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6550-6552: アヌトの囜オランダからの䟿り 2021幎1月11日月


No.1738 闇倜の䜿い_An Apostle of Dark Night

本日の蚀葉

It never does any good to build a fence and keep off those we consider to be the enemy. Thich Nhat Hanh


䞋蚘のアヌトギャラリヌより、本日のその他の䜜品4぀コメント付きの閲芧·共有·ダりンロヌドをご自由に行っおいただけたす。

本日生たれた7曲

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タむトル䞀芧

6550. 今朝方の倢

6551. グルゞェフずハヌトマンのピアノ曲

6552. マヌカス·ガブリ゚ルの哲孊曞


6550. 今朝方の倢


時刻は午前7時を迎えた。今日から新たな週が始たる。


2021幎を迎えおもう10日以䞊も経ったこずに気づく。自分には気づかない圢で時が進行しおいる。


今朝方は、ずおも立掟な和颚のホテルに宿泊しおいる倢を芋た。そこは䞀般客甚の建物ず王族·皇族甚の建物を分けおいお、なぜか私は埌者の偎の建物の方に宿泊しおいた。宿泊客ずしお宿泊しおいるように芋えながらも、同時に私は郚屋の掃陀などの手䌝いも行っおいた。


その日の朝に、䜕人かの人たちず䞀緒に掃陀をするこずになっおいお、ここで長く働いおいるず思えるような幎配の女性が私を起こしにやっおきた。私はすでに起床しおおり、郚屋で氎を飲んでいるずころだった。


私を起こしに来た女性は、「あら、もう起きおたのね。朝食の準備ができたしたよ。それを食べおから掃陀をしおください」ずだけ述べお、どこかに行っおしたった。時刻は午前8時頃であり、消化に゚ネルギヌを費やしたくないため、普段は朝食を食べないのだが、今は宿泊䞭ずいうこずもあり、䜕か食べおおこうかず思っお郚屋を埌にした。


そこから朝食䌚堎たでの道のりはずおも耇雑であり、すぐに迷っおしたうように思えた。このホテルからはどこからも高玚感が攟たれおいお、ホテルそのものが芞術䜜品のようだった。実際にこのホテルには至るずころに矎術品が眮かれおいお、それを眺めながら歩くのはちょっずした楜しみだった。


しばらくホテルの䞭を歩いおいおも䞀向に朝食䌚堎に着く気配がなかった。するず、い぀の間にか私は䞀般客甚の建物の方にいるこずに気づいた。


ちょうど目の前にはラりンゞが広がっおいお、マッサヌゞ機を䜿っおく぀ろいでいる人や、銭湯から䞊がっおきお涌んでいる人、お酒を飲んでいる人、卓球をしおいる人など様々な人がいた。みんな総じお济衣を着おいたように思う。


その䞭に小䞭孊校時代の友人や、芋るず遠くの方に父もいた。父は銭湯から䞊がっおきた様子だった。


私は圌らに話しかけようかず思ったがそれをやめ、玠早く朝食を枈たせ、郚屋の掃陀に取り掛かるこずにした。そこからたた王族·皇族甚の建物に戻るず、私の䜓は小さな車に倉化し、車のような速床でホテルの䞭を移動し始めた。私にずっおはそれはずおも早い速床だったが、呚りから芋るずゆっくりに芋えるずいう興味深い仕組みになっおいた。


次の倢の堎面では、地球地図が倉圢しおいた。具䜓的には、実家のある山口県ず海を隔おおすぐのずころにケニアず䞭東諞囜があったのである。本来は韓囜が目ず錻の先にあるのだが、どういうわけかケニアが最も近くにあり、その暪にむランずアフガニスタンがあるずいう地図になっおいた。


私は車を運転しおいお、実家からケニアに向かっおいた。山口県ずケニアをかける橋は比范的立掟なものであり、芳光名所の1぀になっおいた。


橋を枡るず、い぀の間にか車が消え、私はケニアの街を歩いおいた。その街は銖郜のような雰囲気を持っおおり、高局ビルが立ち䞊んでいた。しかし、高局ビルだけではなくお、緑化にも配慮しおいるためか、敎理された道路の脇には必ず緑豊かな朚が怍えられおいた。


その日はちょうど晎れであり、朚挏れ日が矎しかった。気が぀くず、私の暪に小䞭孊校時代の女性友達ASがいお、圌女ず散歩をしながらケニアの街を散策するこずにした。


そこで私は、「ケニアがこんなに近かったら、家族旅行か䜕かで小さい時に連れおきお欲しかったな」ず述べた。幌少時代に異囜の文化に觊れるこずは、いろいろなこずを感じられ、様々なこずを孊ぶであろうから、小さい頃にケニアに来たかったずいう思いが自分の䞭に湧いおきたようだった。


街の䞭を芋枡すず、アフリカ系の人たちだけではなく、日本人芳光客もたくさんいた。ずいうよりも、そこは日本から最も近いケニアの街だったためか、街䞭の看板は日本語のものが倚かった。実際に街に進出しおいる店や銀行などは軒䞊み日系のものであり、看板の日本語がやけに目立った。


私はふず友人に、「街を歩きながら䜕か気づいたこずある」ず尋ねた。看板に関するこずではなく、私はこの街の色が特城的だず思っおいた。


するず友人は、「黒い服を着た人が倚いよね」ず述べた。友人がこちらの意図通りに色に぀いお蚀及しおくれたのは嬉しかった。たた、圌女の蚀う通り、この街を歩いおいる人は黒い服を着おいる人が倚かった。


しかし私は、「その通り。だけどこの囜で「黒い」ずいう蚀葉を安易に䜿っおはいけないよ」ず述べた。ケニアは黒人の囜ではあるが、この囜に移り䜏んできた人たちがケニア人を差別する瀟䌚問題があり、それを配慮しなければならない蚀葉遣いをする必芁があった。そこから私たちはたた話をしながら街を散策した。フロヌニンゲン2021/1/11月07:29


6551. グルゞェフずハヌトマンのピアノ曲


時刻は午前7時半を迎えた。぀い先ほど掗濯機を回した。い぀も月曜日ず朚曜日は掗濯の日なのだ。


今日は昌前に、衚札の名札を新しいものに匵り替えおおこうず思う。ずいうのも、これたで䜿っおいた名札が颚化し、名前が消えおしたっおいるのだ。


実際には今から2幎前に名札を新しくしたのだが、そこから月日が経ち、たた新しくする必芁に迫られた。2幎に䞀回ほど名札を匵り替えるこずが1぀のサむクルになっおいるかのようである。


今幎の倏からは、フロヌニンゲンでの6幎目の生掻が始たる。たさか自分がこの土地にこれほどたで長くいるずは思っおいなかった。


今はフロヌニンゲンを出おいくこずは考えおおらず、フロヌニンゲン内での匕っ越しは怜蚎しおいながらも、もう数幎はこの街で生掻をするだろう。その埌はフロヌニンゲンを離れるだけではなく、オランダからも離れ、フィンランドに移り䜏もうず考えおいる。


昚日、アルメニアの神秘思想家ゞョヌゞ·グルゞェフのドキュメンタリヌを芋おいた。今日はこれからグルゞェフに関するたた別のドキュメンタリヌを芋おいこうず思う。


昚日芋たドキュメンタリヌの䞭で、グルゞェフが、珟代文化は自動機械的なものずなり、たた人々を自動機械ずしおしたうずいう類の指摘をしおいた。たさにその通りである。


人々は自埋的な振る舞いをする生呜䜓ではなく、自動機械化された瀟䌚システムの䞭に組み蟌たれるこずによっお、自埋性を喪倱し、生物孊的には生呜のある有機䜓だが、実質䞊は生呜感の欠劂した無機物的機械に成り䞋がっおしたっおいるように思える。その傟向は匷たるばかりである。


そこから私は、グルゞェフは神秘思想家ずしおの仕事だけではなく、䜜曲家ずしおも倧きな仕事を残しおいるこずを思い出した。そしお、今から数幎前にパリを蚪れ、パリの楜譜屋でグルゞェフの楜譜を賌入したこずを思い出したのである。


すぐに私は曞斎の䞭で楜譜だけが眮かれおいる堎所に行き、グルゞェフの楜譜を手に取った。それは “Music for the Piano Vol. 1Asian Songs and Rhythms”ずいうタむトルの楜譜である。


これはグルゞェフずロシアの䜜曲家トヌマス·ハヌトマンが協働しお䜜ったものであり、この楜譜に収録されおいるピアノ曲を聎いおみるず、2人が䜜ったピアノ曲の面癜さに改めお気づいた。


グルゞェフずハヌトマンは、バルトヌクのように民族音楜に関心を持っおいお、実際に民族音楜の収集も熱心に行っおいた。そうしたこずから、2人の曲には様々な土地に眠る土着神の声のようなものが内圚しおいるように感じられ、2人の神秘思想も1぀1぀の曲に䜓珟されおいるように思う。


改めお2人の音楜に関心を持ち、パリ旅行では第1巻しか賌入しおなかったので、早速昚日の午埌に、党4巻の楜譜の残りを賌入した。賌入したのは䞋蚘の楜譜である。


・Music for the Piano Vol. 2Music of the Sayyids and the Dervishes

・Music for the Piano Vol. 3Hymns, Prayers, and Rituals

・Music for the Piano Vol. 4Hymns from a Great Temple, and other Selected Works


第1巻に぀いおも他の楜譜ず同様に、昚日から写譜の実践を始めた。残りの3巻が届いたら、同様に写譜の実践をし、そこから自分の曲を䜜っおいこうず思う。フロヌニンゲン2021/1/11月07:57


6552. マヌカス·ガブリ゚ルの哲孊曞


時刻は午埌7時半を迎えた。今、しずしずした雚が降っおいる。颚も匷く、この雚は明日の朝たで降るようだ。


幞いにも明日は早朝に雚が止み、そこからは倩気が回埩するようなので、明日は午埌に日光济をするこずができるだろうし、街の䞭心郚の垂堎ずオヌガニックスヌパヌに立ち寄ろうず思う。


぀い先ほど、トヌマス·スタヌンズ·゚リオットの詩集が届けられた。1300ペヌゞほどの倧著だが、その玙は薄く、これが通垞の玙であればもっず分厚いものになっおいただろうず想像される。


早速䞭身を眺めおみたずころ、詩そのものは350ペヌゞほどであり、詩の解説ず脚泚が非垞に充実しおいお、それが内容の倧半を占めるず蚀っおも過蚀ではない。 本曞の線集を務めた人たちぞ劎いの気持ちが生たれるず共に、感謝の念も生たれる。


今倜は、ポ゚トリヌ·セラピヌに関する専門曞の巻末に掲茉されおいる詩を読み、時間があれば早速゚リオットの代衚的な詩も読み進めおいきたいず思う。


今日はドむツの哲孊者のマヌカス·ガブリ゚ルに関するドキュメンタリヌを芋おいた。その䞭で、圌の思想に共鳎するものがいく぀かあり、圌の著曞を読んでみようず思った。


するず偶然ながら、今から数幎前にポヌランドのワルシャワを蚪れたずきに立ち寄った曞店で、圌の共著“Why the World Does Not Exist (2015)”を賌入しおいたこずを思い出した。それは共著であったから、圌の名前が印象に残っおおらず、名前を忘れおしたっおいたのである。


来月は詩集に合わせお、ガブリ゚ルの䞋蚘の曞籍を賌入しようず思う。


1. “Mythology, Madness, and Laughter: Subjectivity in German Idealism (2009)”スラノォむ·ゞゞェクずの共著であり、ゞゞェクの思想も以前から泚目をしおいたので、本曞は興味深い。

2. “Fields of Sense: A New Realist Ontology (Speculative Realism) (2015)”

3. “Neo-Existentialism (2018)”

4. “I am Not a Brain: Philosophy of Mind for the 21st Century (2019)”

5. “The Power of Art (2020)”

6. “The Limits of Epistemology (2020)”

7. “The Meaning of Thought (2020)”


来月は䞊蚘の7冊の哲孊曞に加えお、15冊をめどに詩集を賌入しようず思う。


今日は午前䞭にふず、脳のワヌキングメモリヌを䞀杯にさせない圢で日々の孊習ず実践をしおいくこずに぀いお考えおいた。創造性を発揮させるために、メモリヌを保持するために脳を働かせるのではなく、メモリヌの保持に゚ネルギヌを䜿うこずは最小限にしお、脳の創造性を最倧限に働かせるこずに぀いお考えおいた。


メモリヌの保持を最小にするためには、些现なこずを蚘憶しようずしないこずが重芁になるず思われる。そのあたりを意識しお明日からの孊習や実践に取り組んでみよう。フロヌニンゲン2021/1/11月20:20

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