日曜日が緩やかに終わりに向かっている。明日からは新しい週を迎える。
夕方、街の中心部の教会の鐘の音が自宅まで聞こえてきた。鐘の音に耳を傾けていると、どこか心が安らいだ。
そうした気持ちのまま、沈みゆく夕日を眺めていた。それは、銀河の輝きのような夕日だった。
時刻は午後八時に近づき、いまはもう辺りはすっかりと闇に包まれている。これから深夜にかけて気温が下がるであろうから、ヒーターを再びつけ、部屋を暖かくすることにした。
先ほど書斎の本棚を眺め、マーヴィン・ミンスキーの“The Society of Mind (1985)”という書籍を手に取った。中身をパラパラと眺めてみると、以前読んだ時には気づかなかったような興味深い事柄がいくつも存在していることに気づいた。
そこからしばらく本書を読み進めていた。明日もこの書籍を読み進めていこと思う。その際には、内容の面白さを考慮すると、丁寧に読み進めていきたい。
本書の冒頭を読んでいると、本書はミンスキーの人柄が強く滲み出ていると感じさせられた。ミンスキーは人工知能の世界では非常に有名な研究者であり、そのような一流の研究者が執筆した書籍は難解なものが多い傾向にあるが、本書は実に読みやすい。
ここにミンスキーの親切心のようなものを見て取ることができる。本書に合わせて、書斎の別の本棚を眺めると、脳神経科学に関する専門書の背表紙が気になった。
その書籍はジョン・エフ・ケネディ大学に在籍していた際に、「脳神経哲学(neurophilosophy)」という講義を受講していた時に購入したものである。それはかれこれ六年前のことになる。
明日は、久しぶりに本書を読み返そうと思う。確かに私が専門としているのは、目には見えない主観的な意識現象と知性だが、それでも物理的な脳にも関心がないわけではない。
意識や知性について日々探究をするというのは、内面宇宙に関する探究をしているのと同じであるが、今日は物理的な外面宇宙への関心が高まり、いろいろと文献を探していた。その中でも、ケンブリッジ大学出版から出版されている“The Cosmos: Astronomy in the New Millennium”という書籍は、オールカラーであり、文献リストを含め、内容がとても充実していると思った。
アメリカのアマゾンよりもイギリスのアマゾンで購入する方が安く、さらに調べてみると、ドイツのアマゾンで購入する方が安いことがわかった。そして嬉しいことに、ちょうど来年の一月末に改訂版が出版されるとのことなので、もうしばらく待ち、来年になったら本書をドイツのアマゾンから購入しようと思う。
特に、ダークマターとダークエネルギーの性質と、ブラックホールについて関心があり、それらの項目についても本書に解説があるようなので、本書を読むことが今から楽しみだ。
明日も本日と同様に、探究活動と創造活動を充実した形で進めていこうと思う。フローニンゲン:2018/11/4(日)20:04
No.1384: Darkness as a Close Friend
Looking at the outside from the window of my study, it became dark before I knew it.
Darkness is my close friend. Groningen, 17:36, Monday, 11/5/2018