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3389. 就寝前の研究アイデアと巨大なものとのつながり


闇に包まれた外の景色を眺めていると、昨夜の就寝前に、今後の研究に関していくつかのアイデアが生まれていたことを思い出した。アイデアが生まれた時に、それらを全て、ベッドの横に置いてあるメモ用紙に書き留めていた。

今、改めてそのアイデアを見返している。暗闇の中でメモをしたため、解読が少し難しいが、一つ目は、シュタイナー教育の価値を多角的に研究していく内容だ。

例えば、シュタイナー教育が持つ認識論的な価値、霊性的な価値、芸術的な価値など、いくつかの領域に分け、一つ一つの領域に対して論文を書いていくようなことを考えていた。

昨日もふと、シュタイナー教育が現代社会で放っているユニークさについて考えており、そうしたユニークさはどのような価値から生まれているのか、あるいは、どのような価値と結びついているのかを考えていた。シュタイナー教育を多角的に研究する際には、特にその思想体系に注目をしたいと思う。また、研究する観点については、上述のもの以外にも、多くの点を考えていきたいと思う。

もう一つメモをしていた内容は、現代社会の様々な国が行っている教育が持つ哲学体系を調査していくというものである。端的には、各国の教育はどのような教育思想に基づいているものなのかが知りたくなり、それは教育思想の内容面のみならず、構造的にどのような発達段階に依拠する思想なのかを知りたくなった。

これも一つの学術研究として進めたいと考えているが、少しばかり調査の規模が大きく、仮に取り掛かるとしたら本腰を入れて取り組む必要があるだろう。今の私は、様々な教育思想に関心があるだけではなく、それらの教育思想が依拠している構造特性にも関心があるようだ。

そうした構造特性を発達理論の観点から分析していくだけではなく、様々な哲学領域の枠組みを活用しながら分析をしていきたいと思う。そのためには、数日前に購入した一連の哲学書が役に立つだろう。それ以外にも、過去に購入して一読済みの哲学書を再び紐解こうと思う。

まずは様々な哲学上の概念や枠組みに習熟し、その過程の中で、現代の教育上の課題にそれらの概念や枠組みを活用し、課題の根本原因を分析していく。今日もそうした取り組みを実現させるための読書を行っていこうと思う。

早朝の作曲実践を始める前に、ふと今朝方の夢が持つシンボルの意味について考えていた。それはとりわけ、カミキリムシに関するものである。

巨大なカミキリムシが現れた時、友人の父は、包丁を用いてカミキリムシの背中を切り落とそうとした。しかし、それは失敗に終わった。

カミキリムシは、「髪切虫」と表記するらしいが、それは「髪」を切ることに由来しているのみならず、仮に「神」を切るという意味も含まれているとしたら、というようなことを考えていた。

夢の中のカミキリムシは、何かを切ろうとする様子は一切なく、一方で友人の父がそれを切ろうとしていたことも不思議だ。さらに不思議なのは、鋭利な包丁で切りつけても、その巨大なカミキリムシはびくともしなかったことである。

切れないカミキリムシは、神と切れないことを示唆しているのではないか、とふと思った。そこには神との断ち切れぬつながりが存在しているように思えてきた。

あの巨大なカミキリムシは、私たちの存在一つ一つが、何か巨大なものとつながっていることを教えてくれていたのではないだろうか。フローニンゲン:2018/11/12(月)07:28

No.1406: Adventure of Light Waves

A couple of birds are flying in the evening sky.

Light waves are going to end their adventure today, and they are returning their home.

They will have an adventure tomorrow, too. Groningen, 16:21, Tuesday, 11/13/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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