時刻は八時半を迎え、辺りはすっかり明るくなった。空の色がなんとも言えない美しさを持っており、淡いブルーとピンクに彩られている。
赤レンガの家々の屋根には、雪がうっすらと積もっており、目の前の空き地の地面もうっすらと白くなっている。道行く人たちの様子を眺めていると、今日は本当に寒そうだ。
そういえば、今朝方は、先ほど書き留めていた以外にも夢を見ていたことを思い出した。最後に見ていた夢の舞台はイギリスだった。
私は、ある小綺麗な列車の中にいて、入り口付近に立ったまま、窓を通じて外の景色を眺めていた。列車がオックスフォードの街の駅に到着する少し前に、私の横にいた、大学生ぐらいの若く、小さな女性が私に声をかけてきた。
なぜだか、私の近くには、中学校時代に技術・家庭を担当していた先生がいて、私に英語で何かを述べた。その言葉に対して、横にいたイギリス人の大学生の女性は一瞬驚いていたが、私が「その名前は可愛らしいですね」と先生に述べると、彼女はプッと笑った。
正直なところ、先生が私に何と述べたのか正確には聞き取れず、雰囲気として、私にニックネームを英語で付けてくれたように感じていた。すると、列車が目的の駅に到着し、私は列車を降りた。
偶然にも、その大学生の女性も同じ駅で降り、私たちは引き続き会話をしていた。
大学生の女性:「さっきの「その名前は可愛らしいですね」っていう返答は面白かったわ」
私:「あぁ、あれね。実は、先生がなんて言ったか聞き取れず、適当に答えただけなんだよ。確かに、響きが可愛らしかったことは確かだけど」
大学生の女性:「そうね。でも、あれは「なまずのなんちゃら」っていう意味よ(笑)」
私:「そうだったのかぁ〜!」
そのようなやり取りを彼女とした後に、なぜだか私は、彼女は日本語を話せるのではないかと思った。実験として、日本語で話しかけてみると、ちゃんとした日本語で返答してきて驚いた。
私:「どこで日本語を習ったの?もしかして日本に留学したことがあるとか?」
大学生の女性:「いや、学校で一年間習っただけよ。実際には数週間ほど日本に滞在したことがあるけど」
私:「学校で一年間習っただけで、そこまで日本語を話せるのは立派だよ」
そのように私が述べると、彼女は少し照れ笑いを浮かべながらお礼を述べた。そこで夢から覚めた。
今朝方見ていたどの夢も興味深く、今後ゆっくりと、夢の中のシンボルが持つ意味を紐解いていこうと思う。今日はこれから、早朝の作曲実践をし、その後に、過去の日記を少し編集し、ウィルバーの書籍の監訳の仕事に取り掛かる。
今日は、注記のレビューを行う予定である。計画としては、今日中に注記のレビューを終え、明日に、自分が執筆した「はじめに」と巻末の解説の文章を読み返していく。
確かに寒さは厳しが、今日も充実した一日になるだろうと確信している。フローニンゲン:2019/1/21(月)08:42
No.1596: Sounds on a Winter Night
A fine snow is falling outside.
I want to listen carefully to the sound. Groningen, 17:44, Tuesday, 1/22/2019