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3873. パリとの再会の日に向けて


つい先ほど散歩から戻ってきた。このように天気の良い日に散歩に出かけること、そして何より今日のように休日の雰囲気を感じながら散歩することの喜びを改めて噛み締める。

今日はこれから、ラヴェルに範を求めて作曲実践をする。参考にしようとしている曲は、構造的にそれほど複雑ではない。

一つ一つの和音を意図を持って構築していき、曲全体の響きを豊かなものにしていきたいと思う。作曲実践の途中で入浴の時間がやってくるかもしれないため、続きに関しては、入浴し、夕食を摂り終えた後に完成させたいと思う。

二年半ぶりにパリに足を運ぶ日が迫ってきた。来週の木曜日からぶらりとパリに足を伸ばそうと思っており、先日天気予報を確認したところ、その日はフローニンゲンで小雨が降るようだった。

しかし本日再度確認してみると、その日は晴れとのことであり、嬉しく思う。パリに滞在中は、一日ほど小雨に見舞われるようだが、それ以外の日は晴れのようなのでとても有り難い。

パリはフローニンゲンよりも暖かく、パリではより春を感じることができるだろう。パリの滞在に向けて、今日は夜にでも、ホテルの予約を済ませておきたい。

二年半前に宿泊したホテルは、今回の旅行のメインでもある国立ピカソ美術館から近いため、今回も同じホテルに宿泊しようと思う。二年半前は、ちょうどリオ五輪が開催中であり、ルーブル美術館を訪れる前日かその日に、五輪サッカーの決勝戦があったことを覚えている。

今回の旅行の滞在先はパリ一箇所であり、ホテルを予約し、あとは列車の予約をすれば十分だ。当日は午前十時半あたりにフローニンゲンを出発する列車に乗り、スキポール空港で一回ほど乗り換え、パリには午後四時半あたりに到着することができる。昼食はフローニンゲンの駅で購入し、スキポール空港までの間に昼食を食べることになるだろう。

パリに到着したその日はホテルに直行し、近所のスーパーに行き、その辺りを散策するようにしたい。散策と言っても、二年半前に同じ場所を訪れており、当時の記憶がまだありありと残っているので、目新しいことはないと思うのだが、この二年半の生活を通じて実現された感覚の変容を確かめることができればと思う。

すでに見慣れた景色であったとしても、自分の内側に変容が起こっていれば、その景色から受け取るものも変わるのであるから、今回のパリ滞在では、それを感じることができればと思う。

滞在二日目は、計画通りに、まずはパリ郊外にあるラヴェル博物館に足を運びたい。ここは実際にラヴェルが住んでいた家を公開したものであり、ラヴェルがどのような生活環境の中で作曲に打ち込んでいたのか、特に周辺の環境がいかような創造的霊感をラヴェルにもたらしていたのかを実感できればと思う。

その日はラヴェル博物館以外に訪れる場所はなく、その周辺を散策し、多くの時間をラヴェルが生きた場所で過ごすことにしたい。

滞在の三日目は、ドビュッシー博物館に足を運ぶ。こちらもパリの市内からは少し離れているが、滞在予定のホテルからは列車でそれほど遠くない距離にある。

その日もドビュッシー博物館に訪れることしか予定を入れておらず、日曜日は午後からしか博物館が開いていないようなので、午前中はパリ市内の楽譜専門店巡りをしようと思う。特に、フランスの作曲家でまだ馴染みのない作曲家の楽譜を購入することができれば幸いだ。あるいは、フランスの作曲家にこだわらず、何か自分を惹きつける作曲家の楽譜と出会えば、それらは全て購入しておこうと思う。

滞在四日目は、ホテルからほど近い、国立ピカソ美術館に足を箱ぶ。そもそも今回パリに足を運ぼうと思ったのは、以前ピカソについて調べている時に、この美術館の存在を知ったことによる。

この日は、本当に時間をかけて、この美術館の作品をゆっくり堪能しようと思う。パリとの再会の日が近づき、いかような再会を果たすのかに対する期待が少しずつ膨らんでいく。フローニンゲン:2019/2/23(土)17:38

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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