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3688. 楽譜専門店巡りと今朝方の夢


時刻は午前八時を迎えようとしている。今、一日分のコーヒーが出来上がり、そろそろ一日の活動を本格的に始めようと思う。

昨日は、辻邦生先生が二度目のフランス滞在中に執筆した日記『冬の霧 立ちて』を最初から最後まで読み終えた。今日からは、季節としては少々早いが、続きの巻である『春の風駆けて』を読み始めようと思う。

日記の舞台となっているのは、今から40年ほど前のパリであり、日記を読んでいると、当時のパリの様子が全く古さを感じさせずにありありと伝わってくる。それはもちろん、辻先生の見事な文章のおかげもあるだろうし、何よりも、辻先生がパリの中で真に生きていたがゆえに、パリの様子が迫真性を伴ってこちらに伝わってくるのだろう。

辻先生も日記の中で、パリの冬の厳しさについて言及していたが、改めて先ほど、フローニンゲン、アントワープ、パリと、春の小旅行の際に足を運ぶ場所の気候を調べていた。すると、当たり前かもしれないが、フローニンゲンから南に行く連れて気候が暖かくなり、寒さという観点でみれば、アントワープはパリよりも厳しく、フローニンゲンはアントワープよりも厳しいことがわかる。

特に、一月と二月のフローニンゲンの寒さが際立っている印象を受けた。そのようなことを言えば、北欧諸国はもっと寒さが厳しいのであるから、この世界は本当に実に様々な場所があるのだということに気づく。

先ほど、パリとアントワープにある楽譜専門店を調べていた。これまでは、古書店という観点は常に私の頭の中にあり、大抵旅行中は、その街の古書店に足を運んでいた。そこで運命的な出会いをする書籍を見つけた時には、感激もひとしおである。

今回の旅行から、楽譜専門店という観点が私の中に加わったことは嬉しいことである。これからは、旅先で古書店を巡るだけではなく、むしろ古書店を巡ることよりも優先させる形で、楽譜専門店に足を運びたいと思う。

フローニンゲンにも楽譜専門店はないだろうかと調べてみたところ、幸いにも一件ほど見つけることができた。見ると、随分と品揃えも良いように思えるので、近々散歩がてら、その店に足を運びたいと思う。

時刻は午前八時を迎え、ゆっくりと空が明るくなり始めている。明日まで天気が悪いようだが、明後日からは晴れの日が続く。

ダークブルーの空を眺めながら、今朝方の夢について思い出していた。今朝は、それほど記憶に残る夢を見ていなかったが、覚えている限りのことを書き留めておきたい。

夢の中で私は、実際に通っていた高校の体育館の中にいた。そこでは、これからフットサルの試合が行われるようだった。

体育館を半分に区切り、フットサル用のコートが二面そこにあった。私は、体育館の入り口に近い方のコートで行われる試合に参加することになっていた。

チームのメンバーは事前にくじを引き、引き当てられたくじの番号によってポジションが割り振られた。私が引いた番号は、「3」であった。

3番がどこのポジションを担当するのかわからなかったかので、体育館の壇上近くにあるホワイトボードを確認しに行ったところ、3番は一枚のセンターフォワードを担うことになっていた。5番のくじを引いた私の親友は、フットサルの技術が高く、アシストがうまい。

そんな彼が私の後ろのポジションを担当することになったため、私は大きな期待感を持って試合に臨んだ。試合が始まってみると、両チームの力の差が歴然としており、私は大人げないほどに、とにかく淡々と得点を積み重ねていった。フローニンゲン:2019/1/16(水)08:15

No.1579: A Heart Breaking Through Severe Winter

What comes from us when we are in a severe environment?

For me, only laugh comes from the inside of myself. Groningen, 09:26, Thursday, 1/17/2019

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