先ほどまでしばらく部屋の音楽を止め、小鳥たちの鳴き声に耳を傾けていた。鳴き声が少し落ち着いたようなので、再び音楽をかけ始めた。今日も昨日と同様に、ベートーヴェンのピアノ曲を聴いていこうと思う。
先ほどまで、今朝方の夢について振り返っていた。今朝は睡眠の最中に目覚めることはなく、あの夢の後には、また別の夢を見ていた。
夢の中で私は、地元に雰囲気の似た日本のある場所にいた。そこで私は、市の大きな図書館に足を運び、調べ物をしていた。
その調べ物を行っていた時間は、ちょうど高校の授業の合間であり、調べ物を終えたら再び学校に戻って授業に参加する必要があった。授業の時間が迫ってきていたので、私は調べ物を切りの良いところで切り上げて、図書館の二階から一階に降りようとしていた。
すると偶然にも、そこで母と遭遇した。まさかこのような場所で母に会うとは思ってもいなかったので、母に事情を聞いてみると、何やら母にも研究テーマがあるらしく、それに関する調べ物をするために図書館に来たそうだった。
授業の時間が迫っていたので、話は家に帰ってから聞くという旨を母に伝え、私は足早に図書館をあとにしようとした。すると、母とはほんの挨拶程度しか話をしていないつもりだったのだが、実際には随分と時間が経ってしまっているようだった。
私は急いで図書館をあとにし、学校に向かった。道中、近道をするために、私は少し暗い雰囲気を持つ森の中を通り抜けていくことにした。
目の前に見える砂山を超えていけば、もう学校は目と鼻の先だ、と思ったところ、私は砂山に足を取られてしまった。
その砂山は非常にきめ細かな砂で作られており、私の左足がその山に足を取られてしまい、大量の砂が靴の中に入ってしまった。幸いにも右足の方は何の問題もなく、私はその場で立ち止まり、大量に砂の入ってしまった左足の靴を脱ぎ、その場で砂を出すことにした。
完全に砂を出すまでに時間がかかってしまい、そこから私は再び、急いで学校に向かった。無事に学校に到着することができたが、とっくに授業の開始時間を過ぎていた。
授業の行われる教室は、学校の図書館の二階にあり、そこに向かった。すでに授業は始まっていたが、今日の授業は、生徒各人が自らの研究課題に関する調べ物をすることを目的にしているようであり、生徒はバラバラになって、図書館内で自分の調べ物をしていた。
すると、その授業を担当している英語の先生が私に声をかけてきた。どうやら私が授業に顔を見せなかったことを心配しているようだった。
私は事情を話し、「お母さんと図書館で遭遇したらそこで話し込んでしまうのも無理はない」という言葉を先生は述べ、何か納得したような表情を浮かべていた。私は再度、授業に遅れてしまったことを先生に詫び、自分の研究課題の調べ物をこの図書館でも行うことにした。
本当に、皆思い思いに調べ物をしているのだが、私はそこで何人かの友人を見かけた。一人は、小中高時代から付き合いのある友人(SN)であり、彼は選んだ数冊の書籍を持って、小さな部屋のソファに腰掛けて、それらの本のうちの一冊を読んでいた。
私は彼に声をかけ、隣に座らせてもらうことにし、そこで自分の調べ物を進めていこうと思った。そこで夢から覚めた。
今朝方はそのような夢も見ていた。一つ前の夢の中では、プールに恐竜が現れ、今回の夢では特に砂山に左足を取られたことが印象に残っている。
また、二つの図書館の作りも印象的だ。夢の中の高校の図書館は、それが高校のものとは思えないほど立派であった。
普段本を読まないような友人たちまでもが、みんな静かに真剣に本を読んでいた光景が記憶に残っている。フローニンゲン:2019/2/18(月)06:50