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6974-6976: アートの国オランダからの便り 2021年5月27日(金)


No.2294 砂漠の光_Light in a Desert


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.653, A New Research Project

Transpersonal economics, viz., new economic thoughts based on higher realms of consciousness would be established after throughly and comprehensively examining vulnerabilities and pathologies of the current civilization.

I started this research project with some philosophical apparatuses; Integral Theory, Critical Realism & Meta-Realism, and Critical Theory.

Groningen; 08:01, 5/27/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

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タイトル一覧

6974. 今朝方の夢

6975. 今朝方の夢の続き

6976. 文明批判に向けて


6974. 今朝方の夢


時刻は午前7時に近づこうとしている。早朝から雨が降っていて、今も小雨がぱらついている。しかしもうしばらくしたら雨が止むようであり、そこからの天気は曇りとなり、もう雨は降らないようだ。


明日からは天気が良くなり、気温も上がってくるとのことである。来週からようやく暖かさを感じられるようになることを嬉しく思う。いまだに湯たんぽを使って就寝していて、来週からはその必要がなくなるだろう。


今朝方の夢をゆったりとした気持ちで振り返っている。夢の中で私は、欧州のどこかの国のリゾート地にいた。そこのホテルでくつろいでいて、リフレッシュを図っていた。


そのホテルは高級ホテルなのだが、不思議と従業員の姿は見られず、まるで無人ホテルのようだった。客に関しても姿を見ることがなく、それはそれで貸し切り状態のような形で嬉しく思ったが、人の姿が全く見られないのも妙だと思った。


食事の時間になったのでレストランに向かうと、そこで奇妙な光景を見た。人の姿は見えないが、人の声だけが聞こえてきて、種々の料理が回転テーブルの上に乗って回っていたのである。


その光景を目撃した瞬間、いつの間にか自分はホテルの部屋にいた。そこはとても眺めがよく、1人で使うには十分すぎるほどの広さを持っていた。


フロアをふと見ると、そこに見知らぬ若い女性が2人横たわっていた。2人は共に韓国人のようであり、昼寝をしているようだった。


最初私は彼女たちがフロアで横たわっていることに驚いたが、単に昼寝をしているだけだとわかり少し安心した。そこで死んでいるわけではないことがわかってホッとしたのである。


フロアで寝るのではなくソファで休むように声を掛けようとして、片方の女性の肩に触れた時、突然私は彼女の夢の世界の中に入った。そこは夢を見ない深い夢の世界であり、彼女のコーザル意識の中に入ったのである。


ハッと目覚めると、私は彼女と一緒に空を浮いていて、ホテルの上層階から1階に向けて吹き抜けになっている場所をゆっくりと下降していた。そのように思ったところで、記憶が巻き戻され、正しくは彼女と一緒にレストランに入り、そこで奇妙な回転テーブルを目撃した後にレストランを離れ、1階から上層階に向けて宙に浮かんでゆっくりと向かって行っていたことを思い出した。


彼女と一緒に上層階に到着した時に、突然空を飛ぶ能力を失い、私たちは1階まで叩き落とされるかのように急降下していき、なんとかフロアに着地をしたという場面があった。そのような場面を思い出した後、次の夢の場面の光景が蘇ってきた。


次の場面では、私は自分の家がどこなのかわからなくなるという現象に見舞われていた。今の新居が落ち着いて生活できる場所であることは確かだが、どうももう1つ家があるようだった。


今自分はどこか別の国に長期滞在していて、滞在から帰ってきた際に、どちらの家に戻ればいいのか迷った。新居の周りの静けさを考えると、そちらに戻って落ち着いた生活をした方が賢明だろうと思ったところで夢の場面が変わった。


最後の夢の場面は、舞台が再びホテルだった。最初の場面のホテルとはまた違うホテルのようだった。


そこのホテルは欧州のどこかの国の海沿いのリゾート地にあるホテルだった。そこは4つ星ホテルであり、なかなか快適なホテルだったが、部屋の内装や綺麗さを考えてみた時に、せっかくなので5つ星ホテルに宿泊すればよかったと思ったのが正直なところである。


すると、自分の脳内に近辺の高級ホテルの一覧情報が現れ、カタログをめくるかのようにどこか良いホテルはないかと眺めていた。すると、小中高時代の2人の友人(SS & HY)から携帯にメッセージが届いた。


そう言えば、彼らを招いて部屋で少しばかり話をし、そこからどこかに出かけていく約束をしていたのを思い出した。私はまだシャワーを浴びていなかったので、シャワーを急いで浴び、彼らがやってきた時にちょうどシャワーから上がり、2人には冗談でトイレで待っていてもらうと思った。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2021/5/27(木)07:15


6975. 今朝方の夢の続き


時刻は午前8時を迎えた。雲の覆われた世界の中で、引き続き小雨が降りしきっている。先ほど朝風呂に入っている最中に、コロナによって旅行に出かけることができない分、旅行の費用を学術書の購入に充てているような自分がいるかもしれないとふと思った。


コロナによって旅行には出かけられないが、探究が進むというのは肯定的な皮肉さがある。昨日改めて文献購入リストを眺めてみた時に、いくつかさらに購入しておきたい書籍があったので、今日の午後にでも再吟味をしていきたいと思う。


書籍の概要を読んだり、中身検索をすることによって、購入段階でその書籍のエッセンスを掴むことができていることに気づく。実際に書籍が届いてからは、再度そのエッセンスを確認した上で細部に入っていくことになる。そのようにして書籍に対する理解が徐々に深まっていくプロセスを見る。


トランスパーソナル経済学の創出に向けて、文明批判は不可欠であると先ほど改めて思った。現代文明の基盤の脆弱性及びその病理そのものの見直しが要求される。決して表面的に症状として現れてくる現象に注目するのではなく、そうした現象を生み出す構造とメカニズムの把握に努める。ここ最近購入している一連の書籍は、全てその実現に寄与してくれるものである。


朝風呂に入りながら再度今朝方の夢の世界に入ってみたところ、まだ書き出していない夢の場面を思い出した。夢の中で私は、実際に通っていた中学校にいた。そこでバスケ部の友人たちと部活を始めた。


準備運動をそこそこに行うと、早速紅白戦を始めた。その際に、自分の好きなポジションでプレーしてみることを私は提案した。というのも、基本的にバスケにおいては身長によって大体どのポジションがふさわしいかが決まってしまい、そうした偏見があると、そのプレイヤーが持っている思わぬ特性を発見したり、活かしたりすることができないのではないかと思っていたからである。


その場にいた全員がその考えに賛同してくれ、各々自分がやってみたいポジションについた。すると、やはりこれまでのように身長によるポジションの割り当てとは違うポジションについている者が結構いた。


そこから紅白戦を始めてみると、これまでにはない盛り上がりを見せ、選手たちの新たな特性を見出すことにもつながり、収穫は多かった。


紅白戦の後、少し休憩を取ることにした。そこで1人の友人(MS)が体育館の隅にしゃがみ込んで浮かない表情を浮かべていた。


私は彼のところに近づいて行って、隣に座り、彼に話を聞いてみた。すると、部活を辞めたいとのことだった。


どうやら学校までの通学に片道40分近くかかり、その他にもいくつかの理由によって部活を続けるのが難しいとのことだった。そこから私はさらに色々と質問を投げかけ、彼の話を親身に聞いていった。そのような夢の場面があった。


小雨が降り頻る中、隣人のマークがグリーンハウスの植物に水をやりにきた。彼は傘を刺さずに、濡れながらやってきた。そんなマークの姿を見ながら、そろそろ自分も種植えを始めようかと思った。フローニンゲン:2021/5/27(木)08:25


6976. 文明批判に向けて


——急進的な本質は、物事の核心を掴むことである——カール·マルクス


時刻は午後7時半を迎えた。早朝の雲に覆われた世界から午前中には変化が見られ、晴れ間が広がってきた。今は夕日が地上に降り注いでいて、明るさを感じる。


幸いにも明日からは天気が良くなるとのことなのでとても嬉しく思う。フローニンゲンもようやく暖かくなり、季節が変わってくれるのではないかと思う。


今年は寒さが長引いていて、結局6月にならないと暖かさを感じられなかった。この点においても気候の変動を感じる。


午前中に、テクノロジーによって家畜化されたリアリティについて考えていた。リアリティそのものの家畜化が進み、そこで生きる人間の家畜化も進行する現代社会。


現代社会を見渡してみた時に、技術なしには回らないものがますます増えているように思える。テクノロジーの産物が物理的次元さらには目には見えない情報次元を覆い、その傾向が増せば増すだけ、テクノロジーがひとたび脆弱性やバグを露呈すると、一気に世界は大混乱に陥ってしまうような世界構造になっている。


テクノロジーが社会の隅々に行き渡っていく姿に幾分戦慄すら覚える。便利さの背後にあるシャドー。光の背後には闇がある。そのようなことを改めて思う。


現代の病理的な経済思想が新たなものに置き換わっていく際に重要なことは、その病理の根幹を指摘し、根本から思想を変容させていく必要性を客観的に示すことだけではなく、間主観的な形で倫理道徳的な必要性を明示していくことが求められるだろう。いやそうした明示的なアプローチよりも、経済・金融に関する物語そのものを人知れぬ形で変容させていくことの方が有効なのであろうか。


いずれにせよ、経済・金融を取り巻くナラティブそしてディスコースを変容させていくことは不可欠であり、ナラティブやディスコースを生み出す装置そのものをどうしたら変容させることができるのかを考えていく。そのためには、ナラティブやディスコースを生み出す装置がいかように生み出されているものなのかのメカニズムの特定が必要であり、その点に関しては社会科学の方法論を応用することができるだろう。


そのようなことを考えながら、これからの自分が行おうとしているのは広義の意味において文明批判なのではないかと思った。そうなってきた時に、ハーバート·マークーゼやジル·ドゥルーズが脳裏に浮かび、以前から文献リストに入れていた書籍を今日も少しばかり購入することにした。


その際に、ティモシー·モートンがダークエコロジーについて論述した書籍や、インテグラル理論(ケン·ウィルバー)·批判的実在論(ロイ·バスカー)·複雑性思考(エドガー·モリン)の3大メタ理論を比較検討した上でそれらを架橋させる試みに従事した学術書も併せて購入した。


本日購入した書籍を備忘録として下記に掲載しておく。


1.Transforming Economics: Perspectives on the Critical Realist Project

2. Ecology and Revolution: Herbert Marcuse and the Challenge of a New World System Today

3. Eros and Civilization: A Philosophical Inquiry into Freud

4. Dark Ecology: For a Logic of Future Coexistence

5. Toward a Critical Theory of Nature: Capital, Ecology, and Dialectics

6. Anti-Oedipus: Capitalism and Schizophrenia

7. A Thousand Plateaus: Capitalism and Schizophrenia

8. A Complex Integral Realist Perspective: Towards A New Axial Vision

一昨日、昨日に引き続き、今日は8冊ほどの書籍を購入することになった。これからの自分の探究の焦点は、広義な意味での文明批判であり、その対象は現代を取り巻く経済・金融と霊性にあり、それらに関する個別具体的な学問領域の探究をしていきながら、批判を実現させるためのメタ理論の学習を引き続き行っていく必要がある。そうした道筋が今明瞭なものになっている。フローニンゲン:2021/5/27(木)19:58

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