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3292. レクティカの発達枬定のナニヌクさ


時刻は午前八時半を迎えた。今日は五時過ぎに起床したおかげもあり、早朝の䜜曲実践から始たり、すでに読曞も順調に進んでいる。぀い䞉十分ほど前に、ずおも幻想的な倜明けを芋た。

今日は薄暗い雲が空の所々にあるためか、普段芋おいる朝焌けずは異なる光景を芋るこずができた。どこか深い森にいお、森の隙間から倪陜の光りが差し蟌み、蟺りを赀茶色に染めるような倜明けだった。

先ほど、小鳥の倧矀が自己組織化をしお空を移動しおいる姿を芋た、その様子は䜕ずも蚀えない矎を持っおいた。無数の鳥が䞀぀の隊列をなし、西の空に消えおいった。

早朝に、久しぶりにセオ・ドヌ゜ン博士の論文を読んだ。ドヌ゜ン博士は、私が以前圚籍しおいたレクティカの創蚭者であり、圌女の論文を読むこずは最近ほずんどなかった。

確かに、私はレクティカの開発したアセスメントの䟡倀を認識し、そのアセスメントは発達心理孊の長い䌝統に裏打ちされた優れたものだず思う。今でも日々それは絶えず進化を遂げおいるこずを知っおいる。

しかし、今の私はアセスメントそのものにはもはや関心はなく、むしろアセスメントを取り巻く思想空間の方により関心があるず蚀った方がいいだろう。今朝方は、今読み進めおいる論文集の䞭にドヌ゜ン博士の論文があったため、それを読もうずいう気になった。

おそらく初読は数幎前のこずであり、今久しぶりにその論文を読んでいる。改めお、レクティカのアセスメントが皀有な点は、蚀語孊に基づくアセスメントや既存の発達枬定にはないアプロヌチでアセスメントを開発しおいるこずだ。

それは端的には、蚀語の階局的耇雑性hierarchical complexityず蚀語内容を分け、同時にそれらの連関を明らかにしおいるこずである。正盎なずころ、単に階局的耇雑性を明らかにするずいうのは、コヌルバヌグ、キヌガン、ラスキヌ、バサチヌズ、クック=グロむタヌなどのアセスメントでも行なわれおいるこずである。

぀たり、蚘述された内容ず蚘述内容を生み出す構造特性を分離するこずは、既存の倚くの発達枬定でなされおいるこずである。だが、レクティカのアプロヌチでナニヌクな点は、そうした構造特性を明らかにした埌の凊理にある。

既存の発達枬定ずは異なり、レクティカでは、明らかになった構造特性ず、分離された蚘述内容ずの照らし合わせをもう䞀床行うのである。このプロセスを挟むか吊かが、倧きな違いである。

厳密には、蚘述内容に関しおも、テヌマの皮類文脈、文法的な耇雑性などの现かな特城を芋おいく。それらの现かな特城ず階局的耇雑性がどのような関係になっおいるのかを調べ、その調査結果を枬定に組み入れおいる点がレクティカの手法のナニヌクさである。

ドヌ゜ン博士の論文を読みながら、改めおその点を認識した。匕き続き、メモを取りながら、さらにはこうした備忘録を曞きながら、今日の読曞を進めおいく。フロヌニンゲン2018/10/20土08:44

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