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3828. 高度に発達してしまうことへの恐れを超越したことを示唆する夢


時刻は七時半に近づきつつある。日の出の時間が随分と早くなり、この時間帯から空はダークブルーに変わり始めるようになった。

空が闇からダークブルーに変わっていく姿を眺める時、一日が確かに始まろうとしていることを実感する。今日もまた充実した一日になるだろう。そのような確信があり、そうした確信はいつもそれを裏切らない。

確信を通じて生きる日々が淡々と続く。日々は確信の化身であり、日々は充実感の化身と化した。

とにかく今日も、一歩一歩自らにできることを行い、この世界との関係性の中で自己を深め、その関係性の網の目の中に何かを還元していこうと思う。今この瞬間に執筆しているこの日記もまた、それを実現させる実践に他ならないことを改めて思う。

今朝方の夢についていつものように振り返っておきたい。夢の中で私は、ハワイ島にいた。厳密には、これからどこか別の島からハワイ島に向かうことになっていた。

その島とハワイ島は比較的近い距離にあるが、移動に関しては、基本的に飛行機や船を使うことになっていた。だが私は、二つの島の間を飛んで移動しようと思っていた。

これまでの夢の中では、基本的に何か物体を使って飛行することはなかったのだが、今回の夢の中ではある物体を使って飛行することになった。それはバランスボールであった。

私は一つのバランスボールを脚の間に挟み、その格好のまま飛行することになった。飛行してしばらくは非常に順調であり、眼下には綺麗な海が見えた。

しかし、バランスボールを脚の間に挟みながら飛行するというのは窮屈な姿勢であったから、しばらく飛行すると休憩が必要だと判断した。ちょうど眼下に小さな島が見えたので、私はそこでくつろぐことにした。

島に降り立ってみると、そこもまたリゾート地のようであり、ちょうど私はホテルのプールサイドに着地したようだった。偶然にも、プールサイドには私の友人がいて、彼に声をかけてみた。

彼は小中学時代の友人だが、それほど親しくしていたわけではない。彼は、私がバランスボールを脚の間に挟んで飛行していたことを驚いているようだった。

少しばかり彼と雑談をした後に、私はもうしばらくプールサイドでくつろぎ、その後しばらく経ってから、再び飛行しようと決心した。すると、今度は脚の間にバランスボールを挟んでも、身体が宙に浮かぶ感覚が全くなかった。

おかしいなと思って色々と試行錯誤していると、プールサイドの前を見知らぬ若い女性が通りかかり、私に助言をしてくれた。また、ちょうど同じタイミングで、高校時代の英語の先生がその場に現れ、似たような助言をしてくれた。それはバランスボールを挟む角度に関するものだった。

彼らの助言に従ってみると、少しずつ体が宙に浮き、私は再び飛ぶことができた。この調子ならハワイ島まで一気に行けると思っていたのだが、なぜか予知能力が働き、途中で天気が崩れることが予想された。

そこで夢から覚めた。今朝方はそのような夢を見ていた。

今回の夢においては、飛行の仕方がとても特徴的であった。また、実際に飛行している最中は、かなりの高度を飛んでいたが、それに対しての恐怖感はなかった。

もしかすると、高い場所を飛ぶこと、及びそれが暗示する何かに対して恐怖感を抱かなくなり始めているのかもしれない。高い場所を飛ぶことが何を暗示しているのかについてはいろいろなものが考えられるが、一つには自我及び何かしらの知性領域における発達が高度化することが挙げられるだろう。

ここ最近感じているのは、私はもう、自我及び何かしらの知性領域が高度に発達してしまうことに対しては諦念を持っている。そこには、以前のような発達を希求するという思いもなければ、ここ数年間実感していた発達してしまうことへの恐れもない。

もはやそうしたものを超え、発達することに関しては諦観を持っている。まさに、数日前の日記で書き留めたように、発達とは如来性(来るが如しもの)を持っているのであるから、こちらにはどうすることもできないのだ。

今朝方の夢が明らかにしているように、高い場所を飛ぶことそのものへの恐れはどこかに消えたようだ。一方、夢の最後の場面において、ハワイ島に向けて飛び立つ時、途中で天気が崩れることを予想していた自分がいたことは興味深い。

これはもしかすると、これからの発達プロセスにおいて、また別種の困難が付きまとうことを暗示しており、それを自分はすでに気づいていると見ることもできそうだ。

夢というのは本当に自己発見を促す貴重な素材で溢れており、今後も夢の中で現れたシンボルについて考察することによって、自己の変化や自己の状態について観察を続けていきたいと思う。フローニンゲン:2019/2/14(木)07:45

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