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3668.『冬の霧 立ちて:パリの時』と今朝方の夢


時刻は午前七時を迎えた。今、コーヒーメーカーが音を立て、一日分のコーヒーが出来上がったことを告げた。

普段は早朝に、一日の活動内容に対する大まかな計画を日記として記し、朝方に見ていた夢を振り返るようにしている。しかし今朝は、今日の活動に関する計画に言及した後に、昨夜から読み進めていた『冬の霧 立ちて:パリの時』に自然と手が伸びた。

昨日ふと、他者が書いた日本語が読みたくなり、とりわけ小説家の辻邦生先生の日記が読みたくなった。そこで思わず手が伸びたのが上記の書籍だ。

私はてっきり、この書籍をすでに一度読んだものと思い込んでいたのだが、書籍を広げてみると、まだ一度も読んでいないことに気づかされた。本書は、辻先生が1980年台の前半にフランスに滞在していた時の日記が掲載されており、同時期の日記が収められたものとしては他に、『夏の光満ちて』と『春の風駆けて』がある。

それら二冊についても所持しており、今改めて二冊の中身を確認してみたところ、どうやらそれらの書籍もまだ一度も読んだことがないようだった。というのも、辻先生の日記を読むときには、必ず何かしら気づきや発見事項があり、それを余白に書き留めておくことが普通であり、それらの書籍にはそうした書き込みが一切なかったからだ。

それら三部作の中で、なぜ昨日、『冬の霧 立ちて』を手に取ったかというと、それは言わずもがなだと思う。今から40年前、辻先生がフランスの冬をいかように過ごしていたのかに関心を持ち、辻先生の文章を頼りに、私もこの冬を過ごしていこうと思ったからである。

今朝も少しばかり辻先生の日記を読み進めていた。午後にも時間を見つけて、続きを読み進めていきたい。

早朝の作曲実践を始める前に、今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、小中学時代を過ごした社宅の階段にいた。

ちょうど二階から三階に上がろうとしている時に、二階に住んでいた奥さんが地上から私に声を掛けてきた。私はその場で立ち止まり、その方が階段を上がってくるのを待った。

その方は開口一番、「外に出かける時は日焼け止めクリームを塗った方がいいよ」と私に述べた。確かに、外の日差しは強かったので、次回以降は日焼け止めクリームをきちんと塗っておこうと思った。

すると、その方が住む二階の部屋に案内され、玄関から中に入ってみると、そこは大浴場だった。見るとそこには、小中学時代の友人である男女が数名、当時の面影を残したまま、水着を着て遊んでいた。

一人の友人が、斜めに降り注ぐ、勢いの強いシャワーに逆らって歩く遊びを行っている姿が目に止まった。私もその遊びに加わろうと思ったところで、夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、私は学校の校庭にいた。どうやらそれは、実際に通っていた中学校の校庭だった。

同じ学年の生徒全員が校庭に整列しており、私は向かって左列に並ぶことになっていた。他の列と同様に、私が並ぼうとする列も、本来いるはずの生徒がそこにおらず、私はそれを不思議に思っていた。

見ると、先頭に並んで生徒の数を確認する役割の人間がいないようであったから、私は列の先頭に行き、後ろを振り返って、列にいない人間が誰かを確認した。生徒の列の前には、数学を担当していた女性の先生が、机と椅子を校庭に持ってきて、机についていた。

私は先生のところに行き、誰が今いないのかを伝えた。すると先生は、誰がどのような理由でここにいないのか、そして何時間目にやってくるのかを逐一メモし始めた。

私は誰がいないかまではわかったのだが、どのような理由でここにいないのかまではわからず、ましてや、いつ彼らが来るかまではわからなかった。とりあえず、そこにいる生徒たちの情報をもとに先生に報告をした。

私の報告に先生も納得したようであり、私がその場を去ろうとした時にふと、「そういえば、OOさんは、XX君からいくらかお金を借りていたそうね。それを返すためにOOさんは今いないのじゃないかしら」と述べた。

先生が言及した男子生徒は、私の友人でもあり、大変性格が良く、気前もいい。確かに、彼ならお金を貸すこともあるだろう、と私は思った。

そこでもう一度、男子だけが並ぶ列と女子だけが並ぶ列を確認してみたところ、先生が言及した二人はそこにいなかった。フローニンゲン:2019/1/12(土)07:37

No.1565: A Tail of a Bluish Black Dragon

The weather at this moment looks like a flying bluish black dragon.

I can see some little birds following the tail of the dragon. Groningen, 08:45, Sunday, 1/13/2019

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