層だけだったので、金持ちが外の世界を知らずに呑気に食事を摂っていることが少し異常に映った。
気がつくと私は再びビルの外にいた。これから私は、首相を永田町まで送り届ける任務があった。
テロの対応に追われている首相は、メディアや国民の標的にされ、外をうかつに移動することができず、ダミーを使ってメディアを巻き、一般人のような格好をした首相を官邸まで送り届けることが私の任務だった。
確かに首相はその辺りにいるおじさんと変わらず、変装は見事であり、違和感がなかった。うまく街に溶け込み、その辺りは人の数も少なかったので、護衛をしながら歩くことに問題はなかった。
首相とこれからの対応について雑談しながら、タクシーで永田町まで戻るのか、それとも電車を使うのかを確認した。今、道が渋滞して永田町まで2時間ぐらいかかりそうだったので、それであれば電車を使おうかという話になった。
ただし、電車は一般人と必ず接触しなければならず、電車の車内の密室で何かあった場合の対応が面倒だと思った。とりあえず駅の方に行き、駅の改札口からではなく、駅のプラットホームから電車に乗り込む作戦に出た。
その駅から永田町までは山手線でわずか14分ほどだったので、確かにタクシーよりは早かったが、如何せん電車に乗る人間の数が多いように思えた。一本見送ることによって次の電車の車内の様子を確認すると、またしても状況は変わらずだったので、電車で移動することは危険だと首相に提言し、そこからは別の手段で移動することにした。
今朝方はそのような夢を見ていた。テロによって倒壊しかけたビル。上層部だけ無事なビル。それが暗示していることはなんだろうか。
また、首相を無事に官邸まで送り届けることが何を示唆しているのか。それについても少し思いを巡らせてみよう。フローニンゲン:2021/9/22(水)06:47
7350. 分岐/羊頭狗肉/コミュニティー
時刻は午前7時を迎えようとしている。ようやく辺りが少しずつ明るくなり始めた。とはいえまだ空はダークブルーと言ったほうがいい。
今日は晴れるようなので、午後には近所のショッピングモールに行き、Holland & Barrettでプロテインを購入しようと思う。先ほども朝のプロテイン補給を行い、その時に随分と残りが少なくなっていたのでこのタイミングで追加購入しておこうと思う。
今日は、鈴木規夫さんとの対談レクチャーの最後の撮影が行われる。早いもので今日がもう6回目なのだ。今日もまた撮影を終えたら、感想戦としての音声ファイルをいくつか作成するだろう。そうしたこともあり、午前中の段階で創作活動や読書を進めておきたいと思う。
何かを認識するとは、単に分析、対象化し、計算することでなく、分岐(bifurcation)を生み出すことであるというスティグラーの指摘について少し考えている。分岐を生むというのはまさに差異化をするということでもある。差異化は発達の根幹にある現象であり、認識の本質が差異化であれば、本質的な認識を行うことが発達を促していくという見方ができなくもない。
ある対象を知覚し、そこから認識に変化する過程において、確かに分岐現象が見られることがある。それをより意識的に行なっていけば、自分の内的感覚や思考がさらに広がりのある形で差異化していくのかもしれない。
「羊頭狗肉(ようとうくにく)」のようなサービスが発達支援の世界に蔓延していないだろうか。羊頭狗肉とはそもそも、あるものを良品に見せかけたり、宣伝は立派だが、実際には粗悪なものを売ることを意味する。
元来は、羊の頭を看板にかけながら、実際は犬の肉を売るところから来ているらしい。スケープゴート、すなわち生贄としての羊が何を示唆し、実際に売られている犬の肉は何を示唆しているのか。発達測定や発達支援サービスで世に出回っているものを眺めていると、羊頭狗肉的なものばかりであることを危惧する。
コミュニティーの形成と運営について思いを馳せていると、学術コミュニティーのような特殊なコミュニティーですら、宗教コミュニティーとどこか似ている点があることに気づく。
ある1人の、あるいは複数のグルがいて、そこを中心に中央集権的な形の宗教的コミュニティーもあれば、表立っては非中央集権的な緩やかなネットワークを形成している宗教的コミュニティーもある。いずれにせよ、それらはある特定の信条によって結束されており、その構造は学術コミュティーにも見られる。
身近にいる愛する人やコミュニティーを守ること。動物たちですらそれを行うのに、どうも現代人はそれを行うことができなくなりつつあるようだ。
人間は動物であることすらやめてしまったのか。人間は自らを超えていく前に、自らを含んでいく必要があるのだ。
動物を含み、それを超えることが、人間が自らを含んで超えていくということの意味なのではないだろうか。ポストヒューマンもトランスヒューマンも、そうした含んで超えるというステップを挟まなければ、それは進化した人間ではなく、退化した人間に成り果ててしまうだろう。
そのようなことを考えていると、辺りが随分と明るくなってきた。今から詩を作り、絵を数枚描いてから朝風呂に入り、そこから作曲実践を始めよう。フローニンゲン:2021/9/22(水)07:15
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