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3510. 学び合いの楽しさ


時刻は午後の四時を迎えた。早朝に日記を書き留めてから、今に至るまで、何も文章を書き留めていなかったので、一旦ここで日記を書き残しておく。

今日は一日を通して本当に良い天気であった。今はちょうど夕暮れ時であり、夕日が西の空に沈んでいく様子を眺めている。遠くの空の上には飛行機雲が輝いて見える。

一日を通して晴れであったことは、今日の活動を推し進めていく活力になっていたように思う。今日は午前中に、作曲理論の学習を進め、午後から夕方に至る今にかけてもそれを行っていた。

特にハーモニックマイナースケールについて学習をしていた。このスケールは、ナチュラルマイナーやメロディックマイナーよりも研究が進んでいないそうであり、まだまだ探求の余地がありそうだという印象を受けた。

今私は、改めて日本語で音楽理論を学び直しているが、その中で、カタカナ表記すると極めて複雑な印象を持たせるものが多いことに気づいた。例えば、先ほどまで、「スーパーロクリアン・ダブルフラットセブンス・スケール」についてまとめノートを取っていたが、改めてその名前を見ると、なんだこれはという名称で思わず笑ってしまう。

こうしたカタカナ用語が乱立する領域の学習を今進めている。おそらく、学習が進めばそれらの奇妙な用語も馴染み深く感じるようになるのだろう。そうした慣れが学習によってもたらされることは興味深い。

そうした用語が付された概念を実際の作曲実践の中で活用すればするだけ、親しみのあるものになっていくだろう。本日学んだ、「スーパーロクリアン・ダブルフラットセブンス・スケール」がいつ自分にとって親しい存在になるのかは楽しみの一つである。

今日は作曲理論の学習以外にも、昼食後に、協働者の方たちとオンラインを通じて、成人発達理論に関する勉強会を行っていた。全四回のうち、今日が第二回目であった。

教材として扱っているのは英語の論文なのだが、改めてこうした論文を題材にして勉強会を行うことには意義があるように思えてくる。そもそも、成人発達理論を学ぼうにも、日本語で記述された文献が少ないため、英語の書籍や論文から直接的に成人発達の知見を得ていくことは有益だろう。

勉強会に参加している方々は、経験豊富な実務家であるから、そうした方たちと学び合いをするのは私にとってもとても面白い。実は今から五年前に、ジョン・エフ・ケネディ大学を卒業した直後に、カリフォルニアの州立大学の講師として働こうかと思っていたのだが、結局その道を歩むことはなく、今も学術機関で教えるということはない。

だが、こうした勉強会をしてみて思うのは、自分は講義を受け持つことや、他の人たちと学び合うことを案外好んでいるのかもしれない、というシンプルな気づきが得られた。そのような気づきが得られ、世界中の大学を講師として転々としている姿を想像していた。フローニンゲン:2018/12/11(火)16:26

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