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3372. 原稿のレビューを終えて


時刻は午後の五時を迎えた。午前中から取り掛かっていた書籍の原稿のレビューが随分とはかどり、残りは二章分のレビューだけとなった。

本日のレビューはここで止めにし、残りに関しては明日レビューをしていこうと思う。レビューの最中、今回の書籍の物語の世界の中に浸っている自分がいることに気づかされた。

物語の世界に入りながら、そうした自分に気づいているというのは、もしかすると物語の世界の外にいると言えるかもしれないが、自分の心が物語の世界の中にあったことは間違いない。午前中と午後の時間を使って、予想以上にレビューが進んで行ったのは、本書の物語が持つ力によるものかもしれない。

明日に残りの二章のレビューをすることができたら、いよいよ最終原稿の完成となる。協働執筆者の方に予定よりも一日早く原稿を渡せるかもしれない。あとは、協働執筆者の方に参考文献リストを完成してもらえれば、原稿は一旦完成となる。

今日のフローニンゲンの夕日は、エメラルド色に輝いている。雲が一つもない空が、何層かの色に分かれている。

夕日が沈んでいく方向の空は薄くオレンジ色に輝いており、自宅の上空の空は薄いエメラルド色に輝いている。ひと時の間に見せる空の美しい表情を眺めながら、今日も非常に充実した一日だったと振り返る。

充実感ではち切れんばかりの毎日が続く。そうした毎日を送っていると、私はもはや充実感を持たなくなった。私は充実感となった。

今日はこれから夕食までの時間を読書に充てようと思う。その際には、ケン・ウィルバーの“The Eye of Spirit: An Integral Vision for a World Gone Slightly Mad (2001)”の注記を読み進めていこうと思う。

ウィルバーの書籍の中には、注記だけで一冊の本になるものが多く、本書もまさにそうした一冊だ。改めて本書の注記を眺めてみたところ、以前に半分ほど一読していたようである。

以前本書を読んだのがいつなのか定かではないため、もう一度最初から注記を読み進めていこうと思う。夕食後には、ハイドンに範を求めて本日三度目の作曲実践をする。

最近は、活字世界に長居しすぎたと思ったら、積極的に音楽世界に移動するようにしている。作曲をした後には必ずその絵に対してデッサンをしているので、絵画世界に移動することも同時に行っている。

複数の世界を移動することは、私の存在を包括的に支えている。それに加えて、そうした複数の世界の越境は、包括的に自己を育んでいることにも気づく。

明日も今日と同じように、複数の世界を行き来しながら、自己をより豊かに育んでいきたいと思う。フローニンゲン:2018/11/8(木)17:16

No.1395: On a Calm Afternoon

It stopped drizzling.

Now a very calm atmosphere is embracing Groningen.

I’ll go for a walk to go to my favorite cheese store. Groningen, 15:04, Friday, 11/9/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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