時刻は午後の三時半を迎えようとしている。今日はここ数日と異なり、一日中薄い雲が空を覆っている。
寒空の下を人々が自転車を漕ぎながら移動している。一日の始まりと共に、何かに対して祈りを捧げるかのように本日の活動を開始したのを思い出す。一つ一つ自分の取り組みを深めているという実感と共に日々が過ぎていく。
午前中にマーヴィン・ミンスキーの書籍を読み終え、つい先ほど、脳神経科学に関する書籍を読み終えた。どちらも今後も折を見て読み返すことになるだろう。
後者の書籍を読んでいると、ジョン・エフ・ケネディ大学時代に履修したコースのおかげで、脳科学についての基礎的な知識が獲得されていると思った一方で、いくつか目新しい概念があったのは興味深かった。脳に関しての研究をすることはないと思うが、脳に関する研究成果については、今後も論文や書籍を通じて学習を継続して行こうと思う。
空間に形があり、時間と空間が不可分のものなら、やはり時間にも形があるのではないだろうか?ということを考えていた。これは昨日にも浮かんだ考えであり、どうも時間にも固有の形があるように思えてくる。
時間が長く感じられたり、短く感じられたりするときに、その感覚は身体空間的なものであるのと同時に、それは時間が持つ固有の形に対して生じているものであるように思う。
音楽は時間に埋め込まれたものであるとよく言われるが、自分の曲を聴きながら、その曲が喚起する感覚をデッサンしていくと、どうやら曲が固有に持つ時間には固有の形があるのではないかと思えてくる。
毎回のデッサンで表現されるものが異なるのは、それは曲が固有に喚起する感覚が異なるからであり、同時にそれはその曲と不可分である固有な時間が固有の形を持っているからなのではないだろうか。そのようなことを考えていた。
これからテレマンの曲に範を求めて作曲を行うが、その際には曲に埋め込まれた時間が持つ固有の形に意識を当ててみようと思う。作曲実践を通じて自分の考えを検証していき、時間の性質を扱っている物理学の書籍を読んだり、物理学者の友人に話を聞いてみることも今後行っていく。
作曲実践が終われば、そこからは本棚に置かれている書物の中で、その時の自分が読みたいと思うものを引っ張り出し、それを読み進めていく。古書店で書籍を吟味する時のように、本棚の前で立ちながら、あるいはその場にしゃがみこんであれこれと書籍を読んでいく。
古書店で書籍を吟味していると、あっという間に時間が過ぎ去っていくのは、もしかするとその時には読みたいと思う書籍の読みたいと思う箇所を集中して読んでいるからなのではないかと思う。今日からしばらくは、そのように書籍を読んでいこうと思う。その日の自分が最も読みたいと思うものだけを集中して読み進めていく。
未読の書籍が全てなくなったので、今夜にでもイギリスやドイツのアマゾンを経由して、芸術教育の哲学に関する書籍を15-20冊ほど購入したい。フローニンゲン:2018/11/5(月)15:41
No.1387: The Evening Glow for Tomorrow
I’m seeing anexquisitesunsetright now.
It makes me believe a hopeful tomorrow. Groningen, 17:41, Tuesday, 11/6/2018