今日も気がつけば夕方を迎え、今となってはもう夕食後の時間になっている。今日は一日中作曲理論の学習に時間を充てていた。
今は作曲理論を学ぶことが楽しくて仕方ないという状況にある。これまで知らなかった事柄を次々に知っていくことや、これまであやふやになっていた知識項目を一つ一つ理解していくプロセスそのものに喜びを見出している。
さらには、学習した事柄を実際の作曲実践の中で活用してみることも大きな喜びである。作曲実践は本当に実験の場であり、学んだことを試しに活用し、そこで試行錯誤することの中にも喜びがある。
興味深いのは、作曲理論を学んでいる最中において、ある項目が理解できた時のみならず、理解できずに頭を悩ませている時ですら喜びの感情が根底にあるということである。また、作曲実践の最中において、学んだことがうまく適用できた時のみならず、うまく適用できない時にも喜びの感情が自分の内側に湧き上がっていることは面白い。
作曲理論を学ぶこと、作曲実践の双方において、何がどうあっても学習と実践の喜びが絶えずそこにあることに気づく。これは進歩を遂げていくための貴重な資源となるだろう。
明日は、今日のように一日中作曲理論を学ぶことはできず、午後からは、明後日に控えた協働者の方たちとの勉強会に向けた準備をしようと思う。今回から四回にわたって、発達心理学者のスザンヌ・クック=グロイターの論文を取り上げ、彼女の発達モデルに関する理解を深めていく。その準備を明日の午後から行い、午前中と夜は再び作曲理論の学習に時間を充てたいと思う。
今日は作曲理論のテキストを150ページほど読み進めていた。まとめのノートを取り、MIDIキーボードを鳴らし、さらにはテキストに記載されている問題や課題にも取り組んでいたから、150ページほど読み進められたことは自分でも驚きである。
まとめのノートを取りながら、いくつか疑問に思ったことはそこに書き留め、続きの章を読む過程の中で、あるいは、また別の書籍を読むことを通じて、それらの問いに答えていきたい。
本日学んだことをここで列挙することはしないが、テキストをゆっくりと読み進めていると、これまで誤って理解していた項目があることにいくつか気づいた。そうした気づきが得られるごとに、何かハッとさせられるものがあった。
明日もそうした瞬間に何度か立ち会うだろう。それもまた学習の楽しさの一つである。
作曲理論の基礎が固まったら、当然自分でどんどんと曲を作っていくが、やはりどこかのタイミングで師から教えを乞いたいと思う。すでに高度な作曲技術を獲得している人から学ぶことは極めて多いだろう。またそれは、自分の学習を加速させてくれるのは間違いないだろう。フローニンゲン:2018/11/27(火)19:59