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4791-4794:フローニンゲンからの便り 2019年8月5日(月)


8月5日(月)に生まれた9曲

本日の9曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

4791. フローニンゲンの夏

4792. 今朝方の夢

4793. 午後からの取り組み

4794. 腹六分の効用:実践三昧に関して思うこと

4791. フローニンゲンの夏

新たな週を迎えた。今朝は5時過ぎに起床した。

今の時刻は6時に近づいてきており、辺りは若干薄暗い。昨夜も改めて実感したが、日が沈む時間が早くなってきている。そして、日が昇る時間はゆっくりと遅くなっている。

今朝はまだ小鳥の鳴き声が聞こえないが、日没の時間が早くなっていること、日の出の時間が遅くなってきていることを考えていると、秋の足音が聞こえてくるかのようだ。

昨日、週間予報だけではなく、今月一ヶ月の天気予報を確認してみた。すると驚いたことに、もう気温が30度を越す日はないようだ。30度どころではなく、8月において25度を越す日さえもうないことがわかって驚いた。

例年であれば、8月中はまだ30度に到達する日があったと思うのだが、今年の夏は違うらしい。もちろん、天気というのは予測不可能な変動性を持っているから、どこかのタイミングで30度近くになる日があるかもしれないが、今のところの予報では、30度を超す日のみならず、25度すらも超す日がないようだ。

今年は本当に冷夏であり、不思議な感覚をもたらす8月だ。フローニンゲンの過去3年間の8月を思い出しながらそのようなことを考えていたが、そういえばそもそもこの3年間において、フローニンゲンで8月を丸々過ごしたことがないことに気づいた。

最初の年の8月中旬は、ドイツのライプチヒ、スイスのニューシャテル、フランスのパリに旅行に出かけていた。二年目は、デンマークのコペンハーゲン、ノルウェーのオスロとベルゲンに旅行に出かけていた。そして三年目は、スウェーデンのストックホルムとフィンランドのヘルシンキに旅行に出かけていた。

そう考えてみると、8月を丸々フローニンゲンで過ごすのは今年が初めてのことなのだ。当初は、アイスランドにでも行こうかと考えていたが、来月末に日本に一時帰国することになっており、8月の旅行を控えることにした。

今年はフローニンゲンで夏を味わうという考えがあり、今のところそれは実現できている。確かに想像以上に涼しいのだが、ひょっとすると、これがフローニンゲンの本来の夏の姿なのかもしれない。

これまでの夏の期間においては、私がこの街から離れていたために、この街の夏の姿をきちんと把握できていなかったのかもしれない。フローニンゲンでの4年目の生活を始めるにあたり、この街の夏を初めて満喫できることを喜ぼうと思う。ここからまた新しい何かが始まる。そんな予感をさせてくれるフローニンゲンの夏の朝だ。フローニンゲン:2019/8/5(月)06:08

No.2444: A Joy in the Morning

I’ll devote myself to my lifework today, too, feeling a joy in the morning. Groningen, 07:27, Monday, 8/5/2019

No.2445: A Sense of Smoothness

A sense of smoothness encloses the self. Groningen, 08:15, Sunday, 8/5/2019

4792. 今朝方の夢

時刻は午前6時を迎えた。薄い雲が空を覆っている。どうやら今日は、午前中と午後に小雨が降る時間帯があるらしい。

幸いにも夕方は雨が降らないようなので、今日のジョギングは夕方に行おう。それまでの時間は、自分の取り組みに集中していく。

昼過ぎに1件ほど協働プロジェクトに関するオンラインミーティングがあるが、それ以外の時間は全て自らのライフワークに充てていきたいと思う。早朝の作曲実践に入る前に、今朝方の夢について簡単に振り返っておきたい。

夢の中で私は、見慣れない神社の敷地内にいた。私の横には、小中学校時代の友人が二、三人いて、彼らと話をしながら神社の敷地内を歩いていた。

ある友人(HY)がこのたび結婚することになり、結婚式が本殿で開かれることになっていたため、私たちはそこに向かっていた。本殿に到着するあたりになって、私はなぜかポケットからリンゴを取り出し、それをかじり始めた。

本殿に上がる前に靴を脱ぎ、部屋の方を見ると、結婚予定の友人とお相手の女性が椅子に腰掛けていた。厳密には、本殿の部屋の真ん中には正方形の大理石がいくつか置かれており、それが長方形をなして長い椅子のようなものになっていた。もちろん、そこには背もたれなどはなく、大理石の上に腰掛けるだけである。

大理石の上に腰掛けている友人は、格好はまだ私服のままであり、リュックサックを背負っていた。なにやら、これから始まる結婚式の段取りを確認しているのか、手元に資料のようなものを広げ、それをじっと眺めているのが後ろ姿からわかった。

私はちょっと彼を驚かせてやろうと思って、後ろからそっと近づいていった。そして、彼の背後まで近づいた時に、彼の耳元でリンゴを大きくかじった。すると、友人はその音に仰天し、後ろを振り返った時の表情は驚きに満ちており、私は思わず笑った。

今朝はそのような夢を見ていた。その他にも夢を見ていたことを覚えているのだが、具体的な内容はあまり思い出せない。覚えていることがあるとすれば、少し年をとったタイ人の女性に背中をマッサージしてもらっていたことぐらいだろうか。

最初私はそれを遠慮していたのだが、どうしてもということだったのでマッサージのサービスを受けていた。しばらくすると、その女性の弟子の若いマッサージ師の女性が現れ、彼女もマッサージに加わってくれた。そのような場面があったのを覚えている。

それではこれから小麦若葉ドリンクを飲みながら、早朝の作曲実践に取り掛かることにしたい。今日もゆっくりと着実に自分の取り組みを前に進めていこう。フローニンゲン:2019/8/5(月)06:23

No.2446: Morning Grace

Feeling morning grace, I notice that time passes.

No.2447: A Walk and a Rest

Let’s continue to go for a walk and take a rest in your life. Groningen, 11:00, Monday, 8/5/2019

4793. 午後からの取り組み

時刻は午後の2時を迎えた。つい今しがた、協働者の方とのオンラインミーティングを終えた。

ごく少数の方とお付き合いを継続させていただき、自分が真に意義の感じられるごく少数の取り組みにご一緒させていただけることほど有り難いことはない。

過去の日記で書き留めているように、もうこの秋から——というよりも夏からすでに始めているが——成人発達理論やインテグラル理論に関する新たな取り組みを控えている。この方向性を来年以降からさらに推し進めていこうと考えている。

一方で、これまでお付き合いのある方と現在、そして近未来にかけて構想している幾つかのプロジェクトについてはぜひ継続して進めていきたいと思う。そこまでは自分のわずかばりの役割を全うしていこうと思う次第である。

今日は天気予報に反して、目立った雨が降らなかった。午前中のどこかで数滴ほど雨が降ったような跡があったぐらいであり、改めて天気予報を確認すると、今日はもう雨が降らないようだ。

そうしたこともあり、今日も夕方には近所の河川敷にジョギングを楽しみに出かけていく。その帰りに近所のスーパーに立ち寄り、オーガニックのピーナッツバターとトイレットペーパーを購入しようと思う。

朝の恩寵のような時が過ぎ、現在は別種の輝きに満ちた午後の世界が広がっている。早朝に引き続き、依然として滑らかな感覚が内側を包んでいる。この感覚に包まれたまま、これから再度作曲実践に取り掛かりたい。

これから作る曲は、バッハの4声のコラールに範を求める。そこでは特に和音に注目をし、これまでまだあまり使っていない和音を積極的に使っていく。また、和音の性質を活かして、転調も積極的に適用してみる。

その曲においては、和音と転調によって豊かな表情をつけることを意識していく。

その後、モーツァルトの短い曲に範を求める。その際には、モーツァルトの曲が持つメロディーの特徴に注目し、自分なりに納得感のあるメロディーを創出していくように意識する。

もちろん、バッハの曲を参考にする際にもメロディーという水平方向への意識は大事であり、モーツァルトの曲を参考にする際にもハーモニーという垂直方向への意識は大事だが、両者の曲に関してはそれらへの意識の重み付けを変えていく。

これから二曲ほど作れば、ちょうど散歩の時間になるだろうか。この人生において絶えず小散歩を味わい、小休憩を取っていく。そして再び散歩を楽しみに内面外面の世界に出かけていく。そんな日々をこれからも過ごしていく。フローニンゲン:2019/8/5(月)14:18

No.2448: A Mutter from the World

The world is muttering something right now. Groningen, 11:48, Monday, 8/5/2019

No.2449: Into a Delight

Let’s dive into a delight. Groningen, 15:25, Monday, 8/5/2019

4794. 腹六分の効用:実践三昧に関して思うこと

時刻は午後の8時半を迎えようとしている。今、冷たい夏の夜空を眺めている。

冷たい風がフローニンゲンの街を吹き抜けていく。今夜もどうやら窓を開けて寝ていられないようだ。

内側の世界に沢山の休息所を設け、それらの地点でゆっくりと休みながら進んでいくこと。そんな形で日々が進んでいく。

今日の夕食は腹六分でとどめておいた。昨日は誤って腹八分ほど食べてしまい、自己管理がなっていなかった。

夕食を腹六分にすると、夕食後の活動にもまだまだ集中力を持って取り組める。日中とほぼ同様の集中力を持って作曲や日記の執筆、そして読書に取り組むことができる。その中でも私は、読書を選択することは最近はほとんどなく、作曲と日記の執筆に時間を充てている。

このように夕食後においても実践活動に集中力をもって取り組めるのだから、腹六分に留めておくことの恩恵は計り知れない。

今日は特に、腹の膨らみやすい芋の量を調節した。それが功を奏して、ほどよく腹が満たされた形で夕食を摂り終えることができた。明日以降も特に芋の量には気をつけ、腹六分で夕食をとどめるようにする。

今日の午後に仮眠を取っている最中に、マンハッタン島に向かっていくビジョンを見ていたことを覚えている。私は海の上に浮かぶ小型のボートの上にいて、迫り来るマンハッタン島を眺めていた。

最初海が少々荒れており、雨雲が見えたが、雨雲はすぐに消え、海もやがて穏やかになった。重たい感覚から軽い感覚に変化していくビジョンであった。

明日以降は、昼の20分程度の仮眠に加え、仮に夕方に休憩が必要であれば、インターネットで調べ物をしたり、書籍を読むのではなく、10分程度の仮眠をもう一度取るようにする。明日以降の休憩は基本的に、シャバーサナのポーズで行う仮眠とする。

無駄にインターネットを見たり、書物を読んだりして頭を働かせすぎないようにする。視覚を休め、身体の内側に入っていくためにシャバーサナの仮眠をすることが望ましい。

夕方に散歩をしている最中、ここ最近は本当に曲を作ってばかりだと思った。実践三昧なのである。

それはそれでいいのだが、一週間のうちに一日か二日は理論も学びたいという思いが湧いてきた。だが、家にいると作曲実践ばかりに没頭してしまうため、街の中心部のカフェに行ったり、大学図書館などに行ったりするという工夫をこの秋からしてみようか。いやはや贅沢な悩みである。

確かにここ最近は実践に次ぐ実践を自らに課しているのだが、理論学習に関する爆発がもう近々やってくることも薄々感じている。自分はつくづく極端なのだ。

対極性を統合するなどという馬鹿げた発想を持つのではなく、極の極致まで行ってしまえばいい。現段階における実践の極致に行き、そこから理論学習の極致に向かっていこう。

音楽理論・作曲理論の書籍のみならず、学術論文にまで範囲を広げて学習をしていく。音楽に関する探究心は、これまで成人発達理論やインテグラル理論を学習してきたそれとは比較にならない。

大学時代にお世話になっていたある教授が、「図書館にある書物は全て読め」と言っていたが、作曲技術を高めるための理論学習に関して言えば、手に入るだけの全ての文献を読みたいと思う。今後の生活拠点となるであろうオランダ、フィンランド、ポルトガルの街のどこにいようとも、作曲実践を続け、理論の学習をひたむきに進めていく。フローニンゲン:2019/8/5(月)20:39

No.2450: A Modest Wind

A wind that goes through Groningen in the evening is modest. Groningen, 19:06, Monday, 8/5/2019

No.2451: A Rest Area

It is crucial for us to have plenty of places where we can take a rest. Groningen, 19:33, Monday, 8/5/2019

No.2452: The Night Sky in a Cold Summer

I’m seeing the night sky in a cold summer. Groningen, 20:13, Monday, 8/5/2019

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