時刻は午前九時半を回り、穏やかな土曜日の雰囲気が辺りに漂っている。つい先ほど、無事に未編集の日記の編集が全て完了した。
数日前までは、下手をすると編集は三月までかかるのではないかと思っていたが、突然編集の要領を得て、そこからはかなり驚異的なペースで編集を進めることができた。先ほどをもって、未編集の日記がなくなった。
気がつけば、3700以上の日記を書き留めていたようである。依然としてその数は微々たるものだが、たとえ微々たる量であったとしても、そうした積み重ねをしてきたことを認めることはできる。
これまではよく、旅をする際に過去の日記の編集をしてきた。旅に出かける時ぐらいしか編集をする時間がなかったこともあり、その結果として、ひと月前までは膨大な量の未編集日記が溜まっていたように思う。
そこから私は毎日、少しずつ日記の編集を進めていき、ある時突如として編集のコツを掴み、一気呵成に編集を行うことができた。一度未編集の日記が溜まると厄介だということがわかったので、これからは未編集の日記が溜まっていかないように、こまめに編集を行っていく仕組みを作った。
玲瓏たる水脈が流れているかのような冬の朝の光景が目の前に広がっている。赤レンガの家々の屋根には、もうほとんど雪は残っておらず、あまり日が当たらない屋根の部分に少しだけ雪が残っている程度だ。
早朝より、小鳥の鳴き声が聞こえる。こうした寒さにあっても、小鳥たちは元気なものである。
彼らの声に耳を傾けていると、自分の内側に喚起される感覚があり、それは私の活動エネルギーに転換されていく。どうやら、小鳥の鳴き声にはエネルギーが凝縮されており、それに耳を傾けると、彼らの鳴き声からエネルギーを共有してもらえるようだ。
その恩恵を受けながら、これから昼食までの仕事に取り掛かりたい。今日は昼食後に、一件ほどオンラインミーティングがある。それに向けての準備を今から少しばかり行いたい。
起床してから三時間以上経ったが、今朝方の夢についてふと思い出した。起床直後はほとんど夢を思い出すことができなかったのだが、今突如として夢の断片を思い出した。
夢の中で私は、小学校時代に通っていたサッカースクールの練習場にいた。夢の中の私は、成人の体をしており、どうやら今から行われる日本代表の試合に私も参加するようだった。
相手はどこの国かわからなかったが、中東か南米の国のようだった。こちらのチームの監督が、「今日は一風変わったフォーメーションで行く」と述べた。
どう一風変わっているのか興味深く思った私は、監督の話に耳を傾けた。どうやら、今日の試合は、7バックのフォーメーションで行くらしい。
ディフェンスラインに7人の選手が並ぶというのは、これまで見たことがなかった。そして、私のポジションは、7人のディフェンスラインの一番右とのことであった。
このポジションはサイドライン間際に位置しており、どうやら守備よりも攻撃がメインのポジションのようだった。こちらの選手たちは、この奇抜なフォーメーションに対してそれほど驚くことなく、納得の表情を浮かべていた。
いざ試合が始まってみると、このフォーメーションは驚くほど機能していた。試合開始からしばらくしたところで、コートの一番右からライン際を駆け上がり、ちょうど中に入っていったところで私にボールが来て、それをシュートしたら見事にゴールに決まった。
その後も、この奇妙なフォーメーションは機能し続けており、着実に得点を重ねつつ、結局無失点で試合を終えた。フローニンゲン:2019/2/2(土)10:01
No.1637: A Small Life
A piece of music is a small life that is very precious.
I thought so in the early morning. Groningen, 09:13, Sunday, 2/3/2019