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3470. 空に浮かぶ美しいチューリップ畑とタランチュラと遭遇する夢


起床から一時間が経ち、時刻は午前六時を迎えた。書斎の窓の外を眺めると、一時間前となんら変わらぬ光景がそこに広がっている。あるのは闇と、闇の中に浮かぶ街灯の光だけである。

風も一切吹いておらず、辺りが静止画のようにピタリと止まっているかのように見える。それは物理的な次元のみならず、どこか時間さえもがピタリと止まってしまっているかのようだ。

先ほどまで今朝方の夢について書き留めていた。色々気になる箇所はあるのだが、やはり印象に残っているのは、教室に入ってきた教師が私に述べた、「世界はお前の右手にかかっている」という言葉である。

それを聞いた時、「そんな馬鹿な」と私は思った。何を大げさなことを言っているのかと、その教師に対して思ったが、夢の中で確かに自分の右手に流れる不思議なエネルギーを感じていたことは確かだ。

あれは一体何だったのだろうか。

夢の中の身体は、通常サトルボディと呼ばれる概念で説明することができる。それは微細なエネルギーの集合体であり、そうした微細な身体に流れるもう一段微細なエネルギーを自分は感じていたようだった。

また興味深いのは、黒板を消し終えた後に、私は暑さのあまり上半身裸になり、その後はもう一度服を着たのだが、その夢が場面を変える瞬間に一度深夜三時に目を覚まし、自分が寝汗をかいていることに気づいた。

夢の中の身体と現実世界の身体のつながりをここで見ることができる。ゆえに、プロセスワークの創始者であるアーノルド・ミンデルが述べるように、夢の中の身体を治癒すると、それは物理的現実世界の身体の治癒につながるということは納得ができる。

実際のところは、サトルボディよりもさらに微細な身体であるコーザルボディや、そこからさらに微細な身体である非二元的身体などがあるため、このあたりの話は探求の余地がありそうである。

そういえば、あの夢の後にも、もう一つ短いのだが、極めて印象的な夢を見ていたことを思い出した。私は誰もいない一軒家の二階の部屋の中にいた。

閉められた窓の外を見ると、晴れのようなのだが、外の世界には誰もいないように思われた。一度窓から視線をそらし、再び部屋に視線をやると、窓の外の景色が変わったように思えた。

再度窓の外を見ると、なんとそこには満開のチューリップが空一面に浮かんでいた。数多くのチューリップが一つの束となり、そうした束が無数に空を埋め尽くすように浮かんでいたのである。

「空を埋め尽くす」という表現をより厳密に述べると、チューリップが無造作に空全体に散らばっていたのではなく、はたまた空全体に一切の隙間がないように埋め尽くしていたのでもなく、私の部屋の窓の外から始まって、チューリップの束の上を歩くことができるような具合にチューリップが空の上に浮かんでいたのである。

私はその光景に見とれてしまい、しばらく空の上に浮かぶチューリップ畑を眺めていた。よくよく観察してみると、あるチューリップの束の中に、一匹の小さなハチがいることに気づいた。

相変わらず外には人がいる気配はせず、またそのハチ以外にはもう他のハチはいないようであった。そこからしばらく私はチューリップ畑の美しさに恍惚としながらそれを眺めていた。

気の済むまで空に浮かぶチューリップ畑を見たところで、再び部屋の方に視線をやった瞬間に、窓の外に二枚の白いワイシャツがかかっていることに気づいた。「いつからここに干していたのだろうか?」と私は不思議に思った。

どうやら、その二枚のワイシャツは数日前から外に干されていたらしい。そのワイシャツを部屋に取り込むために、窓を開けると、ワイシャツを干すために釣竿代わりに使っていた細い板の上にタランチュラのような巨大な黒いクモがいることに気づいた。

私はそれを見たときに、ギョッとした。それはタランチュラ以上に巨大であり、黒々とした体がとても不気味であった。

私は板の上からタランチュラを落とそうとした。しかしタランチュラは、一向に板から落ちる様子を見せず、むしろこちらにゆっくりと近づいてきた。

なんとかタランチュラを振り落とすために、板を窓枠に擦り付けるようにすると、タランチュラは板の先端まで落ちていき、あと少しで板から落ちそうになった。すると突然、その巨大なタランチュラが巨大な黒いクマに変わった。

クモからクマに変わったことに私は驚いたが、もうなりふり構わず、板を左右に大きく揺さぶり、クマを二階の高さから地面に落とした。その瞬間、今自分がいる場所は確かに二階なのだが、それは建物の構造上13階に匹敵する高さであるから、地面に振り落とされたクマは死んだだろうと思った。

死んでいないとしても、瀕死の状態以上であることは間違い無いだろうと思った。クマが落ちた先は、自宅の庭なのだが、瀕死のクマ、ないし死んだクマをどうしようかと考えていたところで夢から覚めた。フローニンゲン:2018/12/2(日)06:35

No.1455: A Morning Soft Feather

Although the outside temperature is low and the sky is covered with clouds, I have a feeling that I want to fly with soft feathers.

I’ll engage in my lifework today, too, fully relaxing myself at every moment. Groningen, 08:29, Monday, 12/3/2018

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