今日はこれから、過去に作った曲を少しばかり編集し、その後、テレマンに範を求めて一曲作る。一昨日、そして昨日に引き続き、今日もテレマンのピアノ曲をかけながら仕事に取り組むことにした。
昨日の作曲実践の際に、久しぶりに意図的に転調を活用した。ここ最近は意図的に転調を活用することは少なかったが、昨日それを活用してみて、改めて学びがあったように思う。
転調を活用すると、各調の特性を比較できるため、それぞれの調の固有性を掴む上で勉強になる。今日の作曲実践で転調を活用するかは定かではないが、これからの作曲実践ではやはり色々なことを試していきたいと思う。
新しいことを試してみなければ、新たな発見はなかなか得にくい。作曲という行為そのものは変えずに行っていくが、その中で行なわれていることは絶えず新たな試みであるというような実践にしていきたい。
新たな試みに従事するためには、作曲に関する観点と知識が必要であり、同時に自分の閃きや直感などを大切にしたいと思う。今日の作曲実践の計画としては、早朝にテレマンに範を求め、昼食後にハイドンの曲を参考にし、夕方か夜にはモーツァルトの曲を参考にしたい。過去の偉大な作曲家の肩に乗りながら、彼らを師として今日も作曲実践に励んでいく。
本日の探究活動に関しては、“A History of Art Education: Intellectual and Social Currents in Teaching the Visual Arts (1990)”の再読を午前中か午後の早い段階で終えるようにしたい。本書から得るものは非常に多いため、二読するだけでも全く足りないのだが、とりえず今回読み通すことができたら、一旦本書から離れる。関心を寝かせる時間を設けたいと思う。
本書を読み終えたら、昨日に届いた“Social Justice and Educational Measurement (2017)”の初読を始めたい。本書は、私が過去八年間に渡って着目し続けている哲学者のザカリー・スタイン博士が執筆したものである。
この書籍は、スタイン博士がハーバード大学教育大学院に提出した博士論文が元になっており、実は本書は2016年に出版されていたのだが、その時には自分の関心とそれほど合致していないように思われたのと、書籍の値段が非常に高価だったこともあり、購入を控えたことを覚えている。
それから二年経って、本書が自分の関心と密接に関係しているものであることがわかり、さらには当時よりも手頃な値段で本書を購入することができるようだったので迷わず購入をした。本書は、教育の世界に存在する標準化テストの歴史を紐解きながら、哲学者のジョン・ロールズの哲学的思想に基づいて、あるべきテストの姿を浮き彫りにしていくことを目的にしている。
私自身も小中高において、標準化テストの存在意義を随分と疑うような体験をしており、スタイン博士の研究には大変共感を受ける。純粋に、標準化テストの歴史について深く知り、これからの時代に求められるアセスメントの姿を考察していく上で、本書は非常に有益だろう。
さらには、私の現在の最大の関心事項である芸術教育に関して、それを取り巻く社会思想と芸術教育システムの変遷、さらにはあるべき芸術教育の姿を考察する上でも、本書は数多くの洞察を与えてくれるだろう。スタイン博士が博士論文及びこの書籍を執筆する際に活用した観点と方法を学ぶことも、本書を読む目的となる。
この書籍については、初読の時から一字一句読むようにしたい。フローニンゲン:2018/10/14(日)07:03
No.1348: A Parade of Musical Notes
I can see a night sky without the moon and stars, but I can feel that musical notes are parading inside of me. Groningen, 20:39, Thursday, 10/25/2018