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3414. 本日を振り返って


時刻は午後の八時を迎えた。今日も探究活動と創造活動に従事し続ける一日を過ごした。明日もまたそのような一日になるだろう。

今日は早朝に二曲作り、午後にはショパンに範を求めて一曲作った。これから、本日最後の作曲実践をハイドンの変奏曲に範を求めて行おうと思う。

気がつけば、一日に三曲から四曲作る毎日を過ごすようになった。少しずつだが確実に、作曲の経験が蓄積されているのを実感する。

今は作曲を始めて一年になるかならないかであり、これからの道のりはまだまだ長いが、道のりの長さなど気にすることなく作曲を行えるような気がしている。それほどまでに、作曲は自分の人生の一部になった。

今日は作曲実践に加え、ハーバード大学教育大学院で教鞭をとっているシャリー・ティシュマン教授の“Slow Looking: The Art and Practice of Learning Through Observation (2018)”と、ジェームズ・マーク・ボールドィンの進化思想に関する“Evolution and Learning: The Baldwin Effect Reconsidered (2003)”を読み終えた。

前者に関しては、改めて、様々な領域において「ゆっくり眺める」ことの意義を実感させてくれる内容だった。本書は、基本的には絵画の鑑賞について議論をしているのだが、そこで書かれていることは音楽鑑賞や、日々の読書体験においても活用できるものだと思う。

また本書には、ペスタロッチやフローベル、さらにはデューイに至る教育哲学者の思想とゆっくり眺めることの教育効果を関連付けて議論している章があり、その章はぜひともまた読み返したいと思う。

後者のボールドウィンの進化思想に関する書籍では、「ボールドウィン効果」と呼ばれる概念の意味を改めて確認した。それ以外にも、複雑性科学の発想とボールドウィンの進化思想を関連付けている章があり、そこは他の章よりも念入りに読んだ。

ここ数日間は、ボールドウィンの全集を読むことに時間を充てており、今日もボールドウィンの思想に関する読書を行った。ここで一旦ボールドウィンに関する書籍からは離れ、明日は作曲理論に関する書籍を朝から読んでいこうと思う。

もうしばらくしたら、先日注文した、芸術教育哲学に関する書籍が届き始めるであろうから、それまではその日に読みたい書籍を中心に読書を進めていこうと思う。

今週末も本当にあっとういう間に過ぎ去っていった。明日からは新たな週を迎えるが、明日からの月曜日もまた充実した一日になるだろう。

季節はもうすっかり冬の様相を呈しているが、季節の進行に応じて、自分の取り組み、さらには人生が着実に深まっているのを実感する。フローニンゲン:2018/11/18(日)20:14

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