top of page

3483. 作曲ノートを読み返す習慣


時刻は午前九時半を迎え、今は辺りがすっかり明るくなっている。赤レンガの家の屋根に、霜が降りているのが見える。

また、道端にも霜が降りている様子を見ることができる。どうやら昨夜未明に霜が降りたのだろう。

辺りがまだ闇に包まれている頃に、小鳥の鳴き声が少々聞こえていたが、今はもう聞こえてこない。鳥たちはどこかに移動してしまったのだろうか。

今日はこれから、作曲理論の学習を進めていく。昨夜から、ドミナントモーションに関する章を読み始めており、今日はその続きから始める。

今後、どんな理論書を読むことになっても、必ず譜例をキーボードで音を出しながら確認していこうと思う。これまでは、時に作曲ソフト上で音符を並べてみることをしていたが、それよりも実際にキーボードで音を出した方が早いし、より体を使った学習になると思った。今日も理論書を紐解く際には、積極的に音を鳴らしていこうと思う。

哲学者のテオドール・アドルノが指摘するように、論理は直感の反命題ではない。これは作曲理論を学ぶ意義にも関わってくる話だと思う。

つまり、作曲理論は直感と反発するようなものではないということだ。これまでも繰り返し述べてきたように、作曲理論は曲作りに伴う直感を磨き、感性を磨いていくものなのだと思う。作曲理論の学習を日々継続する中で、そうしたことを実感するようになった。

早朝、いつものように、過去に作った曲を何曲か聴いていた。過去に作った曲を聴きながら内的感覚をデッサンすることを習慣にしていたのだが、これからは、それらの曲を作った時の作曲ノートを見返すことをしたい。

特に、その曲で使われている調が一体何であり、その調のどういった特性や側面が表れているのかを確認したい。端的には、調性に関して自分なりの感覚を養っていくことを行っていきたい。

作曲ノートを読み返せば、どのような調を用いて、どのような実験をしようとしていたのかが分かるため、常にノートを見返しながら聴くようにする。その曲の中でどういったことを試し、それがどのような結果になっているのかを確認していく。

そこから今後の実験アイデアを生み出し、次回以降の作曲実践の中でそのアイデアを試していく。そうしたサイクルを意識しながら今後の作曲実践を進めていきたいと思う。

今日は今のところ、とても穏やかな天気だ。夕方には小雨が降るらしいので、午後に散髪に出かける際には、折り畳み傘を携帯しようと思う。

美容師のメルヴィンの新しい店、そして彼と話をすることが今から楽しみだ。フローニンゲン:2018/12/5(水)09:42

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page