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3619. ユダヤ人の抑圧史・黄色い桜・日本料理屋に関する夢


時刻は午前八時を迎えようとしている。例年に比べて、今年のフローニンゲンは比較的暖かい。

確かに寒さを感じさせる日もあるが、そうだとしても、例年遭遇するフローニンゲンの真の寒さとはほど遠いように感じている。天気予報を見ると、新年の第一週に関しては引き続き同じような気温になるようだ。

ちょうど先ほど、一日分のコーヒーが出来上がった。今朝方見ていた夢の続きを書き留めた後に、今日の活動を本格的に始めたい。今朝方見ていた最後の夢の場面について今少し思い出している。

夢の中で私は、小さなセミナールームにいた。私はそこであるセミナーを行っていた。現アメリカ大統領の政治思想を主に取り上げたセミナーの中で、私はユダヤ人の抑圧の歴史に関する話をした。

以前に、それを伝えるのに適切な動画を見つけており、それをセミナーの中で流した。そのセミナーに参加していたのは、二人のアメリカ人の中年女性だけだった。

彼女たちは、その動画を見た後に、何か驚きと納得が混じった表情を浮かべていた。参加者の一人の女性が、「これでようやくわかったわ。うちの母はユダヤ人で、母も抑圧されていたのよ。そこでの体験が今の私に影響を与えていたんだわ」と述べた。もう一人の女性も同様のことを述べた。

実は私は、彼女たちがそのようなコメントをすることを最初から予想していた。いや、そうしたコメントが出てくることを期待して、その動画を流したのであった。

動画を見終え、二人の感想を聞いた後に、私たちは隣の部屋に移った。そこには、地球上のどこかの地域を忠実に再現した模型があった。その模型は巨大であり、ガラス張りのケースの中に入っていた。

模型に近寄り、三人でそれを眺めていると、突然、模型上の大地が水に侵食され始めた。みるみるうちに水位が上がっていき、大地は瞬く間に水の下に沈んでしまった。だが、三人ともその様子を冷静に眺めていた。

模型のある部屋から離れようとした瞬間に、私は小中学校を過ごした社宅の中にいた。厳密には父の部屋の中にいて、パソコンを立ち上げてメールを確認していた。

すると、一人の日本人男性から一通のメールが届いていた。その方の年齢は60歳ぐらいだということが、メールの日本語の質感からなんとなくわかった。メールを見ると、先ほどセミナーで流していた動画を購入したいという内容だった。

実際には、すでにその男性は私の銀行口座に515円を振り込み、すでに動画を購入済みであり、動画をどのように受け取ることができるのかを尋ねてきたのである。私は動画を販売した記憶はなく、少し不思議に思っていた。

すると、パソコンと向き合っている私の元に愛犬が駆け寄ってきた。愛犬は私と遊びたがっているようであり、どこか興奮気味だ。

遠くの方から、母が「激しく走っちゃダメよ」と愛犬に向かって述べた。私は愛犬が激しく家の中を走る姿を見るのが好きであったため、掛け声とジェスチャー交えながら、愛犬をより興奮させようとした。

すると見事に、愛犬は廊下を何度も行ったり来たりと激しく走り出した。私はその様子を笑いながら眺めており、しばらく廊下を何度も行ったり来たりした愛犬は、再び私の元にやってきた。

今度は少し冷静になっており、父の部屋に置かれた物を次から次に飛び移っていき、私の顔の高さまで愛犬がやってきた。私がパソコンをじっと眺めているのと同じように、愛犬もどこか真剣な表情をして、じっとパソコンを眺めている。

そこで私は愛犬を抱き抱え、再び遊ぶことにした。すると、私はあるマンションの入り口の真ん前にいた。そこはどうやら日本のようだった。

雰囲気としては実家のマンションに似ている。私は、マンションの駐車場に面した裏手の入り口から中に入ろうとした。すると、二人の若い夫婦に出会った。

二人は私に挨拶をし、「いや〜、黄色い桜が見たかったんですけどね。今日はちょっと用事があって無理なんです。また次回お願いします」と私に述べた。なぜだか私は、七階の自宅のバルコニーに突如咲き始めた黄色い桜をマンションの住人たちと堪能する企画を練っており、数日前にそれを告知するチラシを配っていたようだった。

二人が来れないのは残念であったが、また機会があれば二人を誘いたいと私は思った。すると私は、自宅のマンション近くの日本料理屋の前にいた。

特にご飯を食べたかったわけではなく、その料理屋で働くマンションの住人にチラシを渡しに来たようだった。その料理屋はとてもお洒落な雰囲気を持っていて、和の感じが見事に醸し出されている。

料理屋の中に入って、私はマンションの知り合いを見つけようとしたが、なかなか見つけることができなかった。座敷を歩いている時に、どういうわけか、テーブルに置かれていた熱いうどんの中に自分の足を突っ込んでしまい、その時は素足だったため、危うく火傷しそうになった。

結局マンションの知り合いを見つけることができなかった私は、料理屋を後にすることにした。入り口を出ると、この料理屋を取り囲むようにして流れている綺麗な小川に目が止まった。

しばらく小川を眺め、近道のためにその小川をジャンプして向こうの道路に行こうかと思ったが、小川に落ちてしまっては元も子もないので、きちんと入り口の通路から出て行くことにした。すると、そこで四、五人ぐらいの欧米人の家族とすれ違い、彼らはこれからこの料理屋で食事をするようだった。

料理屋の前には、信号機のない歩行者用の横断歩道があり、そこを通って自宅のマンションに戻ろうとした。すると、私の目の前を二台の乗用車が通り過ぎていった。

二台の車が通り過ぎていった後に、右から他に車がやってこないことを確認して横断歩道を渡った。そこで夢から覚めた。フローニンゲン:2019/1/2(水)08:22

No.1537: From a Rift in the Light Purple Clouds

The sky above Groningen in the evening looks light purple, which creates a mysterious atmosphere. Groningen, 16:54, Thursday, 1/3/2019

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