つい先ほど、突然パソコン上に立ち上げていたSpotifyから、バルトークのピアノ曲が流れ始めた。見ると、オフライン表示からオンライン表示に変わっており、つい先ほどまで抱えていたインターネットの接続の問題が解決したようである。
オランダの今の自宅においては、時々ネットワークの接続が不具合を起こすことがあり、それは原因不明かつ解決方法も不明であり、いつも少し待つと問題が解決しているということが何回かあった。
確かに今回は、いつも以上に待っている時間が長かったが、30分ほど何もせずに待っていると、勝手に問題が解決されていた。これはどこか、私たち人間の課題の解決プロセスに似ている。
よく言われるように、課題というのは私たちがそれを解決していくのではなく、課題が課題を解決していくという特性がある。ある時、ふとした時に課題が自発的に解決されていたことを経験したことは誰しもあるだろう。
これはもちろん、一切何もせずに課題が解決されるということを示しているのではなく、おそらく私たちの深層意識や、個人的な深層意識を超えた次元での集合意識の空間内で、課題が徐々に紐解かれていき、課題が課題を解決する方向にゆっくりと運動を続けており、気がつけば課題が解決されていたという現象が起こるのだと思う。
今日のインターネットの接続の不具合を通じて、そのようなことを改めて考えさせられていた。
インターネットが無事に接続されたおかげで、早速天気予報を確認してみると、今日の午前中一杯は雨が降り、午後は止んで、再び夕方に雨が降るようだ。ここ最近は、気温はそれほど低くなく、比較的過ごしやすい。今年の冬は、もしかすると暖冬なのかもしれないと思う。
先ほど、今朝方の夢について振り返っていたが、あの夢の後にもう一つ夢を見ていた。夢の中で私は、実際に通っていた小学校の体育館の中にいた。
そこは確かに小学校時代の体育館だったのだが、なぜかそこには中学校時代のバスケ部の顧問の先生と部活のメンバーがいた。私は部活のキャプテンであり、夢の中でもその役割を担っているようだった。
これから練習を始めようとすると、数名のメンバーが部活に遅れてやってきた。彼らに対して先生は叱責をしたのだが、その叱責が少々理不尽なように思われたため、その点について私は先生に指摘した。
別に私は先生と口論しようと思っていたわけではなく、至って冷静に自分の考えを述べた。しかし、先生はあまり私の言い分に納得していないようであり、これ以上話をしていてもしょうがないと思った私は、練習をスタートさせるのではなく、なぜか副キャプテンの友人に練習を仕切ることを任せ、体育館の外に出て行ってしまった。
すると、そこにはやはり、実際に通っていた小学校の校舎があった。目の前に建っていたのは、小学校高学年用の教室だった。
不思議なことに、四年生の教室は低学年用の校舎の方にあったはずなのだが、目の前の校舎には四年生の教室が一階にあり、五年生の教室は二階、六年生の教室は三階にあった。
ふと後ろを振り返ると、部活の顧問の先生が私を追いかけてきていることに気づき、私はスッと宙に浮いた。なぜだか私の荷物は、四年生の教室から六年生の教室にかけて、各階に一つずつ置かれているようであり、それらを全て拾ってから帰る必要があった。
私は先生に捕まらないように、宙に浮かんでまずは二階の五年生の教室に向かう素振りをした。すると先生は、私が二階に向かっていると思い込み、急いで階段を駆け上がろうとしていた。
それはまさに私の狙い通りであり、私は高度を下げて、まずは一階の教室から自分の荷物を取り、今度は二階の教室に向かった。そこでも荷物をさっと取り、最後に三階の教室の荷物を取り終え、再び教室の入り口から外に出ようと思った時に、先生がちょうどその場にやってきた。
私は一瞬、「まずい」と思ったが、別に入り口から外に出る必要はなく、瀬戸内海が見える教室の窓から外に飛び降り、再び宙に浮かんで校舎から離れていった。今朝方はそのような夢を見ていた。
昨日の日記で書き留めていたように、この夢もまた、一つは師弟関係をテーマとしている。より具体的には、師と対峙することがテーマになっている。
こうした夢をいつまで見るのかわからないが、このテーマに関する夢を見た都度、それを書き出し、夢と向き合っていれば、いずれこうしたテーマの夢を見なくなるのではないかと思う。まさに、冒頭で述べたように、課題が課題を自発的に解決していくかのように、夢の中に現れる課題というのも自然と解決されていくものなのではないかと思う。
そしてそれが起こった時、そのテーマに関する真の治癒と変容が実現されたと言えるだろう。フローニンゲン:2019/2/7(木)07:44
No.1655: A Song of Time
Humans can sing. So can time. Groningen, 08:43, Friday, 2/8/2019