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4667-4670:フローニンゲンからの便り 2019年7月7日(日)


タイトル一覧

4667. 日曜日の朝に

4668. 本日の作曲上の実験

4669. 出版記念ゼミナールの初回のクラスを終えて:呼吸を行うかのごとき作曲実践

4670. オンラインゼミナールの振り返りと夕食後の作曲実践について

4667. 日曜日の朝に

今朝はとてもひんやりとした朝だ。時刻は午前4時半を過ぎたところである。

今日はゆっくりと午前4時に起床した。このところは午前2時半から4時までのどこかで起きるようになっており、午前4時の起床は随分とゆったりとした起床のように感じられる。ここから午後の9時半まで思う存分に自らの取り組みに打ち込みたいと思う。

今朝はゆっくりと起床したこともあり、起床してすぐに小鳥たちの鳴き声が聞こえ始めた。開かれた書斎の窓から小鳥たちの鳴き声が聞こえている。

昨日の土曜日も非常に穏やかな一日であったが、今日もまた平穏な日となるだろう。今この瞬間、空には薄い雲がかかっているが、今朝はなんとか朝日を拝むことができそうだ。

今日の最高気温は16度と比較的低いが、最低気温は11度なので、それほど寒暖の差はない。気がつけば7月も第1週を終えようとしているが、フローニンゲンはまだまだ肌寒く、室内にいる日中も大抵長袖を着ている。フローニンゲンにおいて夏らしさを感じることができるのは、おそらくあと2週間ぐらいしてからであり、夏らしさを感じられるのも数週間ほどだろうか。

少し気が早いが、来週の予定としては、先日街の商工会議所に事業登録を済ませたので、ABN AMROに立ち寄って、ビジネスアカウントの開設をしておきたい。スケジュール帳を眺めると、すでに平日は協働プロジェクト関係のミーティングが大抵の曜日で入っているので、明日の月曜日の午後にでも銀行に足を運びたい。

ちょうど街の中心部のオーガニックスーパーで購入したいものがあったため、銀行を訪れた帰りにスーパーに立ち寄りたい。ビジネスアカウントを無事に開設することができたら、事業資金をそちらの口座に移しておく。

口座開設から資金の移動までを終えれば、起業家ビザの申請に向けた準備もほぼ最終段階を迎える。あとは会計士に依頼をして、事業資金の証明書を発行してもらうだけでいい。

一連の書類を揃え終えるのは7月の第3週をめどにし、第4週に移民局に全ての書類を郵送しようと思う。そこからビザの発行まで少し時間がかかるようだが、申請後すぐに仮居住滞在証が発行されるので、ビザを受け取るまではその滞在証を用いてオランダに滞在する。ビザ関連で書き留めておくべきことはそれくらいだろうか。

本日は、欧州時間の午前中に出版記念オンラインゼミナールの日曜日クラスが行われる。すでに一昨日に金曜日クラスが行われているため、今日のクラスに向けて特別な準備をする必要はない。

今日のクラスにおいても、受講生の方が場に提供してくれる質問や話題が大変楽しみだ。ゼミナールの開始まであと4時間半ほどあるため、その時間は日記の執筆や作曲実践に充てたいと思う。

辺りが少しずつ明るくなり始め、日曜日が今ゆっくりと始まりの声を上げている。フローニンゲン:2019/7/7(日)05:05

No.2202: A Start of a Fresh Sunday

A very fresh Sunday now began. Groningen, 05:45, Sunday, 7/7/2019

4668. 本日の作曲上の実験

今朝は肌寒く、起床直後に開けた書斎の窓を閉めたい気分だが、もう少し新鮮な空気を取り入れたい。そして何より、窓から流れてくる小鳥たちの鳴き声にまだ耳を傾けていたいと願う自分がいる。

室内にいるときの格好は冬の時代と同じであり、長袖長ズボン、そして靴下を着用している。夏らしい格好で過ごすことができるようになるのはもう少し先のようだ。

ここ数日間は、印象に残る夢をさほど見ていない。夢の世界がどこか落ち着いているようである。印象に残る夢を見ていない代わりに、日中に仮眠を取る際に知覚されるビジョンは印象に残っていることが多い。

そこでは視覚的な印象のみならず、感覚的な印象がある。今日もひょっとすると、今朝方に印象に残る夢を見なかった分、午後の仮眠の最中に、視覚的かつ感覚的なビジョンを知覚するかもしれない。

今日はこれから早朝の作曲実践に取り組んでいく。ようやく作曲実践が、日記を執筆するかのような実践となり始めたことを感じる。今日はまず、昨日に作った曲の中で、まだアレンジをしていないものを取り出し、それらの曲に対するアレンジを行って新しい曲を作ることにしたい。

特に、水平・垂直の観点から、メロディーとハーモニーに対する工夫をしていく。いつもメロディーに関しては感覚的に作ってしまっているのだが、何か自分なりの規則性を設けてメロディーを作ることを意識してみてもいいかもしれない。また、そうした規則性を無数に獲得していくことも併せて行っていきたい。

ハーモニーに関しては、やはり私はまだまだハーモニックリズムの観点を忘れてしまうことが多く、1曲内でコードが変更される頻度が高いように思える。今日はコードを頻繁に変えるのではなく、あえてコード変更が緩やかな曲を作ることを心掛けてみようと思う。

それに矛盾しない形で本日試してみたいのは、転調の技術を活用して、複数の調性を行き来させることである。その際に、あえて隣接調と平行調に絞り、五度圏上において、それらの調を円環的に行き来するような曲を作ってみる。

この実験をするのにふさわしいのは、バッハの4声のコラールを参考にするときだろう。今日はあえて何曲かコラールを参考にして作曲をしてもいいかもしれない。

そのときには、五度圏上を時計回りする形で、焦点を当てた調の隣接調を一つ選び、2つの調の平行調を含めて、合計4つの調をリングで結ぶような形で一つの曲にしていきたい。ここから数日間は、そうしたリングを異なる調を組み合わせて作っていき、全体としての音色を確かめていく。

また、リングを構成する調の数を増やしていくことも今後行っていきたい。今日もまた、実験に次ぐ実験をしながら作曲実践にのめり込んでいきたいと思う。フローニンゲン:2019/7/7(日)05:25

No.2203: On a Summer Morning

I want to devote myself to composing music today, too.

No.2204: A Flower of Affection

A flower of affection is quivering in a gentle wind. Groningen, 07:59, Sunday, 7/7/2019

No.2205: A Flower above a Passing Cloud

I can see a flower above a passing cloud in the sky. Groningen, 08:58, Sunday, 7/7/2019

4669. 出版記念ゼミナールの初回のクラスを終えて:呼吸を行うかのごとき作曲実践

そよ風が吹き、街路樹の葉を優しく揺らしている。今日のフローニンゲンの空は雲で覆われている。今、流れゆく雲をぼんやりと眺めている。

つい今しがた、出版記念オンラインゼミナールの初回のクラスを終えた。一昨日に金曜日のクラスがあり、今日は日曜日のクラスだった。

過去のゼミナールと同様に、今回のゼミナールでも二つの曜日を設けたのだが、それを行って良かったと改めて思う。初回のクラスで扱った題材は書籍の第1章なのだが、クラスの曜日によって取り上げられる論点が異なり、同じ章の内容を様々な観点から捉え直し、それらを多様な経験を持つ受講生の方たちとディスカッションできることが二つのクラスを設けることの良さの一つである。

今日のクラスの中で出てきた論点の全てが重要であり、時間内に全ての説明ができたわけではないが、むしろそれぞれの論点は説明しきれない点を残す深さを持っているようにも思える。また次回以降のクラスの中でそれらの論点について触れることも当然ながらあるだろう。このように、クラスの進行に合わせて徐々に各論点を深めていけるようにゼミナールを進めていければと思う。

第2回のクラスに向けては、ここから数日以内に、おそらく受講生の方からクラウド上に質問が寄せられるであろうから、それらの質問に回答する音声ファイルを作成していきたい。毎回のクラスは90分という限られた時間なので、音声ファイルの作成などを通じて、発展学習や復習を進めていく機会を提供したいと思う。

今日はこれから、早朝に引き続き、作曲実践に打ち込んでいく。早朝に曲を作っている際に、改めて曲を作る過程の中で喜び、楽しさ、浄化感を感じている自分がいることに気づいた。逆に言えば、それらのものを感じられない状態で作曲をするというのは控えなければならないだろう。

とにかく曲を作っている最中は、曲を生み出す喜びと楽しさの中に没入し、曲の生成によってもたらされる特殊な浄化感を感じられるようにしていく。それらが感じられないのは何か問題があるのだから、一旦作曲を中断してひと休憩するなどの工夫をしたい。

ここからまた一曲作り、その後に具なしの味噌汁を飲んで再び作曲実践を行う。その後仮眠を少々取って、目覚めてから夕食までの時間を再び作曲実践に充てていく。

他のいかなる活動よりも作曲実践を重視していく。なぜなら、作曲実践はもはや自分にとっては呼吸をするぐらいに重要なものになっているからだ。

呼吸をしなければ生命活動が維持できないのと同じように、もはや作曲実践をしていなければ自己の存在を維持できなくなりつつある。それはとても肯定的な意味においてである。フローニンゲン:2019/7/7(日)11:37

No.2206: Green Joy

I’m enjoying the Sunday afternoon full of green joy. Groningen, 12:58, Sunday, 7/7/2019

No.2207: A Water Vein in the Summer Sky

Finding a water vein in the summer sky, I’ll follow it as I like. Groningen, 14:45, Sunday, 7/7/2019

No.2208: Melting into a Mellow Flow of Time

The self is melting into a mellow flow of time. Groningen, 15:35, Sunday, 7/7/2019

4670. オンラインゼミナールの振り返りと夕食後の作曲実践について

時刻は午後の8時を迎えようとしている。自己がまろやかな時の流れに溶け出している。夏空に穏やかな水脈を発見し、それを思いのままに辿っていく自己がいる。

振り返ってみると、今日も非常に充実した一日であった。今日は、午前中にオンラインゼミナールの日曜日クラスがあった。

無事に初回のクラスが終わり、来週は金曜日と日曜日に第2回のクラスがある。今回は初回のクラスであったから、今後回を重ねるごとに受講生同士がお互いについて知り、さらにより良き学びの場が醸成されることを期待し、そうした場が生まれるように工夫をしていきたい。

そうした工夫の一環として、第2回のクラス以降も、冒頭にはチェックインの時間を十分に確保したいと思う。今回のゼミナールは幸いにも、これまで以上に人数が多いこともあり、クラス開始後にいきなり発言をするのは気が引けてしまうこともあるであろうから、なおさらチェックインの時間は大切になる。第2回以降も最初の30分はチェックインの時間とし、残りの60分を用いて全体のディスカッションを行えればと思う。

今日はこれから、一日を締め括る作曲実践を行っていく。夕食後の決まり事として、必要最低限のメールに返信をした後に作曲実践に取り掛かるが、その際には新しく楽譜を参考にして曲を作るのではなく、その日の午前と午後に作った曲にアレンジをするようにしている。

時間の許す範囲で、その日の午前と午後に作った曲のみならず、過去の曲まで遡り、過去の曲をどんどんとアレンジしていきたいと思う。今後旅行をする際や、新しく楽譜を参照することに気乗りがしない時などには、過去に作った曲を積極的にアレンジして曲を作っていこうと思う。

過去の自分に言及し、差分に気づきながら新たな差分を生み出していくことが発達の要諦であり、その原則に従っていく。無限増殖的に曲を生み出していく過程を通じて、自分の内面音楽世界をより豊かなものにしていく。

今日これから行う作曲実践においては、早朝に作った曲を参考にして、転調の技術を意識的に活用してみる。いくつか試してみたいアイデアがあり、それを試すには、バッハのコラールを参考にして作った曲がうってつけであろう。

十分にそのアイデアを試すためには、時に既存の曲の長さを伸ばすことが必要になるかもしれない。その際にはうまく工夫を凝らして、曲が冗長にならないように長さを拡張させていく。

それでは今から早速、五度圏上における音楽的重力を上下させる実験をしてみたい。フローニンゲン:2019/7/7(日)20:08

No.2209: The Refined Setting Sun

The setting sun on a Sunday evening is beautiful, and it seems to celebrate a new coming week. Groningen, 20:39, Sunday, 7/7/2019

No.2210: The Last Wish in the End of a Day

I have the last wish in the end of a day. It is that I wish tomorrow also to be full of fulfillment and bliss. Groningen, 21:24, Sunday, 7/7/2019

7月7日(日)に生まれた曲:9曲

本日誕生した曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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