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3556. 成田空港近くのトランクルームに行く夢


時刻は午前七時を回り、雨脚が少し強まったように感じる。午前中いっぱいは少々雨脚が強いままかもしれない。昼前には少し雨脚が弱まってくれるようであり、昼からの面会に向けてそれは有り難い。

窓ガラスに雨がポツポツとぶつかる音を聞きながら、今朝方の夢について思い返していた。夢の中で私は、成田空港にいた。

ちょうど欧州のどこかの国から日本に一時帰国したようである。宿泊先のホテルは都心にあるため、空港から高速バスに乗って移動するか特急列車に乗るかを考えていた。

空港のエスカレーターを上がっている時に、携帯電話が振動し始めた。見ると、母からの電話だった。

電話を取り、母と少しばかり会話をした。その会話の途中あたりで、母が突然、ある話を切り出した。

なにやら、成田空港近くに実はトランクルームのような部屋を所持しており、確かにそこは狭いが、寝泊まりができないわけではない、ということを教えてくれた。私はそれまで、母がそのような物件を所持しているとは知らず、少々驚いた。

話によると、母が会社に勤めていた頃、その会社の社長か副社長がその物件を無料で譲ってくれたとのことである。確かに私は、すでに宿泊先のホテルを決めていたが、そういえば予約をし忘れていることに気づき、母が所有するそのトランクルームで今日は寝泊まりをすることにした。

母にその住所を聞き、私はそこに向かった。その部屋に到着してみると、確かに広くはないが、物を置くだけではなく、人が寝泊まりすることが十分に可能だと思った。

一般的なトランクルームは物を置くためだけのスペースしかないだろうが、その部屋にはキッチン、トイレ、そして風呂まで完備されていた。私は部屋の押し入れの扉を開け、そこに母のいくつかの所有物、そして寝泊まり用の布団が置かれているのを見た。

母の持ち物を確認してみたところ、それが何かよくわからなかったため、元あった場所に戻し、私がふと振り返ってみると、そこには学習机が置かれていた。机の本立てには、私が過去に所有していた何冊かの書籍が置かれていた。

見るとそれは、日本の大学に通っていた頃に学習していた会計学や金融に関する専門書だった。私は懐かしくなり、それらの書籍を手に取り、中身をパラパラと眺めた。

すると再び携帯電話が振動し始め、見るとそれはまたしても母からの電話だった。

:「無事に着いた?」

:「うん、着いたよ。それにしてもこんな部屋があったとは驚きだね」

母と私はそこでも二、三やり取りをした。部屋の窓から外を眺めると、住居が密集している都心の光景が広がっていた。家と家の間に植えられた木々が妙に侘しげな感情を引き起こす。

母との会話が終わり、私はその部屋を後にしようと思った。次の目的地に向かうために、現在位置からそこまでの道筋を確認する必要があり、携帯の地図を開いた。

すると、地図の表示がおかしくなってしまったのか、今自分がいる場所は西東京の分倍河原を示していた。その家は成田空港の近くにあるはずなのにおかしいと思ったところで、夢の場面が変わった。フローニンゲン:2018/12/21(金)07:32

No.1498: An Incessant Rain

It has rained since the early morning.

It seems to be a cold rain. Groningen, 09:14, Saturday, 12/22/2018

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