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3260. 海の上を飛ぶ夢


今朝は七時に起床し、七時半から一日の活動を始めた。今日も比較的長い睡眠を取ったため、心身の状態は極めて良好だ。

本日は土曜日ということもあり、昨日にも増して辺りがとても穏やかだ。ちょうど今朝日が昇り始めており、赤レンガの家々の輪郭が見えてきて、紅葉した街路樹に朝日が少しずつ当たり始めている。今この瞬間のフローニンゲンの町の様子はとても幻想的だ。

起床してみてすぐに気づいたが、今朝は気温が暖かく感じられる。天気予報の通り、今日と明日は秋のフローニンゲンにしてはとても暖かい日となる。

今日の最高気温に関しては、26度に到達するようであり、明日のそれは23度だ。明後日からは18度になるが、この土日は暖かい日を過ごせるだろう。

先日、人間の心に潜むシャドーについて言及していたように思う。シャドーは、悪事を働くこともあるが、個人の創造性の源や活動の原動力になり得るという肯定的な側面も持っているという話だった。

シャドーを単に諸悪の根源とみなすこともまた諸悪の根源なのだということを書いていたように思う。今朝方は、そうしたシャドーが夢の世界を形作り、印象深い夢を見ていた。

夢の中で私は、干潟のような場所を歩いていた。何の目的があってそこを歩いていたのか全くわからない。

周りには誰も人がおらず、私は一人でその干潟の上を歩いていた。しばらく干潟を歩いていると、自分が随分と遠くのところまでやってきた感覚があったので、そこで初めて後ろを振り返った。

すると、潮が満ちてきており、自分が通ってきた場所は全て海に変化していた。再び前を振り返ると、目の前も海に変わっていた。かろうじて、自分の足元だけがまだ干潟の状態であった。

潮の満ち引きは想像以上に早く、このままだと足場が無くなってしまう恐怖を感じた。だが、もう手遅れなほど潮が満ちてきている。

そこで私は、空を飛ぶことによって来た道を引き返そうと思った。空に浮かび上がり、空を飛び始めると、自分が歩いてきた場所はもう海面の随分下にあることがわかった。

遠くの方にヤシの木のような植物がかろうじて見えた。おそらくそこが自分がやってきた島なのだと思い、そちらの方に向かって飛んで行った。

その小さな島に近づくと、左手にマンションが見えた。一棟だけぽつりと立っているマンションの下の階は海面の下にあり、このマンションにどのような人が住んでいるのかとても気になった。

そこからさらに飛行を続けていると、海面の下からサメが出てきはしないかという恐れが生まれた。私が飛行している高さは低く、海面から一メートルほどの高さでしかなく、仮に水面下からサメが顔を出したら、自分は食べられてしまうかもしれないという恐怖があった。

そこから何とかもう少しだけ高度を上げ、飛行を続けると、ようやく右手に見覚えのあるカフェとレストランの姿が見えた。どちらの店にも多くの客が入っており、とても賑わっている。

その姿を見て、無事に元いた場所に帰ってこられたことに安堵感を覚えた。そこで夢の場面が変わった。

その後の夢の場面では、以前勤めていた会社の上司が出てきたことを覚えているが、それほど記憶に残る夢ではなかった。前半に見ていた夢について、とりわけそこに現れていたいくつかのシンボルの持つ意味に対して静かに振り返ることから今日が始まった。フローニンゲン:2018/10/13(土)07:53

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