時刻は午後の七時半を迎えた。夜空に三日月が浮かんでいるのが見える。
数時間前に遡ると、今日は晴れた夕方の空を眺めることができた。数羽の鳥が夕暮れ時の空を舞っていた姿を思い出す。
光の波が冒険を終えて、彼らは自分たちの家に帰ろうとしているかのような雰囲気が、夕方のフローニンゲンに漂っていた。明日もまた、光の波は冒険に出かけていくだろう。
今日は計画通り、夕方に、大学院の出願に関するオンラインアプリーケションを完成させた。一時間ほどそれに取り組み、あとはCVを最新版にすることと、最終確認をした志望動機書をアップロードすれば良いだけとなった。
アプリケーションの画面を見ると、推薦状を依頼したうちの一人である、マイラ・マスカレノ教授が午後に推薦状を提出してくださったという情報が表示されていた。それを見て、すぐにお礼のメールを送っておいた。
一週間ほど前に、すでにサスキア・クネン教授も推薦状を提出してくださっており、あとはルート・ハータイ教授からの推薦状を待つだけとなった。大学院への出願の締め切りは、来年の一月初旬だが、来月の半ばには出願を済ませることができるだろう。新たな協働プロジェクトが始まることを考えると、時間的な余裕を持って提出を済ませておきたい。
今日は午前中に、武満徹に関する書籍を読み、午後にはシュタイナー教育に関する書籍を少しばかり読んだ。明日はシュタイナー教育に関する書籍を読むことに加えて、もう一度、マーク・フォーマン博士の“A Guide to Integral Psychotherapy: Complexity, Integration, and Spirituality in Practice (2010)”を読もうと思う。
ちょうど先日に行われた、協働者の方たちとのミーティングの中で、ロバート・キーガンの発達モデルで言うところの発達段階5が持つ限界について話題となった。その点についてこちらから二、三紹介したが、改めて段階5の限界について考えてみたいという気持ちになった。
さらには、本書で紹介されているように、発達段階5.5、6の特徴及びそれぞれの段階の限界について再度確認をしておこうと思う。本書を参考にして、それらの点についてまとめておこうと思う。
ケン・ウィルバーの最新刊である“The Religion of Tomorrow (2017)”においては、発達段階8まで言語化されているのだが、それらの段階の特性を知的に理解することはなかなか難しいため、明日は段階6までの理解を深めていくことに留める。段階5.5と6が持つ固有の価値は何であり、固有の精神病理や構造的な限界は何かについて考えをまとめておこうと思う。
今日はこれから、本日最後の作曲実践を行う。その際には、ハイドンに範を求める。
当初の予定では、テレマンに範を求める予定であったが、その計画は明日に回す。明日もまた、探究活動と創造活動に納得いくまで従事する一日となるだろう。フローニンゲン:2018/11/13(火)19:41