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4583-4586:フローニンゲンからの便り 2019年6月20日(木)


タイトル一覧

4583. 変化の相互作用:作曲実践における工夫

4584. オランダの起業家ビザ・個人事業主ビザの申請手順のまとめ

4585. ヴェロキラプトルとティラノサウルスが現れる夢

4586. 夕暮れ時の振り返り:オランダのプライベートバンクの活用と今朝方の夢のシンボルについて

4583. 変化の相互作用:作曲実践における工夫

時刻は午前5時半を迎えた。今日はとてもゆったりとした起床であり、5時前に起床した。

昨夜就寝したのが10時前であったから、睡眠時間は十分である。また、非常に質の高い睡眠を取ることができていたように思う。

今日も一つ一つの取り組みに対して、可能な限りの集中力を持って取り組みたい。だらだらと物事にあたるのではなく、それが自分のライフワークの一端をなすものであるのなら、なおさら集中して活動に従事したい。

今、小鳥たちの鳴き声が様々な方向から聞こえてくるが、今朝はあいにく曇り空である。薄い雲が空全体を覆っており、今朝は朝日を拝むことができない。

ちょうど昨夜の就寝前から雨が降り出し、今は雨が止んでいるが、雨が通ったことを感じせる雰囲気が辺りを包んでいる。

天気予報を確認してみると、今日は昼前から雨が降り出し、それは夕食時まで続くようなので、今日も昨日に引き続き、午前中の早い段階でジョギングに出かけたい。タイミングとしては、早朝の作曲実践を何度か行った後に、具体的には9時すぎあたりに近所の河川敷にジョギングに出かけ、帰りに近所のスーパーに出かけて、バナナを購入しようと思う。来週の月曜日からモスクワ旅行が始まるため、このスーパーに立ち寄るのは、今日が今週で最後になるだろう。

昨日の多くの時間は、作曲実践をする喜びの中にいた。そこでふと、楽譜の中の音楽世界も、相場の世界のように絶えず動きがあり、変化があることに気づかされた。

確かにすでに誰かが作った曲そのものは、それがひとたび楽譜の形になってしまうと固定されたものになるが、それを演奏する際や、それを元に自分の曲を作っていく際には、無限の変化が生まれる。

昨日に作曲実践の喜びを噛み締めていたのは、その喜びの根源には変化があったからではないかと思う。曲を作っている最中の自分自身が絶えず変化をしており、そこから生み出される曲もまた絶えず変化している。

ここに二つの存在が変化を起点にして相互作用している姿を見る。自分自身の変化は曲に変化をもたらし、曲の変化は自分に変化をもたらしている。

そうした変化の相互作用の海の中、ないしは波の上にいると、時が経つのも忘れてしまうぐらい、曲を生み出すことの楽しさと共にそこにあることができる。

本当に、「そこにある」という感覚だ。今日もまた、そうした感覚を大切にしたいと思う。

今日から再びウォルター・ピストンのハーモニーに関する専門書を紐解く。棋士が棋譜を並べるように、プログラマーがプログラミングコードを打ち込むように、書籍に掲載されている実際の楽譜からの抜粋事例を再現していくことを行う。

この実践をさらに面白く、さらに意義ある形で進めていくために、単に楽譜を再現するだけではなく、例えば掲載されている二つか三つの譜例を合成し、そこにアレンジを加える形で短い曲を作りたいと思う。

兎にも角にも、作曲の楽しさや喜びというのは創造することにあるのであって、単なる模倣の中にはない。楽しさや喜びを喚起するためにも、掲載されている譜例に自分から積極的に手を加え、変化を生み出すことが重要になる。

そうした変化が驚きと発見をもたらしてくれる。自らが創造活動の担い手となって、変化を生み出すことに従事してみると、きっとそこには面白さが生まれてくるだろう。今日はそのようなことを意識しながら作曲実践を行いたい。フローニンゲン:2019/6/20(木)05:45

No.2091: A Pleasant Song in the Early Morning

It seems that I can hear a pleasant song from nowhere, which heals me very deeply. Groningen, 08:13, Thursday, 6/20/2019

4584. オランダの起業家ビザ・個人事業主ビザの申請手順のまとめ

薄い雲に覆われた今朝方のフローニンゲンの空も、どこか味わいがあり、静かな心にしてくれる落ち着きがある。この街で、私は今年もまた生活を営み、ひょっとすると今後もしばらくはフローニンゲンで暮らしを営んでいくかもしれない。

デカルトやスピノザが探究のための生活地としてライデンを選んでいたが、私の場合、それはフローニンゲンなのかもしれない。おそらく、ここからもう少しライフサイクルが進めば、私も住んでみたいと思うライデンで生活を営む日がいつかやってくるかもしれない。

フローニンゲンで生活をし続けるのか、ライデンへ引っ越すのかはさておき、少なくともここから7年間はオランダで生活をし続けるだろう。というのも、来月あたりに申請する滞在ビザは、まずは2年間ほど有効のものであり、そこから再度更新すると、5年間ほど滞在延長をすることができるらしく、その仕組みを活用してオランダで生活をしていこうと思っているからだ。

もちろん、個人資産を投じて、投資家ビザを取得してしまい、永住権を獲得するという方法が最も手っ取り早い方法だが、現在はその他の欧州の国にも着目をしているため、投資家ビザの取得を焦る必要はない。重要なことは、落ち着いた生活環境を提供してくれるオランダというこの国で今後も長く生活を続けていくことだ。

そうしたこともあり、まずは起業家ビザの申請に向けて、来週からのモスクワ旅行から戻ってきてひと休憩したら申請準備を始めたい。

先日、デン・ハーグに住む友人に、ビザの申請プロセスについて丁寧に教えてもらったため、もうその流れは頭の中ににある。しかしそれを再度書き留めておけば、これから自分が何をしていく必要があるのかがより明確になると思われるため、簡単にそのプロセスについて書き留めておきたい。

まずは、移民局のウェブサイトより、申請書をダウンロードして、それに記入し、移民局へ提出する。その際に、郵便か直接移民局に出向いて書類を提出する必要があるらしく、後者の場合には移民局へアポイントメントを取っておく必要がある。

昨年にserach year制度を使って滞在許可証を得た際には、申請書の提出はオンラインで行えたため、郵送か直接移民局に出向くという選択肢以外にオンラインで書類提出ができないのかを再度確認しておく。

申請書に何にも問題がなければ、この段階で仮滞在許可証を発行してもらえるとのことである。そこからしばらくして、移民局から下記の項目に関する書類を提出するようにという通知が手紙で届く。

必要なのは主に三つであり、住民登録番号、商工会議所で事業登録申請をした際に取得できる登録番号、資本金4,500ユーロが確保されたビジネスアカウントの口座証明である。

私はすでに住民登録番号を取得しているので、一つ目に関する手続きは必要なく、またオランダの銀行口座をすでに持っているために、ビジネスアカウントを開くことも難しくはないだろう。

プロセスとしては、自分が行う事業のビジネスプランを作成した後に、商工会議所にアポイントメントを取り、そこでまず個人事業番号を取得する。その番号を取得して初めて、銀行でビジネスアカウントを開くことができる。

銀行でビジネスアカウントを開くときに、最低資本金4,500ユーロを振り込み、その口座証明として、会計士に依頼をして、事業資金の証明書と貸借対照表の証明書を発行してもらう。正直なところ、銀行で発行してもらう残高証明があれば十分なのではないかと思ってしまうが、そうではないらしく、会計士に口座証明を依頼することが必要らしい。

今、改めてそれについて調べてみると、銀行での残高証明で問題ないという記述を見かけた。そうであれば、わざわざ会計士に費用を払って証明書を作成してもらう必要などない。

この点については、再度申請書を読んでみて確認が必要だ。無事に上記の三つの情報が掲載された書類をオンライン上で提出したら、移民局から申請書受領の連絡が届き、その後審査が無事に通ったら、「滞在許可証を移民局に取りに来てください」という通知が届くとのことである。

これまでオランダで二回ほど異なる種類の滞在許可証を申請していることもあり、またそれらは今回の申請プロセスと大枠は似ているため、すでに申請準備のイメージがある。

今回の申請において特殊なのは、簡単にまとめられたビジネスプランの準備(ワード2ページ分ぐらい)、商工会議所での登録、ビジネスアカウントの開設ぐらいであり、それらに意識を当てていけば、無事に申請が完了するのではないかと思う。フローニンゲン:2019/6/20(木)06:29

No.2092: Braveness in the Morning

This morning arouses my braveness. Groningen, 09:08, Thursday, 6/20/2019

4585. ヴェロキラプトルとティラノサウルスが現れる夢

時刻は午前6時半を迎えた。書斎の窓越しから目の前の通りを眺めると、ジョギングをしている女性の姿が見えた。私も今日は午前中にジョギングを楽しみたいと思う。

早朝の作曲実践に取り掛かる前に、今朝方の夢について振り返っておきたい。今朝方の夢は、少しばかり恐怖感や緊張感を伴うものであった。

夢の中で私は、訪れたこともないある建物の中にいた。それは3階建てぐらいの高さの建物なのだが、各階層のスペースは広い。

建物中も外も、白が基調になっている。私はその建物の1階にいて、どうやら何かに追われているようだった。何に追われていたかというと、恐竜の中でも非常に知能が高く、社会性を持っていたことで知られているヴェロキラプトルに私は追われていた。

数としては何頭かいたようなのだが、特に一頭が私を標的にして、ずっと後を追いかけてきていた。私は何とかヴェロキラプトルに捕まらないように懸命に建物内を逃げており、どんどんと上の階に上っていった。

3階まで上ってみると、どうやらヴェロキラプトルからうまく逃げることができたようだった。そこで一安心をして3階のフロアを眺めると、そこは泉の湧く、とても平穏な場所だった。

建物内にこうした自然があることを私は驚いたが、その落ち着きに癒され、しばらくそこで休憩を取ることにした。だが、ヴェロキラプトルの知能の高さを考えると、その場に留まっていては見つかってしまうと思ったため、さらに上層階に行き、そこでこの建物から完全に脱出しようと思った。

上層階はこの建物の屋上に該当し、屋上に出てみると、なんとそこに父がいた。父の横にはワゴン車があり、「車に乗ってこの建物から一刻も早く脱出しよう」と父は述べた。

私はそれに賛同し、車の中に乗り込んだ。すると、この車そのものがまた一つの建物に変形していった。そして、下の階から複数のヴェロキラプトルがどんどん上の階に上ってくる姿を見た。

父と私は、各階に色々な仕掛けをしたり、障害物を置いたりしながら、ヴェロキラプトルが上の階に上がってくるのを防ごうとした。その車かつ建物である不思議な空間体の最上部に向かう手前には、とても狭い通路のような関門があり、それは人が一人上に抜けられるかどうかの狭さであった。

そこを抜けると、空を見渡せる開放的な空間が広がっていた。父と私はその空間に出て行き、狭い通路を塞ぐようなことを最後に行った。

これでもひょっとすると、ヴェロキラプトルが私たちが今いる場所にやって来るかもしれないと不安になり、案の定、その狭い通路をひっかくような音が聞こえ始めたところで夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、最初の夢と似たような不思議な建物の中にいて、今度はそこでティラノサウルスから逃げることに奔走していた。先ほどのヴェロキラプトルは恐竜に過ぎなかったのだが、今度のティラノサウルスはなんと人間の言葉を流暢に話すことができた。

このティラノサウルスは人間を殺戮することを愛しており、そこに無上の喜びを覚えるような性向を持っているようなのだが、それでいて親切心のようなものを持っており、そうした相矛盾する点がより一層この存在を理解しがたいものにした。

ティラノサウルスから逃げながら考えていたのは、どうやらこのティラノサウルスが殺戮する人間には一定の基準があるようだということであり、その基準に適合しない人間は殺すことをしないということが見えてきた。

このティラノサウルスはその巨体からは想像できないほどに機敏に動くことが可能であり、それは私を驚かせ、よりいっそう恐怖感を煽った。私はこのティラノサウルスに遊ばれているのではないかと思いながらも、懸命にその建物の中を逃げていた。

すると、視界が開かれていき、建物の中の雰囲気が変わった。そこはひとつ前の夢の中で現れていた泉が湧く場所に似ていた。より厳密には、もっと空間が広く、そこには泉のみならず、噴水などがあり、憩いの場が広がっていたのである。また、そこはレストランのようでもあった。

噴水の周りにはテーブル席が幾つかあり、食事をするスペースそのものが階層をなしており、各階層に泉が流れていて、テーブル席があった。その憩いの空間にもティラノサウルスはやってきて、この空間にいる人たち全員をひどく驚かせた。

このまま逃げ続けていてもラチがあかないと思った私は、このティラノサウルスを撃退する決心をした。すると、私の左横に、小中高時代の友人(YK)がいて、彼は一言つぶやいた。

友人:「洋平が設計したこの建物のセキュリティはとても甘いよ。セキュリティレベルの数字を見てみなよ。建築基準を全く満たしていないじゃないか」

:「えっ?この建物は自分が設計したものなの?」

友人:「何を言ってるんだ。忘れたのか?」

私は友人に言われて初めて、この建物を自分が設計したことを知った。どうやら自分の設計上の不備でセキュリティがとても甘くなってしまい、ティラノサウルスの侵入を簡単に許してしまったようだった。

すでにティラノサウルスは建物の中に侵入して以降、何人もの人を殺戮してしまっている。その責任は私にあることを思うと、やるせない気持ちになり、やはりこのティラノサウルスを撃退しなければならないと思った。

憩いの場に侵入したティラノサウルスを見ると、それは形を変え、一つの巨大なボールのような姿になっていた。それは鋼のようなボールであり、しかも尋常ではない速さで弾んでいる。それは地上にいる人たちを一瞬にして粉々にしてしまう力を持っていた。

このティラノサウルスには、殺戮の美学があるらしく、人間をどのように殺すのかに関しても徹底した基準と方法を持っているようだった。特にその方法に関して言えば、綿密に計算されたものであり、鋼のボールになったティラノサウルスは、ひとたびある人間をターゲットにしたら、精密に計算された動きでその人間を殺すことができた。

私はその精確さに驚かされながらも、なんとかこのティラノサウルスを撃退するような手立てを打とうした。するとあるところでティラノサウルスは元の姿に戻り、その場にいた人たちに名刺を配り始めた。

その場にいた人たちは恐怖ですくみ上がっており、身動きが全くできない様子であったが、そんな様子を気にかけることもなく、ティラノサウルスは冗談を述べながら、自分の名刺を一人一人に親切に渡していき、「何かあったら、その名刺に記載されているメールアドレスに連絡をしてほしい」と述べた。

その一部始終を見ていた私は、何だかおかしくなってしまい、突然笑い出し、そこで夢から覚めた。フローニンゲン:2019/6/20(木)07:23

No.2093: Days Full of Enjoyment and Joy

How enjoyable and joyful today is. Groningen, 12:35, Thursday, 6/20/2019

4586. 夕暮れ時の振り返り:オランダのプライベートバンクの活用と今朝方の夢の  シンボルについて

時刻は午後の9時に近づきつつある。今、小鳥たちが一日を締め括るための最後の鳴き声を上げ始めている。

夕暮れ時の輝きを眺めながら、今日の振り返りをして、ゆっくりと就寝に向かいたい。今日も作曲実践と日記の執筆を核とし、それに付随する形で読書と協働プロジェクト関係の仕事に従事した。

明日も1件ほど協働プロジェクトに関するオンラインミーティングがあり、もう1件ほどオンラインでのイベントがある。それら二つの仕事を行いながら、明日も今日と同じように自らの取り組みを前に進めていく。

今日の読書では、プライベートバンクに関する実務書を読み進めていた。すでに一昨日の段階で初読を終えて、今日から再読を始めている。

以前に言及したように、プライベートバンクの実態を掴むためには、実際にそれを活用してみる必要があり、今後はより真剣にその活用を検討していこうと思う。自分のライフサイクルやライフスタイルに応じて、プライベートバンクとの付き合い方は変わってくるようなので、今の自分のライフサイクルやライフスタイルの要求事項と合致するプライベートバンクを選びたい。

日本のプライベートバンキングサービスはまだまだ未発達のようであり、また、ポートフォリオの地政学的分散を考えてみたときに、やはり欧州のプライベートバンクを活用することが自分にとっては賢明な選択のように思える。

欧州のプライベートバンクと言えばスイスのものをすぐに思い浮かべるかもしれないが、調べてみると、オランダにも随分と歴史を持った老舗のプライベートバンクがあり、今後オランダでの投資家ビザ取得などを考えてみたときには、オランダのプライベートバンクを活用することの方が自分には望ましいだろう。プライベートバンクについては引き続き調査を進め、時期が来たらその活用に踏み切りたいと思う。

この時間帯になって今朝方の夢について思い返している。今朝方の夢の中では、特にティラノサウルスのシンボルが印象に残っている。

以前にもティラノサウルスのシンボルが夢の中で現れたことがあったが、今朝のティラノサウルスは人間の言葉を話し、何よりも知性が極めて高かった。そして特徴としては、殺戮の美学というものを持ち合わせており、自らの殺戮哲学を貫く形で、正確無比に人間を殺していったことを覚えている。

その様子は、どこかサイコパス的であり、それもまた恐怖感を煽る点であった。また、ティラノサウルスが途中で鋼のボールに変形したことも何かを暗示しているだろう。

ティラノサウルスのシンボルは、自分のどのような側面を表しているのだろうか。鋼のボールは、自らの意志の現れだろうか。そのようなことを連想させる。

いずれにせよ、今朝方の夢は幾分恐怖を引き起こすものであったことは間違いない。今夜はどのような夢を見るだろうか。フローニンゲン:2019/6/20(木)21:05

No.2094: A Shine at Dusk

I’m seeing a shine at dusk. I’ll take a bath and enjoy eating dinner in a while. Groningen, 17:15, Thursday, 6/20/2019

6月20日(木)に生まれた曲たち

Op.1284 早朝の優しい歌

Op.1285 朝の勇敢さ

Op.1286 楽しみと喜びに満ちた日々

Op.1287 夕暮れ時の輝き

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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