
No.2598 繋がり_A Connection
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.821, Sacred Words
I’m waiting for divine words to come.
They usually fall onto me in an unexpected way.
Sacred words would be beyond our expectations.
Groningen; 07:29, 8/14/2021
No.822, Boundless and Endless Contexts
A flood of waves of contexts are coming into my consciousness.
Like real waves, those contexts are boundless and endless.
Human beings with consciousness are destined to live in such a contextual world.
Groningen; 20:51, 8/14/2021
下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。
本日の3曲
全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。
楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。
タイトル一覧
7236. 新しいスマホと戯れながら
7237. 今朝方の夢
7238. AI認知機能付きの電動歯ブラシを使って/今朝方の夢の続き
7239. 新たな群衆化
7236. 新しいスマホと戯れながら
時刻は午前6時半を迎えようとしている。今朝は6時前に起床したのだが、その時にはまだ辺りが薄暗く、日が昇る時間が随分と遅くなっていることに気づいた。日の出の時間も日没も、毎日およそ2分ずつ変化しているということを昨日知った。
昨夜、古いスマホから新しいスマホに移行した。古いスマホを見ながら、必要なアプリだけを新しいスマホにダウンロードしたり、壁紙の設定をしたりしていると意外と時間を取った。
そう言えば、まだスケジュールを移行していなかったので、今日の夕方にでも移行作業を行っておこうと思う。以前のスマホは最新モデルよりもおそらく1つか2つ古いモデルであり、尚且つそれを6年間ほど使っていたので、新しいスマホに移行してみると、色々と快適である。
スマホの設定を終えた後、先日接種したワクチンに関して、オランダ政府が発行しているアプリをダウンロードした。最近では政府がこうしたアプリを世に出す時代になったのだと、時代の流れを感じる。
アプリをダウンロードすると、オランダ住民の情報を管理するDigiDへのログインを経由すると、すぐさま自分のワクチン接種状況に関する情報が現れ、2回受けたワクチンの情報がきちんと反映されていた。
オランダ国内用とインターナショナル用に別々のQRコードが発行されるらしく、国内用のものは今月の25日から有効になるようだった。一方で、海外旅行のために必要なインターナショナルのQRコードはもう発行されており、画面にそれを表示させることができたので、これで国外の旅行に出かけていくことができる。これをもってして旅行の手続きを来週あたりにしようと思う。
このアプリを使いながら、本当に便利な時代になったものだと思った。同時に、全ての情報がデジタル空間上で一元的に管理されてしまうことの怖さも感じた。
昨日はその他にも、歯磨き専用のOral Bのアプリもダウンロードし、試しに使ってみた。一昨日に購入した電動歯ブラシにはAI認知機能が付いていて、早速それを使ってみたいと思ったのだ。
アプリと併用すると、歯のどの箇所をどれくらいの圧力でどれだけの時間磨いたのかというのが歯のイラスト上に表示されたり、歯磨きに関するコーチングサービスもあって、非常に面白く思った。
昨夜歯を磨いたものがうまくデータに反映されていなかったので、後ほど朝に歯を磨く際にはきちんとアプリと連動しているかどうかを確かめたい。上記のアプリを含め、またスマホそのものの進化を含め、テクノロジーというのは本当に興味深い探究対象である。フローニンゲン:2021/8/14(土)06:43
7237. 今朝方の夢
時刻はゆっくりと午前7時に向かっている。今日の予報は晴れだが、今のところ空にはうっすらとした雲がかかっていて、朝日を拝むことができていない。今日もまた午後に近所のコピー屋に行って書籍を受け取り、その足で買い物に出かけてこようと思う。
今朝方はいくつか印象に残る夢を見ていた。
夢の中で私は、あるサッカー漫画の主人公たちが繰り広げる試合を眺めていた。主人公とそのライバルのゴールキーパーが対戦する場面が始まり、その場面がクローズアップされた。
主人公の十八番とも言えるシュートが自陣の中央から放たれた時、そこから敵陣のゴールまでは距離があったのだが、その距離を感じさせない凄まじい勢いでボールはゴールに向かって飛んで行った。
すると、ライバルのゴールキーパーと、そのキーパーのライバルであった別のゴールキーパーが合体し、とても強力なキーパーとなり、主人公のシュートをパンチングで吹き飛ばした。吹き飛ばされたボールは勢いを失うことなく、ゴールの向こう側のキーパーの家にぶつかり、家は激しく損壊した。
主人公はそこからさらに2発同様のシュートを放ったが、それがゴールに決まったかどうかは分からなかった。気がつくと、いつの間にか試合が終わっていて、試合中に損壊したゴールキーパーの家の状況が気になったのか、主人公とキーパーは一緒に家に向かった。
家に到着すると、アトリエの絵は無事だったが、やはり家全体は激しく損壊していた。私は情景を見守る存在としてそこにいたので、2人に気づかれることがなく、アトリエに飾られている絵を眺めていた。
とりわけイーゼルに立て掛けられたキャンバスに描かれている絵が印象に残っている。そこにはキーパーの彼が笑顔で佇んでいる姿が描かれていて、彼の笑顔がとても輝いているように思えた。
次の夢の場面は、1つ前の夢の場面とつながっているようだった。試合の観戦を終えた後、別の試合が始まり、その試合の後半戦がこれから行われるようだった。
ハーフタイムが終わり、コートに選手が向かう際に、両方のチームに特殊な治癒能力を持つ選手が混じっていて、彼らがお互いの治癒能力に関して自慢げに話していた。片方のチームには2人そうした能力を持つ選手がいて、もう片方のチームには1人いた。
彼らの役目は、試合中に負傷した選手や消耗した選手にエネルギーを送り、負傷や消耗を回復させるというものである。片方のチームにいた1人は、体全体にロボットスーツのようなものを身に纏っていて、それではサッカーそのものができないだろうと思っていた。
その彼は、選手を回復させる力とは逆向きの、すなわち人を殺傷する力も持っていて、後半開始前にふざけてその力を相手選手に使うフリをした。私はそれを見て、危ないから止めるようにと止めに入った。
彼は私のことを信用してくれているようであり、私の言葉に耳を貸し、相手の選手を殺す素振りを止めた。すると、高校時代の友人(HH)がちょうどその光景を眺めていて、私のところに近寄り、本当に彼は信用できるのかと聞いてきた。
私は友人に、彼とはまだ1年未満の付き合いしかないが、彼は信用できると伝えたところ、友人は私を信じてくれると述べた。友人は私を心から信じてくれているようであり、お互いが信頼で結ばれていることがわかり、私たちは互いに感極まり、その場でハグをした。
するとそれを遠くの方で見ていた先生が笑っており、なぜ突然お互いに目に涙を浮かべてハグをしたのか説明してくれと述べたので、私は演劇風に一部始終を含めて説明を始めた。そこで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2021/8/14(土)07:16
7238. AI認知機能付きの電動歯ブラシを使って/今朝方の夢の続き
穏やかな土曜日の朝の世界がゆっくりと進行している。時刻は午前8時半を迎え、いつものように朝に2枚ほど絵を描き、2曲ほど曲を作り、そして1つ詩を作った。朝の読書を始める前に、いつも5つの創作物を作ることが日課になっている。
時計の針を少し戻すと、早朝に朝風呂に入っている時に、iPadのアプリを立ち上げ、AI認知機能付きの電動歯ブラシを使ってみた。昨日は、アプリを立ち上げた後に絵画創作アプリを立ち上げていたので、それによってうまくデータが集められていなかったのだと分かった。
実際のところは、歯ブラシの電源をオンにするだけで、歯を磨いた時間のデータはアプリに自動的に転送されるようになっている。さらに細かい情報として、歯のどこをどれだけの時間、どれくらいの圧力で磨いていたのかを知りたい場合にはアプリを起動させておかなければならないと分かった。
今朝方の歯磨きを終え、AIによるフィードバックをもらった——律儀に100点満点のスコアリングまでなされる——。そのフィードバックによると、歯を磨く時間が長すぎるようだった。
合計で10分近く歯を磨いていて、推奨される時間は上下の歯を合わせて4分ほどということだった。ここから半分ほど時間を短縮させていかないといけないわけだが、1本1本の歯にブラシを当てる時間は確かにもっと短くしていいように思う。
歯ブラシを歯に当てる圧力に関しては強すぎる結果が検出されることはなかった。今夜からは、毛先を歯の表面に優しく当てるイメージを持ち、奥歯から手前の歯にかけて歯ブラシをゆっくりと動かしていくことを意識してみようと思う。さらには、歯と歯茎の隙間のポケットの汚れをかき出せるような角度も意識する。
AI認知機能付きの電動歯ブラシと、それに付随するアプリというテクノロジーのおかげで、歯を磨くというある種の実践に関する自分の盲点に気づくことができた。こうした側面にはテクノロジーの良さを見出す。
今日はこれから、アンドリュー·フィーンバーグとバーナード·スティグラーという現代を代表するテクノロジー哲学者の書籍を旺盛に読み進めていこうと思う。
読書に取り掛かる前に、今朝方の夢を改めて回想している。夢の中で私は、真っ白な、いや少し灰色がかかった不思議な時空間にいた。
私の横には小中高時代の女性友達(NI)がいて、彼女は地面に置かれた画用紙に絵を描いていた。その絵はとても明るく、彼女が絵を描いている姿を私は見守っていた。
すると、高校時代の同じ苗字のクラスメートがやって来て、彼は彼女の絵を突然修正し始めた。彼女は何も言わず、俯き加減にずっと下を向いていた。
彼は明るい絵を暗い絵に変えてしまった。彼女が使っていた明るい色ではなく、画用紙にはどす黒い濁った色が大部分を占めた。
また、彼はどういうわけか、画用紙の上にろくろを使って作る陶芸品のような突起物のあるものを取り付けた。もう彼女の絵は原形を留めておらず、彼女は下を向いたまま泣いているようだった。
すると場面が変わり、私は車道の真ん中を自転車で走っていて、そこから交差点に辿り着いた。交差点で左折をするために一時停止し、いざ左折をしようと思ったら、後ろから女性に声を掛けられた。
振り向くと、そこにいたのは大学時代の先輩の妹だった。彼女は左折の仕方を知りたがっていて、私はそのコツを教えたのだが、彼女の行きたい場所を聞いてみると、左折した後に横断歩道を渡って右側の道を進んで行ったほうがいいと思ったので、それを伝えた。
するといつの間にか、私は彼女と彼女の兄である先輩と一緒に車に乗っていた。運転をしていたのは先輩であり、私たち3人はこれから一緒にどこかに出かけていくようだった。
最後の夢の場面では、私はレクチャールームで数名の人たちと簿記の問題を解いていた。借方と貸方で精算仕分けを行う問題だった。
精算仕分けをする際に、その勘定項目名について少し議論になった。また、修正仕分けの際に税率を勘案するのかどうかも議論の的になった。
議論が落ち着くと、最後にその場で私がその問題に関する解説をすることになった。その時にレクチャールームの隅にいた先生のような人物が私の解説に口出しをし始め、その説明に私はあまり納得していなかった。
レクチャールームにいる人たちは先生のような人物と私のどちらを信じたらいいのか迷っているようであり、私は明確に、自分は先生の説明には従わず、それを反映した回答にはしないと明言し、その場にいた全員にも先生の述べたことを鵜呑みにする必要はないことを伝えた。フローニンゲン:2021/8/14(土)08:59
7239. 新たな群衆化
時刻は午後5時半を迎えた。穏やかな夕方の雰囲気が辺りを包んでいる。
午後に買い物に出かけた際に、近所のコピー屋に立ち寄って、今日もまた書籍を受け取った。ここ最近は本当によくこのコピー屋にお世話になっている。
今日は土曜日であったから、コピー屋からスーパーに向かう道中に通り抜けたノーダープラントソン公園は多くの人たちで賑わっていた。ちょうどこの時期は出店がたくさん出ていて、昼からアルコールを飲んでいる人たちが上機嫌そうであった。
今日の読書を振り返っている。今日はバーナード·スティグラーとアンドリュー·フィーンバーグの2大テクノロジー思想家の書籍を中心に読み進めていた。
フランス人のスティグラーからはフランス系のテクノロジー思想について学びを深めて、ドイツ人のハーバート·マークーゼに師事していたアメリカ人のフィーンバーグからはドイツ系のテクノロジー思想について学びを深めることができている。もちろん、両者はフランスとドイツのテクノロジー哲学者たちの仕事に言及しているのだが、彼らの個性からもたらされる良い意味での偏りがある。
スティグラーの哲学においては、情報科学や複雑性科学の概念が頻繁に出てくるのだが、フローニンゲン大学でそれらの領域について探究を進めていたことがまさに今活かされている。以前学んだことが思わぬ形で後に役に立つということ。学習が持つこうした繋がりの力は実に興味深い。
スティグラーの思想の射程は広く、これまた以前探究していた群衆心理学にも及んでいる。フランスの思想家ギュスターヴ·ル·ボンは、「群衆心理学」を提唱したことでも知られているが、スティグラーもル·ボンの思想体系から影響を受けていることを本日知った。スティグラーは、ル·ボンを含め、過去の偉大な思想家の思想体系を再活性化させる形で自分の思想を展開することに長けている。
現代の群衆について考えてみると、群衆はもはや単なる群衆ではなく、「定量的群衆(computational crowd)」や「人工的大衆(artificial crowd)」とでも形容できるような存在に変貌しつつある。そうした性質の変化に応じて、群衆心理も新たな性質を帯びるだろう。
群集心理の新しい性質、そして群衆化の新たなプロセスとメカニズムについて考察を深める形で、その状況を改善していく道を探っていこうと思う。フローニンゲン:2021/8/14(土)17:44
Comments