相変わらず風が轟々(ごうごう)と音を立てている。書斎の窓ガラスには雨滴が刻一刻と付着していく。
そういえば、今日はまだ今朝方の夢について振り返っていなかった。一日の活動を本格的に始める前に、それらについて振り返っておきたい。
最初の夢については、記憶がとても薄れており、その夢を見た後に一度目を覚ましたのを覚えている。その夢の中では、確か母と言葉に関するやり取りをしており、母が述べたことが非常に洞察に溢れており、啓示的な閃きを得たというような内容だった。
一度目を覚ました時にはまだその内容を覚えていたので、それを枕元の裏紙に書き留めておこうかと思ったのだが、結局それをしなかった。以前、夢から一度覚め、再び夢の世界に戻ると、最初の夢は次の夢によって上書きされてしまうから、一度目覚めた時にその内容を書き留めておくようにする、と日記で言及していたように思うが、どうも半覚醒状態の私は意思が弱いようだ。
最初の夢についてはほとんど覚えていないのだが、次の夢については比較的よく覚えている。夢の中で私は、あるアニメを忠実に再現した劇に参加することになっていた。
厳密なタイトルは忘れたが、「台風を貫いて進む少女」か何かだったと思う。そのアニメの宣伝広告を見ると、一人の少女が傘を反対側に広げ、風に吹き飛ばされそうになりながらも、なんとか地面で踏ん張っている姿が描かれていた。
どうやらこのアニメは、テレビコマーシャルもされているようであり、私はその内容を確認した。するとそこには、劇に参加する者たちが寄せた手書きの絵が、パラパラ漫画のように動くようなものになっていた。
私も絵を送ったのだが、どうやらそのCMには使われていないようだった。CMに使われている絵はどれも素晴らしく、色使いや登場人物の描写などが見事であった。
CMの後半には、龍を描いたものや、一見するとよく分からない二つの抽象的なシンボルが組み合わさったものもあった。
私は、CMの内容を確認した後に、劇に参加することになった。その劇に参加しているのは、どうやら皆私の知り合いばかりであり、特に小中学時代の友人が多くそこにいた。
いつ予行練習をしたのか定かではないが、すぐに劇が始まった。劇の中で、何かの人たちがピアノを演奏するシーンがあった。ただしのピアノは不思議な作りをしており、巨大であった。
「不思議な作り」というのはどういうことかというと、劇の舞台の壁際に長細く巨大な家具のようなものが置かれており、その引き出し一つ一つがピアノの鍵盤になっているというものだった。劇中、私もそのうちの一つを演奏することになっており、自分の立ち位置の近くにある引き出しをいざ開けてみると、それはピアノの音色が鳴るものではなく、オルガンの音色が鳴るものだった。
おかしいなと思って、隣の引き出しを開けると、そちらはピアノの音色が奏でられた。ただし、今度はその鍵盤の作りが通常のものとは異なっており、どこにどの音があるのかわからなかった。
偶然私の近くに音楽教師がいたので、「C(ド)」の音がどこにあるのか聞くと、「そんなこともわからないの!」と叱責されてしまった。一応どこにCの音があるかを教えてもらったところで、夢の場面が少し変わった。
劇が無事に終わった時、舞台がエレベーターのような乗り物に変わり、地上からものすごい勢いで地下に降りていった。行き先はG1にもかかわらず、何層にもわたる階を下りていくような形で、そのエレベーターはどんどんと下に向かっていった。
目的のフロアに到着すると、そこはどうやら駐車場のようであった。駐車場に到着した時、そこは確かに暗かったのだが、壁に設置されている窓からは、ショッピングモールの姿が目に入った。
そこで夢から覚めた。今朝方の夢も大変印象に残っており、実際には、劇の場面についてはもう少し異なる描写があったように思う。
またアニメの世界そのものの中に私が入っていく場面もあり、そこで綺麗な池の前に佇みながら、一人の見知らぬ男性と話をしていた場面があったのを覚えている。そこでは、誰かが後世に思いを託す形で、その池に何かを埋めたという話を聞いていた。
夢の最後の場面におけるエレベーターは印象的であり、無数の階層をものすごい勢いで下りていった様子を思い出すと、どこか無数の無意識の階層が存在していることを示唆しているかのようだった。フローニンゲン:2019/1/8(火)08:06
No.1554: A View of the Purplish Red Sunset
I went to a DHL service place, which is close to my house, in order to receive “Serialism: Cambridge Introductions to Music (2008)” and “Serial Music, Serial Aesthetics: Compositional Theory in Post-War Europe (2008).”
While having a walk, I saw a view of the purplish red sunset, which gave me inspiration. Groningen, 17:00, Wednesday, 1/9/2019